奥羽本線の福島駅を出て最初の難所が板谷峠になります。
古くは4110やE10といったEタンクのSLが使用されていましたが、この難所を克服するためこの区間のみ地域に先駆けて1949年に直流電化、1968年に周りに合わせて交流化されましたが、今では改軌までされてしまっています。
最初にこの地を訪れたのはEF64を使用した直流電化の時代で、機関車にも添乗させてもらったのですが、今回お目にかけるのは交流化された後のものです。
午前中は磐越西線の更科信号所にいたので、ここ峠駅に着いたのはお昼を過ぎており、撮影した本数も少ししかありません。
スイッチバックの行き止まり駅である峠駅の裏から本線へと降りて、最初の撮影は下って来る客車列車です。
次に、駅への分岐器を雪から守るスノーシェッドを入れて、下りの特急つばさ の通過を狙います。
今度は上り客車列車を撮影しますが、こちら側は午後逆光になってしまいます。
撮影したこの辺りがこの線での最急勾配38‰になっていますが、強力な電機にとっては大したことはなさそうです。
列車の後姿も撮影しましたが、最後尾の開けっ放しの連結部からの転落防止など気にしない、良き時代でした。
すぐにスノーシェッドに入って行くと、折り返して峠駅に停車した客車列車が丁度発車してきました。
明日は仙山線の奥新川駅方面へ向かう予定です。
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