2017年5月22日月曜日

宗谷本線 塩狩峠 1970.3.28

 旭川駅から北へ30km程に位置する塩狩峠は、宗谷本線の唯一の峠越えと言える区間で、これ以外に宗谷本線には大した勾配が無く、C55が軽快に走る路線でした。

 石狩川水系と天塩川水系との分水嶺で、塩狩駅のわずかに南側をサミットとし、両側に20‰の連続する難所でしたが、早いうちから補機にDD51を配備しており、訪れた時も既に補機は無煙化されていました。

 夜行列車で旭川駅に着き、宗谷本線の列車に乗換える前に、駅で旅客列車の先頭に立つD51の姿から撮影を開始です。


 塩狩駅に降り立ち、蘭留駅方向へと撮影ポイントを求めて歩きましたが、さすがに豪雪地帯で雪の壁が高く、線路際の壁の上からでないと足回りが写りません。

 最初はサミットを越えてきた、上り貨物列車がやって来ます。


 最後尾にはDD51がぶら下がっています。


 下り貨物列車が来ましたが、煙は迫力がありません。


 後補機のDD51が強力のため、本務機が全力を出していないようです。


 本命のC55牽引の321列車が峠道を上ってきました。


 これまた、急勾配とは思えないような煙しか上げてくれません。


 保線の方たちの脇をDD51が過ぎて行きました。


 和寒駅で補機仕業を終了し、単機でDD51が次の仕業に就くべく、蘭留駅へと回送して行きました。


 下り貨物列車が来ましたが、これまた大した迫力はありません。


 ギースルエジェクター付のD51953が本務機で、先ほどのDD51が後ろに付いています。


 この貨物列車を撮影後、もう1本の本命、322列車を上り勾配区間で撮影すべく、塩狩駅から和寒駅に向かいました。

 国道を塩狩峠へと向かって歩いたのですが、大量の雪で線路に近づけません。
 仕方なく、道路際から線路を見上げる構図で何とか撮影しました。


 和寒駅に戻り、今夜のねぐら、札幌駅に向かいました。




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