2019年8月19日月曜日

 足尾線の C12 二度目の訪問 1969.6.15

 梅雨入り前の暑い日に、前年の冬以来2度目となる足尾線の撮影に参上しました。

 生来の怠けものですので、それ程の早起きをせずに出発し、足尾線のDCの乗客になったのは昼近くになっていました。

 最後尾で眺めていたら、大間々駅で交換の上り貨物列車を牽引する C12 の顔が見え、慌てて撮影しました。


 そのまま乗車を続け、今回も重連区間である神土駅で下車、今は無き草木駅方向へと線路端を辿りました。

 最初にやって来るのは上り貨物で、下り勾配のうえ C12 はバック運転なのであまりサマになりません。


 次は下りの貨物で、当然ながら黒煙を上げながら力行してきますが、冬場の迫力には遠く及びません。


 後ろ姿を見送ると、犬走りを荷物を背負った婦人が元気に歩いて来ます。


 今では見られない光景ですが、線路を歩くのは、当時は日常的な事だったのです。

 このあとは足尾方向から単機の C12 が来るはずなのですが、一向に姿を見せず、下り貨物の時間になってしまいました。


 前の列車と同様に貨物の量が少なく、単機での牽引で十分だったようです。


 単機牽引の後ろ姿を撮影したら、もう戻る時間です。


 前回は先に進み過ぎたので帰りの列車に乗り遅れましたが、今回は無事に予定通りに帰宅できました。

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