夜の倶知安 C62重連 1970.3.29

　美唄駅から山線の倶知安駅まで移動したのは、夕刻発車する 急行ニセコ３号 を撮影するためで、ここには多くのファンが集まりました。

　倶知安駅に到着し、まだ時間があるので、まずは構内で入換をしている二つ目の 79615 を撮影します。

　ここには駅構内を跨ぐ跨線橋があり、撮影には好都合でして、137レが到着しました。

　今度は上りの、荷42レが発車して来ます。

　ホームには上り貨物を牽いたナメクジが停まっているので、見に行きました。

　そうこうしているうちに暗くなり、ニセコ の到着が迫って来ます。

　殆んど前が見えない中、停車位置の検討をつけ、三脚をセット、距離や絞りを適当に定めてレリーズを握って待つと、C62がゆっくりと進入してきました。

　いいかげんな見当でのバルブ撮影を続けます。

　やがて発車合図のブザーが鳴り、長笛２声、猛烈な勢いで発車して行きました。

　フィルムカメラなので、無事に撮れたか不安に思いながら、今夜の宿に向かいました。