関西本線最大の難所と言えば、加太トンネルをサミットとする鈴鹿山脈越えで、トンネルの東側にある中在家信号場が有名でした。
この信号場は当然山の中にあり、加太駅から徒歩で行くには遠すぎるので、手前の有名撮影地である大カーブを目指して歩きました。
道のりの途中で下り列車が迫って来たので、何とか撮れそうな場所で迎え撃ちます。
後補機も、木々の隙間から、辛うじて捉えられました。
目的の大築堤に着き、大汗をかきながら、そして蝮に気を付けながら登ります。
やがて後補機を従えた、下り貨物が近づいて来ました。
25‰をゆっくりと上って来ます。
速度が遅いので、手巻きでも多くのシャッターが切れました。
このあとは上り列車が続きます。
こちらも後補機付です。
次の列車は、角度を変えて撮影します。
同じく、後補機を付けて、転がり下りて行きました。
ここらで場所を変えて下に降り、光線の良いアウトカーブ側に行ってみました。
上りの急行DCが駆け下って来ましたが、急勾配の様子がよく見えます。
続いては下り貨物が、黒煙を盛大に上げながらやって来ました。
本務機の煙が漂って、列車の後部がかすんでしまいます。
暑さに負けて、これにて加太駅に引き返しました。
折しも下り貨物の到着です。
ひと休み後、単機牽引で鈴鹿越えに出発して行きました。
この頃の撮影は、朝はゆっくり、帰りは早々に引き上げるという、今考えると、誠に怠けた、そして贅沢な撮影を続けていたものです。
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