東北地方のローカル線巡りの3日目は、C58 の走る陸羽西線です。
同じ C58 の走る陸羽東線は、勾配区間があるので貨物には補機運用があり、客車列車もあるのですが、陸羽西線にはさしたる勾配も無く、鉄道誌にもあまり取り上げられない線区でした。
新庄駅から各停DCに乗り、古口駅に降りてみましたが、撮影効率が良さそうに思えただけで、他に理由はありません。
雪を踏みしめて高屋駅方向に歩き、刈り取られた田圃の中で、古口駅を発車して来る貨物列車を待ちました。
先に上りのDC急行が来ましたが、こんなローカル線にも長い編成の優等列車が運転されていたのです。
交換で、発車の汽笛が響きました。
晴れ渡った中を、白煙をたなびかせて走る姿は、C58 でも十分絵になります。
次の上り貨物もこのあたりで撮影します。
駅の手前なので、力行運転とはいきませんが、黒煙を出してくれました。
最上川に合流する角川の鉄橋を渡り、古口駅に進入して行きます。
今度は津谷駅方向に進み、最上川を渡る鉄橋のたもとに向かいました。
やって来たのは各停のDCの混結編成で、当時はありふれたものです。
次は下り貨物ですが、駅の手前で煙は期待できないので、葉を落とした樹をアクセントに撮ってみました。
逆に古口駅を発車して来る上り貨物は、大いに力行してくるはずなので、鉄橋を行く姿をオーソドックスに撮影します。
C58 は期待通りの煙を吐きながら、高速で駆け抜けて行きました。
これにて3日間の夜行乗り継ぎの撮影を終え、帰途に着きました。
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