この年の12月に再び山口線を訪れたのですが、日程上、間もなくクリスマスという23日になってしまいました。
10月には場所探しで失敗したので、この時は勝手知ったる仁保駅と篠目駅の間から撮り始めました。
この日も先行して、普通DCが通過して行きます。
汽笛のあとにブラスト音が聞こえ、やがて白煙を上げながら近づいて来ました。
牽引機の C56160 には、クリスマス仕様のヘッドマークが取付けられています。
停めておいた車に戻り、今回の追いかけは徳佐駅の先のアウトカーブです。
曇天なので逆光にはならず、交換の普通DCが通り過ぎました。
まもなく徳佐駅を発車して、C56 が加速を続けてきます。
閑散期からか、客車2両だけを牽引して、単機での運転でした。
長さの短い C56 なので、真横からうまい具合に収まります。
津和野駅のターンテーブルで待っていると、向こうの方からテーブルに乗り込んで来ました。
帰りの列車の撮影は、津和野大橋と並ぶ鉄橋で、一度きりのシャッターチャンスを逃さないように待ちました。
追いかけての撮影は、夕暮れの迫る薄暗い篠目駅です。
遅いシャッター速度なので、カメラをしっかりと構えていたつもりですが、画面が傾いてしまいました。
この年のハッセルでの山口線詣ではこれで終わり、また翌年も続けることにしました。
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