2023年3月29日水曜日

2015年のアメリカ鉄旅(第2回)2015.9.5  by奥

 第2回は道路の中央を走る南シカゴ線の2階建て電車です。

2015/9/5(土曜)ブルーアイランド 1318発のメトラ電鉄シカゴミレニアム駅行きに乗車、同駅1409着 ミレニアム駅より1420発メトラ電鉄線南シカゴ線直通 南シカゴ行きに乗車。メトラ電鉄線南シカゴ支線は、昨年の「シカゴの鉄道巡り」から帰国した後、復習でグーグルの地図を見ていて路上を走行する区間がある事を見つけたので、今回は是非行ってみたい路線でした。しかし、その名も南シカゴ線で、旅行ガイドで、「治安が悪いので観光客は行ってはいけないシカゴの南側」そのものな路線のです。とは言うものの昨年の経験から電車に乗って往復するだけなら大丈夫であろうと行くことに。1457南シカゴ着、ミレニアム駅出発時はそれなりの乗客数でしたが、南シカゴには1457がら空き状態で到着。

南シカゴ駅停車中のメトラ電鉄線電車

南シカゴはその名前のイメージと異なり、工業地帯の様な殺風景な所でした。 

南シカゴ駅終端部の駅舎
 
南シカゴ駅終端部のの車止め
 
治安が悪いもなにも降車客が消えると人気が全くありません。ホームの起点側に踏切があり、そちらにも駅の入り口があるので通りを回ります。
南シカゴ駅付近の通り

南シカゴの踏切、遠くに開閉橋らしき物が見える

 踏切から起点方向をみる。渡り線は何故か片渡りで反対向きの渡り線は隣の駅の近くにあった。
1521南シカゴ発上り電車に乗車。途中駅サウスショアで下車することにします。

途中駅の線路際にあった朽ちた木造ボックスカーのだるまさん
  
サウスショア駅(なぜかサウスショア線ではなく南シカゴ線にある)
下り電車から見た所、治安には問題ない(割れた窓の家がない、商店が普通に営業している、中毒患者風の人が徘徊していない、群れて騒いでいる若者たちがいない等)と判断できたので途中のサウスショア駅で下車します。

駅前の交差点で待っていると下り電車が来た

下り電車の後ろ姿

交差点の信号が変わり発車した電車の横を車が通る 

サウスショア駅から通り(東71条通り)を歩きます。線路は併用軌道ではなく道路中央を専用軌道で通っています。地下化前の京王線の新宿~初台間が甲州街道の真ん中を通ってた頃の如しです。
 
 

バスも通っている71条通り

待つこと暫し、次の下り電車がやって来た。

後ろ姿です

次に上り(回送電車)が来ました。 


隣の駅(BRYN MAWR、どう読むのか?)まで歩きました。
道路中央にあるBRYN MAWR駅
 
ここで次の下りが到着
 
この電車で撮影終了。上り電車1636発でシカゴミレニアム駅へ戻りました。(1705着)

BRYN MAWRホームから見た71条通り

シカゴ南側の治安が悪いというのはやはり黒人居住区域(滞在は約1時間だが白人は一人も通らなかった)=治安が悪い偏見によるものと思いました。ただし、これはオバマ大統領時代の2015年の記録です。その後のトランプ大統領下の治世、BLM、コロナ禍などで状況は変化していると思います。
残念なのは電車の置き換えが進んだようで昨年は見られたイリノイセントラル鉄道時代に製造された電車が全く来なかった事です。第1日目終わりです。
 
(参考)昨年は走っていた旧型車
 

2023年3月25日土曜日

2015年アメリカの鉄旅(第1回)2015.9.5  by奥

 2014年に続いて、2015年にも大学同級生の乗り鉄N氏に誘われて、アメリカで乗り鉄ツアーを敢行した時の記録です。

2014年の翌年もNさんとアメリカへ旅立つこととなりました。 「ESTAが2年間有効なのでもう1回はアメリカに入国しないと損だ。」というのと「バス代行だったサウスショア線にちゃんと乗りたい。」と「眺めただけのAmtrakの列車にも乗りたい。」というのが動機でした。前年は、航空便、ホテルの手配を旅行社にお願いしたのですが、時代が進み今回は、航空便、ホテルに加えてAmtrak列車もNETでの手配となりました。

2回目のアメリカ行きという事もあって時間、運賃などの記録をマメに取らなかったので漏れがあります。そこの所はご容赦ください。

第1日目(9/5(土))
シカゴオヘア空港よりアメリカ入国、CTAブルーラインでシカゴ市内へ移動する辺りは昨年と同じです。昨年とは異なるホテルにチェックインの後、午後から行動開始です。

ラサールストリート(LaSalle St.)駅(以下ラサールと略す)
先ずMETRAのロックイアイランド線にラサールから乗車し、ブルーアイランド(Blue Island)駅(以下青島と略す)へ向かう事にしました。この線は昨年、終点のジョリエットからラサール駅まで上りの快速列車に乗車したのですが、ラサール~青島間は区間運転の各駅停車はジョリエットへ直通する快速列車とは別線を走り、青島で緩急接続を行うのでその模様を眺め、METRAの電鉄線へと向かう事にします。
なお、週末には2日間METRA線全線乗り放題の格安乗車券(Weekend Pass $8.00)があります。但し週末は列車の本数少ない他、全く運転の無い路線もあります。

ラサール駅(土曜の昼下がりの閑散としたホーム)
 ラサール駅は映画「北北西に進路をとれ」の「20世紀特急」到着の(鉄道ファンにとっての)名シーンで有名な駅ですが、駅舎はオフィスビルに建て替えられてホームの数も縮小されて面影はありません、今は高架の頭端式ホームが並ぶのみのこじんまりとした通勤列車専用のターミナル駅です。

待機中の列車(シカゴでお馴染みのプッシュプル式の2階建て客車)


別のホームで待機中のDL(エンジン停止中は地上から給電するらしい)
 
我々が乗車する列車は待機中の列車ではなく、これから到着の上り列車が折り返すとの事で待っていると上り列車が到着。折り返しの各駅停車青島行きに乗車します。(ラサール1210発)

ラサール駅到着の上り列車

青島行きの車中より、住宅街の道路中央を走行中

各停は住宅街の中を2~3分毎に停車を繰り返しながら進みます。途中には住宅街の道路の中央をを併用軌道のように走行する区間もありました。1250青島到着。

青島駅での28分間
青島にはロックアイランド線の車両基地、貨物ヤードがあるほか、シカゴ市内から別ルートでMETRA ELECTRIC線(メトラ電鉄と略す)の支線が乗入れており、短時間に色々な列車を見ることが出来ました。先ず、駅舎の反対側の線にラサールを1230に出たジョリエット行き快速が到着各停からの乗り換え客を乗せて1255発車します。

後続のジョリエット行き快速列車が青島に到着

青島到着後客を降ろし引き上げる各停列車

青島駅駅舎

青島駅の信号扱い所の建物とMETRAのトラックです

下り快速発車後駅を横切る踏切まで進み通りを渡りメトラ電鉄線青島駅へ行きます。
 
踏切から見たロックアイランド線青島駅
 
踏切を横切るとMETRA電鉄線青島駅
  
電鉄線青島駅で待機中の電車
 
青島1303発上りラサール行き快速

快速の後部
 
続いて1306各駅停車が発車
 
 
 
旅客列車が通り過ぎると待機していた貨物列車が発車(DL重連に貨車3両)

青島駅のヤードに留置のMETRAの列車群

この後1318発メトラ電鉄線シカゴミレニアム駅行き乗車しました。以下南シカゴ編に続きます。
 
 
 

2023年3月18日土曜日

2014年のシカゴ鉄道巡り(第8回)2014.9.13  by奥

シカゴの鉄道巡り最終日、2014年9月13日(土曜日)帰国便に乗る日です。9時にフロントで精算、出発という事にしてそれまではフリータイムです。朝食前にホテル近くのMETRA電鉄線を見に行ってきました。Nさんは早起きしてCTAのピンク線に乗りに行くと言っていました。

3日目夕方に撮影したバン・ビュ-レン駅の1つ下り方のシカゴ11条/ミュ-ジアムキャンパス駅(Museum Campus/11th St.)まで歩いて行きました。土・日・祝日は列車の本数が少く、時刻表を見るとサウスショア線は9時までに上りが1本あるだけです。11条駅を跨ぐ橋に到着、直ぐにサウスショアの上り電車がが来ました。

上り電車到着

発車後の後部を撮るべく橋の反対側へ行くと、メトラ線の下りが到着し、サウスショアの上りが出発して行きいます。
下り到着、左側の空き地にはかってイリノイセントラル鉄道の本線があった場所です

上り電車発車
さらに11条駅の南側の橋まで行って電車が来るのを待つことにします。
上り電車、上下線の間の線路は入出庫線

下り電車、右側」の本線の跡には建物が建てられている。
今改めて、画像を見るとこれらの電車の連結器は柴田式密連に見えます。貫通幌がサウスショアがゴムのカマボコ形、メトラの初期型が鋼製幌枠形、メトラの新型がゴムの円筒形と形が違います。
ホテルへ戻る途中、部屋から見えたCTAの高架線へ寄ります。


上の画像の左側がCTA2000系、右が3000系、下の画像が5000系のようです。2000系は番号が若いのに、車体は腰板のコルゲ-トが無く、ドア間の窓が固定式とより新しい感じなので車体更新されているのかも知れません。3000系と5000系は車体は同じようですが、床下機器は2000系と3000系は略同一で、5000系は異なるようでした。車内の銘板によると2000系はアルストム製、5000系はボンバルディア製、3000系には銘板が見当たりませんでした。
ホテルと高架線の間に建つ非常階段が印象的な古めのビル、中は倉庫になっていました。
右後ろに見えているのが宿泊したホテルです。

ホテル近くの劇場です
ホテルへ戻り、イ-トインで朝食、9時30分頃ホテル出発、CTAレッド線、ブルー線を乗り継いでシカゴオヘア空港へ向かい、AA153便で日本に戻りました。
最後に乗車券類です。

上左、 CTAの乗車券 紙製で2枚張り合わせで中にICの回路が入っている。片道から1日券まで共用。  
上中、METRAの窓口発行の乗車券。
上右、METRAの自動券売機発行の乗車券(クレジットカ-ド利用のみ)
中左および右、METRAの車掌発行の乗車券。色違いの理由は不明
下右、サウスショア(NICTD)車掌発行の乗車券。METRAと異なり鋏は使ってない。
下左、JRの指定席券売機発行の特急券

これで2014年シカゴ鉄道巡りの記は終わりです。翌年2015年にもNさんとアメリカの鉄旅に行きました。次回からはその時の記録を載せようと思います。以上です。