2024年9月30日月曜日

 小坂鉱山と小坂鉄道レールパーク 2023.6.23

 昨日は松尾鉱山の跡地を巡りましたが、この日は秋田県の小坂鉱山を目指しました。

 グーグルマップの上空からの写真で採掘場の跡地らしきものを探しておいたので、国道から分かれて山に向かう道を進みます。

 途中の精錬所の大きなプラントを抜けてさらに進むと、鉱山跡地へと向かう分岐がありました。

 そこを曲がりいよいよと思ったのですが、この先は民有地になっていて残念ながら立ち入りができません。

 他から近づくことができないので、仕方なく鉱山跡を訪れるのはあきらめました。

 雨も降りだしたので、小坂鉱山事務所や芝居小屋の康楽館など普通の観光をしてから、小坂鉄道レールパークで鉄を少々することにしました。

 雨天の平日なので屋外のアトラクションは中止、保存されている車両を見るだけです。


 DD13 や ブルトレ が屋内で保存されていました。


 外のヤードにはラッセル車があります。


 ホームの両側にも車両が並んでいました。


 SLとDLです。


 ヤードには他に何両かがいましたが、少々くたびれていました。


 振り返ると、先ほど見たクラが見えますが、入り口の管理員が暇そうにしています。


 といったところで、この日は消化不良状態のまま、北海道新幹線に乗るために新青森駅へと向かいました。


2024年9月20日金曜日

 廃墟と化した松尾鉱山へ 2023.6.22

  前日は花輪線の駅をいくつか巡りましたが、この日は大更駅から松尾鉱山を結んでいた松尾工業鉄道の遺構に寄りながら、松尾鉱山の現状を見に行きました。

 まず訪れたのは、途中にある 松尾工業鉄道 鹿野変電所 です。


 木立の向こうにそれらしき建物が見つかりました。


 クマザサや雑木に阻まれて近づけません。

 遠くから残骸を確認しただけで、次の目的地である 八幡平市松尾鉱山資料館 に向かいました。


 資料館には松尾鉱山の関係資料が展示されていましたが、テツとしては駐車場に保存されている機関車に目が向きます。



 近づいて撮影しました。


 ED251 です。
 正面側からも。


 廃線跡を辿ることはせず、松尾鉱山へ向かいました。

 ここは1969年に倒産した硫黄鉱山で、閉山から長い年月が経過していたので近づけるのかもわからないまま山道を進みます。
 そのうちに右手に廃墟が見えてきました。


 職員用住宅で、多数並んでいます。


 道路の先の方を見ると、窪地の先の山肌が一部表れているのが見えました。


 そちらに向かって進んで行くと、道路脇にも廃墟があります。


 その先には何かの基礎らしきものが。


 今度は多分建物と思しきものがうずもれています。


 さらに進むと急に開けて、赤い屋根のかわいらしい建物が現れました。


 この鉱山の廃坑からは汚染水が流れ出していて、その処理を行うために作られた施設とのことです。



 少し勾配を上ると、貯水池脇に出ました。


 処理される前の廃液が、異様な色をしています。

 この辺りからは最初に見た住宅群が遠望できました。


 さらに左の方にも廃墟が見えます。


 近づく道が無さそうで、望遠で撮ってみました。


 ここには多くの建物群が残り、かつての繁栄ぶりが窺えるとともに、いまだに流出する廃水の処理が必要な現実を見ることができました。

2024年9月10日火曜日

 花輪線の駅を見に行きました 2023.6.21

  花輪線といえば ハチロク三重連 で、龍ヶ森駅をサミットに33パーミルの急勾配区間が有名撮影地でした。

 この時は観光旅行でしたが、ついでにいくつかの花輪線の駅をめぐってみました。

 まずはスイッチバック駅として知られる南十和田駅です。


 駅前の印象は特に無く、ホームに入ってみました。


 線路が撤去され、中線部分には何やら建物があります。

 駅を出て、スイッチバックの終端部に行ってみました。


 夏草の隙間に車止めが見えます。

 線路への踏み分け道があり、昔と違って今はよろしくないと思いつつも上ってみました。


 ここまで列車は来ず、線路は赤さび、雑草が覆っています。

 反対側を振り向くと、


 Y字ポイントは油がまかれていて、まだ現役のようでした。

 次に向かったのは荒屋新町駅です。


 かつては補機を担当するハチロクがたむろしていたところで、構内をのぞいてみました。


 何の変哲もない交換駅です。


 ハチロクが待機していたあたりが、広いスペースとして残っていました。

 次は龍ヶ森駅、今の安比高原駅です。


 ここは駅名と共に全く変わっていて、国道も大幅に整備されてしまい、昔歩いたあたりはどこかへ行ってしまいました。

 次は岩手松尾駅、改め松尾八幡平駅です。


 龍ヶ森駅同様、昔の面影はなく、駅前広場だけがやたらに広く感じました。


 50年もたつと変わるのが当たり前とはいえ、何となく釈然としないまま、今夜の宿である安比高原のリゾートホテルに向かったのです。