糸魚川駅の西に位置する同社の工場まで、国鉄との積み替えホームから約700mの線路が敷かれ、軌間は610㎜のナローゲージです。
当時から一部のファンには知られた存在でしたが、私が訪れた時には同好の士の姿は無く、のんびりと撮影できました。
積み替えホームから、単機で工場へ戻って来ました。
大きなポプラ並木の横を、小さな機関車が進みます。
昼休みなので構内に停車して、機関士さんもいなくなりました。
運転台を覗いてみます。
この機関車は2号機と称され、協三工業で1956年に製作された(実はその前に既に作られた在庫品との話もアリ)ものです。
もう1両、1号機があるのですが、ドゴービルタイプの国産で、滅多に庫から出ないようです。
昼休みが終わり、積荷と人を乗せてバックの推進運転で工場から出て行きます。
工場内には多くの線路が敷かれていますが、急カーブでSLは通れず、人力での手押しで貨車を移動しています。
ゆっくりとした推進運転なので、容易に後から追いかけられます。
国鉄との積み替えホームに到着しました。
側線にはタンク車が留置されています。
工場で使用する重油の運搬用で、時たまこれ1両を牽いて往復するようですが、本日はお休みでした。
積み替えホームの国鉄側にはタンク車が停まっています。
柵の右側が北陸本線で、国鉄の列車が頻繁に通過していました。
この魅力的なミニ路線に長居したため、前述のように大糸線の上り貨物列車の追いかけに失敗したのです。
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