関東近郊からSLの姿が消え、かつてはC11しか走らず見向きもしなかった当線にも、この年から煙を求めて足しげく通うようになりました。
列車本数が少なく、2つの路線を効率よく回るにはクルマが必要で、この頃から多用するようになってしまいました。
早朝に郡山を出発し、手始めに日中線に直通する列車を、会津若松駅と堂島駅との間で撮影することから始めます。
撮影後、梅雨空で雨の降る中を、会津只見線の第一只見川橋梁へ向かいました。
この鉄橋は今ではCMに登場するほどポピュラーですが、当時の国道は下の方を通っており、そこから上りの混合列車を撮影しました。
次は第三只見川橋梁へ行きましたが、ここらは今でも撮影できるようですが、SLが復活してからは行っていないので様子は分かりません。
貨物列車に続いて、混合列車も通過して行きました。
撮影後は会津川口駅に向かいます。
この駅は国道と只見川に挟まれた細長い敷地ですが、貨物ヤードや給水設備等を備えた、沿線の主要駅です。
ここまでけん引してきたC11が、列車の入換を行っています。
C11の向こう側には水面が見えます。
この駅で撮影の方も折り返しますが、途中の会津水沼駅と会津中川駅の間の橋梁で、下り列車を撮影します。
先程と逆のコースをたどるので、次は第三只見川橋梁です。
上り列車は下り勾配で、煙はスカですね。
そして、やはり第一只見川橋梁で、上りの混合列車を国道から。
この先、只見線から離れて、会津滝ノ原線に向かいます。
現在は水中に没してしまった、谷底の桑原駅を発車する下り貨物列車に間に合います。
しばらくたつと、今度は上りの貨物列車が湯野上駅で交換してやって来ます。
桑原駅のどちら側も25‰の急勾配ですから、良い煙を上げてくれます。
列車はトンネルを目指して、加速を続けて行きました。
滝ノ原線での撮影は、この2本で切り上げです。
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こんにちは。
返信削除蒸気機関車の走るこれらの路線は、走る列車は変わりましたが今でも山深くローカル線そのものの素晴らしい光景を見せてくれます。か細いレールをよくぞ重たい機関車が走っていたものと思います。
その後、野岩鉄道が開業し会津滝ノ原の駅名も今では消えました。会津田島までが電化され、レールのつながった東武鬼怒川線で蒸気機関車が走るようになるとは、往時には誰も考えなかったのではないでしょうか。
お写真、楽しく拝見させて頂きました。
風旅記: https://kazetabiki.blog.fc2.com
風旅記さん、コメントをありがとうございます。
返信削除会津線は只見線を含めての名称だったのが分けられてしまい、桑原駅付近は沈んでしまい、ついには東武鉄道と繋がってしまう等、未舗装の道を追いかけた者としては隔世の感があります。
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