前年に続いて、この年も大糸線のC56を追いかけました。
非電化区間は南小谷駅から北側ですが、この区間では下り列車は下り勾配になるので、狙い目は上りの貨物列車になります。
しかし、下り貨物の南小谷駅出発が13時頃で、折り返しの上り貨物列車の撮影は16時以降になってしまいます。
まず最初は、煙を吐かない下り貨物列車ですが、平岩駅と小滝駅の間で、トンネルから出てきた姿を撮影します。
いつの間にか、C56の両妻側が警戒塗装のトラ塗りになっています。
暫し休憩というか時間をつぶした後、小滝駅の少し根知駅側の、姫川を渡る鉄橋で上りの貨物列車を待ちました。
駅構内の手前なので、煙を吐いてくれません。
テンダーのトラ塗りが目立ちます。
小滝駅からは25‰の連続勾配なので、煙を期待しながら平岩駅との間で待ちかまえました。
案の定、良い煙を吐きながらやって来ました。
小滝駅で1両切り離したようで、ワフのみを牽引しています。
再び先廻りをして、道路から北小谷駅を見下ろす地点に来ました。
この辺りの各駅では、交換列車は無くても停車して連続勾配に備えているようです。
既に夕方5時半になり、薄暗くなり始めた中を発車してきました。
今では新しい道路が出来て、この景観は失われてしまいました。
C56の奮闘を見届けて、帰途につきました。
いつもご覧頂きありがとうございます。↓陸羽東線のC58 1971.5.29 より
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