2019年9月16日月曜日

 雪の中の C62重連 1970.3.21

 この日は北海道のSL列車の雄、C62重連 が通称山線の勾配を行く姿を捉えたいと、小樽駅から DC急行らいでん に乗り込みました。

 途中の余市駅では D51941 の牽引する普通列車と交換ですが、ホームには多くの乗客の姿が見えます。


 小沢駅で下車、発車して行く急行DCを見送りましたが、無人駅となった現在とは違い、活気がありました。


 小沢駅から倶知安駅方向に線路沿いを進んで行きましたが、線路の両側は雪の壁で、横がちには撮影できず、壁の上にあがって通過列車を待ちました。


 下りの 荷41レの通過の頃は見通せたのですが、岩内線への 二つ目キューロク の時には吹雪で見えなくなってきました。


 C62重連 は悪天候を連れてくると言われていた通り、先が見えない中を小沢駅の出発汽笛の後、うっすらと姿を現わしました。


 雪が降っていても割合とナンバーは読めるのですが、この時は全く分かりませんでした。


 微かにデフのツバメマークを光らせながら、猛烈に加速して走り去りました。


 小沢駅に戻り、下りのニセコを撮影に移動します。

 上りの普通列車の牽引は、当然ながら D51 の仕業です。


 蕨岱駅で下車し、二股駅方向に進んで撮影場所を探したのですが、雪の壁で全く適当なところが見つからず、駅での撮影としました。

 駅員さんに断ってから、ホームから上り線に降り、C62重連 の通過を待ちます。


 ヘッドライトが見えたと思ったら、あっという間に雪を蹴散らせながら近づいて来ました。


 スノープラウに飛ばされた雪を浴びながら、シャッターを押し続けます。


 雪まみれになりながら、雪まみれの列車を見送りました。


 次の下り普通列車を牽引してきた D51942 は、直立したデフの前端にまで雪が付いています。


 暖房のきいた列車に乗り込み、小樽駅に向かいました。

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