工場から北陸本線脇までは610mmの線路が敷設されていて、終点には、国鉄の線路が並んで引き込まれていて、製品の積み替えを行っていました。
大糸線の C56 を撮影後、この工場についたのは丁度お昼時で、小さな機関車は積み替えホームから引き揚げてくるところでした。
単機で工場へと引き上げて行きます。
多くの線路が敷かれた真ん中に、無造作に停車し、機関士さんは昼食を摂りに行ってしまいました。
この工場は、有難いことに鉄道ファンに非常に理解があり、自由に撮影させてくれます。
昼休みが終わり、製品を積んだ無蓋車を手押しで機関車の後部に連結し、プッシュ運転で発車して行きました。
積み替えホームまでは数百メートルで、ゆっくりと走るので、そのあとを追いかけて行きます。
途中にある大きなポプラ並木や畑を横切り、積み替えホームに貨車を押し込みました。
ホームでは貨車に乗っていた人たちが、手作業で製品を降ろしています。
すぐ脇の線路には、手作り感満点のタンク車が置かれていました。
工場で使用する重油の運搬用で、たまに使用されるようです。
ホームの右側の線路が国鉄の線路で、さらに右側は北陸本線で、特急が走り抜けて行きます。
SLの運搬列車は1日3往復程度で、しばらく動きそうも無いのでこれにて引き上げました。
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