2019年11月4日月曜日

 二つの会津線の C11 1971.6.12

 これまで見向きもしなかった C11 の走る会津線を訪れたのは、六月半ばの梅雨に入ろうかという時期でした。

 この頃の会津線は、会津滝ノ原線と会津只見線の2本の路線があり、両線とも行き止まりのローカル線でした。

 この2線を効率的に撮影するにはクルマ利用が絶対で、郡山から向かったのですが、行き掛けの駄賃に、会津若松駅の先で、日中線へ向かう列車から撮影しました。


 このあとは会津只見線に向かい、第一只見川橋梁から撮影を開始します。


 今では国道が付替えられ、この橋を容易に俯瞰撮影できるようになりましたが、当時の道路は未舗装で、泥道と化しています。


 先へと進み、今度は第三只見川橋梁です。


 貨物列車の次は混合列車ですが、このあたりは今でも同じアングルで撮影できるようです。


 さらに先へと進み、会津川口駅に着きました。

 この駅から先では、運転本数や列車本数も変わり、この線の重要な駅としての役割を担っていました。


 雨の中を下り貨物が到着し、これから入換作業に入ります。


 この先会津只見駅までの区間は、撮影効率が悪くなるので、この駅で折り返して戻り、会津水沼駅と会津中川駅の間で下り貨物を撮影します。


 来た道をさらに戻り、再び第三只見川橋梁へ。

 今度は上りの混合列車です。


 この先で方向を変え、今度は会津滝ノ原線の桑原駅に向かいます。

 この時間に向かうと、運転本数の少ない貨物列車が効率よく撮影できます。


 国道からは、大川を渡る下り貨物を俯瞰撮影できます。


 程なく今度は上り貨物列車がやって来ます。


 桑原駅に停車後、カマの状態を整えて、猛然とダッシュして行きます。


 谷底の桑原駅からは両側とも25‰の上り勾配なので、上り貨物も目一杯ふかしての走りを見せてくれます。


 桑原駅と周辺の集落は、今では大川ダムの底に沈んでしまい、線路も大きく迂回して付替えられてしまいました。

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