千葉県の民営観光牧場である成田ゆめ牧場には、軌間610mmの狭いゲージの線路が敷かれ、小さな機関車がトロッコを牽いて走っています。
ここで活動しているのが 羅須地人鉄道協会 の皆さんで、かつては糸魚川の東洋活性白土の専用線で保存運転をされていましたが、同線が廃止されたのち、ようやくここに拠点を構えることができて、1996年から運転を開始されたとのことです。
年に数日の休祭日にSLを運転しているのは知りつつも、横浜の拙宅から遠いので躊躇していましたが、この年の5月の連休に初めて訪問してみました。
現地に到着すると、既に緑色に塗られた小さなSLが、乗客を乗せたトロッコを牽引して走っていました。
台湾から帰国した、楠木製作所製のBタンクです。
エンドレスの内側は、丁度菜の花の盛りで、黄色い花に埋もれるように走っていました。
小型とはいえ、撮る角度によっては十分迫力があります。
小型機は協三工業製のを何度か見ていますが、こちらは実際に働いていたものなので、やはり年季が入っています。
ティンバートレッスルに向かう勾配では、黒煙を上げながらやって来ました。
エンドレスの内側にはヤードや作業場が整備され、糸魚川にいたドゴービルも置かれています。
SLを使用しないときの牽引機、酒井の TDL-752 が休んでいました。
楠木3号機に代わって、面白い形の機関車が登場です。
羅須地人鉄道協会の自作の、縦型ボイラー機、1号マフポッター という、オープンエアーの機関車です。
マフポッターが、ヤードをかすめて通過して行きました。
今回訪問してみて、自宅からは思ったほど時間がかからず、何より楽しい場所だったので、このあとも通うことになってしまいました。
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