2023年2月6日月曜日

2014年シカゴの鉄道巡り(第3回)2014.9.10  by奥

 シカゴ乗り鉄ツアー2日目

9月10日(水)朝起きると予想外(アメリカ中部なんて雨は殆ど降らないだろうと思い込んでいたのです)に雨です。昨日購入したCTA(地下鉄とバス)の1日券が10時まで有効なので、Nさんとホテルロビーで集合し、(生粋の乗り鉄であるNさんは24時間運行と24時間券のメリットを活かして早朝から地下鉄に乗ってきたとの事)パネラ・ブレッドというファースト・フード店で朝食(ハムエッグ・チーズサンド+コ-ヒ-で$6.80)の後、ハリソン駅よりレッド線に乗車し、昨日とは反対の南側の終点へ向かいました。。昨日の撮影禁止通告を受けたのと、朝のラッシュ時である事と次の事を考慮してこの辺りはカメラはバックの中です。
シカゴの案内本やネットの記述等では、おしなべて「シカゴの南側は治安が悪いので観光客は行ってはいけない。」と記されています。 Southside of Chicagoは歌や映画でも悪所に描かれているのでここは用心です。
レッド線はシカゴ中心部を出るとやがて高速道路の中央部を真っすぐ南へ向かい、(70年の北大阪急行の万博中央駅付近の感じ)途中、チャイナタウン、シカゴホワイトソックスのスタジアムの近く(ちなみにカブスの本拠地は同じくレッド線のシカゴ北部にある)を通り、シカゴ95条駅が終点です。このレッド線、終点に近づくと乗客が殆どアフリカ系の人々になり、ついに白人系はゼロになりました(アジア系は私たち以外にも乗ってました)。どうやら治安が云々というのは白人非居住地域であるという事に拠っていると考察されました。乗客は普通の学生、勤め人といった風情で特に危ない感じの人はいませんでした(朝のラッシュ時間帯という事もあるか?)95条駅で折り返し、ローズベルト駅まで戻り、今度はオレンジ線の終点、ミッドウェイ空港へ向かいます。こちらの線は途中一般の鉄道線と並行しおりヤードや引き込み線の類が次々見えました。終点ミッドウェイ空港駅はその名の通り、空港のターミナルと連絡しており、地下鉄の車両基地が隣接しています。連絡通路でようやくカメラを出しました。
地下鉄駅から空港ターミナルビルへの通路から見た地下鉄車庫
左は空港の駐車場ビル
地下鉄の車庫にはリターンループが設けられている(手前のカーブする線路)おそらく都心のLOOPを回って戻ってくると車両の向きが変わってしまうので、検査時に向きを戻す必要があるのでしょう。昨日見た他の基地にもリターンループがありました。
中央部に事業用らしき車両が居ました
この駅のアスターミナルより始発のCTAバス55系統に乗車、次の目的地シカゴ産業科学博物館へ向かいます(55系統の終点が博物館前)。バス発車時間がまさに10:00でした。
ミッドウェイ空港バスターミナル

シカゴ産業科学博物館(Museum of Science and Industry, Chicago)
終点でバスを降りるとすぐ目の前に博物館の入り口があり、地下へ降りてゆくと入場券売り場になっていた。館内オプションツアー2回付の入場券(30数ドル)を購入。
先ずオプションツアー1.の第二次大戦時のUボート展示室(U-505)へ行きました。
U505展示室

U505魚雷発射状態のディスプレイ

艦橋付近

外観の見学は入館料のみで可、内部の見学が有料のオプションツアーです。


U505内部後部の魚雷発射管室
発射管室にも乗り組員のベッドがあり床にはバッテリー

次のオプショナルツアー2.は炭鉱の模擬坑道の見学で立坑エレベーターやトロッコの人車に乗ったのですが狭い、暗いで画像は省略です。

館内のカフェテリアレストランで昼食(サラダ+パスタ+ドリンク)後、入館の最大の目的であるTransportation Galleyへ行きます。

NYC鉄道999号機
先ずは元祖スリーナイン、NYC鉄道の4-4-0 999号機です。かって山崎氏がTMSのミキスト欄で古いSBの図面と共に紹介していたカマで、当時の最高速度記録機です。
上から見た999(キャブ屋根はキャンバス貼りであった)

他にもこんな展示がありました。(含むレプリカ、説明省略)







そして、The Great Train Story と言うHOレイアウトです。現在のレイアウトは10年前(当時)につくられたとの事です。

上の階のデッキから見た所です。

フロアレベルで見るとこんな感じです。
後方に999号機のテンダー

上方の列車は独立したエンドレス

港湾の後方にシカゴ市街地

可動橋、高架線、地下鉄も作ってある

CTAの電車はオーバースケールに見えます。

高架線の終点

ウォルサーズのキット組立品と思われる鉱山。



遮断機が開閉する踏切もありました。
他にはこんな展示が
ユンカーススツーカ急降下爆撃機。説明によれば残存2機の内の1機という

スピットファイア、上のユンカースを撃墜する位置に展示

最後にエントランスホール近くに展示されているCB&Q(通称バーリントンルート)鉄道の流線型列車「パイオニアゼファー」を見学します。




3車体連接車で先頭からキハユ+キサハニ+キサハテという編成。運転台は先頭にしかないので単端式の一種とも言えます。デルタ線かリターンループが無いと運用できません。

見学は以上で切り上げて、夕方のMETRAの通勤列車に乗るためユニオンステーションへ向かいます。(第4回に続きます)





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