シカゴの鉄道巡りの3日目(2014/9/11)です。
ホテルの部屋から外を見る、雨は降ってません。下を見ると高架線が見えます。不覚にも今朝まで気づきませんでした。(音は聞こえていたのだが)
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ホテルの部屋(25階)より |
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電車のアップ |
さらに遠くを見るとラ・サール通り駅へ入線するMETRAの列車も見えました。
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ホテルの部屋から見えたMETRA線 |
本日はサウスショアー電鉄へ行く予定です。ホテルから始発駅であるミレニアム駅(Millennium Sta. 元はイリノイセントラル鉄道のターミナル駅でランドルフ駅だったのが改称されたという)へ向かいます。シカゴ都心の距離感が掴めたのと、治安も問題ないと判ったのでループの高架線沿いに徒歩で行くことにしました。
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LOOPへ向かうCTA電車この辺は高架の脚がコンクリートに改築されている |
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LOOP進入で信号待ちの電車 |
ミレニアム駅(近くにミレニアム公園ができたのでこの駅名になったとか)の地下街のファーストフード店(ミレニアムドッグカフェ)のイートインで朝食(スクランブルエッグ、ソーセージとトースト$3.90、飲み物は別で「隣の店で買え」と言われました。隣のサブウェイサンドでコーヒー$1.76購入)を摂りました。
さて、サウスショアー電鉄(Chicago South Shore & South Bend Railroad)です。サウスショアーの名前はカワイモデルのカタログでパンターとポールを両方乗せた西武鉄道の電機と相似形に見える凸電の形とともに頭に刷り込まれています。で、そのサウスショアー電鉄がLAST AMERICAN INTER URBUNとして今なお健在で、日本車輌製(実際の製造は現地工場)の電車が走っているというのだから私的には今回の鉄旅のハイライトで、聖地巡礼の気分です。ただし、現在のサウスショア―鉄道は旅客輸送はNICTDというインディアナ州の公的組織による運行で、本来のサウスショア―鉄道は貨物専業になり機関車はDLです。
0845発サウスベンド行き7Mに乗るべくミレニアム駅へ向かいます。駅は旧イリノイセントラルのSUB URBUN線を引き継いだMETRA電鉄線とサウスショアー電鉄線では別の駅になっています。(サウスショア―線は路線の大部分がインディアナ州内のため上記のように運行が別組織になってるのでしょう)
「乗車前に乗車券を買いなさい。無札乗車は割増運賃をいただく。」との掲示があるので、乗車券を求めようとすると窓口は0900からの営業で、券売機で買えと表示されています。券売機へ行くとクレジットカード専用で、決済しようとカードを差し込むと、「カードを読めません。」というメッセージが出てしまい決済できません。2人で複数の種類のカードを入れたのですが、いずれのカードも使えず、他の券売機でも同じ状態です。ホームで待機している車掌氏に「私のカードが使えないので切符が買えん。」と申告すると「車内で買って、ただし現金だよ。一番前の車両に乗車しなさい。」といわれ事無きを得ました。
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ミレニアム駅のサウスショアーの電車 |
サウスショアーのミレニアム駅は地下駅で雰囲気は近鉄の名古屋駅に似ているように思いました。(人の数は少ないし、売店もないのですが)
定刻通り発車、途中63条駅まではMETRA電鉄線に乗り入れで急行運転です。都心部の駅に続けて2駅停車し、急行運転になるとすぐ車掌が巡回してきて無事乗車券を購入できました。($11.75)周りの客の様子を見ると切符は車内で買うのが普通のようでした。
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途中でみかけた信号取扱い所 |
シカゴ~サウスベンド間は正確な距離は調べてませんが、所要時間は2時間強で感覚的には浅草~東武日光(135km)の快速に乗る感覚(関西だったら近鉄の上本町から宇治山田への急行か)でしょうか。シカゴは中部標準時ですががサウスベンドは東海岸時間で、1時間時差があります。運転本数は平日1日20往復程度ですが終点のサウスベンドまで行くのは5往復で、午前中にシカゴを出るサウスベンド行きは乗車中の7M1本です。
電車がデューンパーク駅(Dune Park 終点4つ手前)に近づくと車掌が回ってきて「サウスベンドへ行く人は1号車。ミシガンシティへ行く人は2号車。」というような事を言っています。切り離しでもあるのかと思ったらバスがどうのと言っています。デューンパーク駅に着くと駅前にバスが停まっていました。バス代行です。言われた通り1号車のバスに乗り込み発車。バスはやがて高速道路へ入り、ノンストップでサウスベンド空港駅に到着しました。所定時刻より10分ほど早着(所定到着時刻東部時間1208)でした。
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高速道路を走行中の代行バス車窓より |
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サウスベンド空港駅に到着した代行バス |
空港駅の入り口にはこんな掲示がありました。
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バス代行の掲示 |
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サウスベンド空港ターミナル |
空港ターミナルビルの右側に並んでサウスベンド空港駅があります。以前はサウスショア電鉄の終点はサウスベンド市内だったのが空港駅まで延長されてサウスベンド市内の駅は廃止になりました。「電車に乗りたければ駅まで自動車で来い。」という事ですがシカゴ周辺の高速道路の混雑状況をみるとパーク&ライドで鉄道を利用するのメリットは十分にあるようです。
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サウスベンド空港駅 |
時間はここでは昼なのですが中部時間はまだ11時で朝食の量が多かった事もあり、昼食は抜いて観光案内所や売店を覗いて(サウスベンドの名所はチョコレート工場で、名産品はチョコレートらしい)上りの代行バスを待ちます。
駅の窓口と券売機は閉まったままで、上り1259発シカゴ行きの代行バスが4台編成で到着、切符は電車に乗ってから買えとの事でバスに乗車。乗客は1台半くらいの数でした。上りの代行バスは行き先別でなく4台のコンボイで一般道を通り、ミシガンシティ(Michigan City)へと入っていき市内の2つの駅で乗客を拾って行きます。帰りに段落としを予定していたミシガンシティの併用軌道をバスは進みます。
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代行バスの車内より見たミシガンシティの併用軌道 |
デューンパーク駅で今度はバスから電車に乗り換えです。
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デューンパーク駅に着いた代行バス |
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デューンパーク駅舎 |
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デューンパーク駅ホームで待機中の上り電車 |
発車後車内で車掌より乗車券購入、代行バスのせいでミシガンシティの段落としを止めたのでシカゴへの戻りが予定より1本早くなります。その時間でメトラ電鉄線に乗る事にして55,56,57条駅(55th-56th-57thStreet)までの切符を求めた所、ゾーン運賃制なので行きと同じ$11.75を(お釣りなしで)出すと「55~条駅までなら$11.50でいいよ。」と¢25返してくれました。どういう扱いなのか判りません。
なお、この日は9月11日でしたがシカゴでは普段の1日という感じでした。
(3日目終わり。4日目に続きます)
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