この年2回目の大井川鐵道訪問は、秋が深まった11月も下旬になろうかという時です。
それなのにスカッ晴れのポカポカ陽気で、煙は期待薄のようです。
最初の撮影地は笹間渡駅の先ですが、大井川第一橋梁に向かう築堤の下にカメラを構えました。
かなり早めに到着し、近鉄特急の上下列車から撮影開始です。
1本目のSL列車は、C108 がトラスト用の客車を含む長い編成を牽いてきました。
天気が良すぎて、前面のプレートもつぶれてしまいました。
この次は田野口駅の先、細い道を奥に入って行った、トンネルの先です。
今日は、1003レも運転されます。
C11190 が牽引してきましたが、この機関車は熊本で個人が保存していたのを大鐵が復元し、昨夏から運転開始されたものですが、私は初お目見えです。
お召し牽引の名残りの装飾が残されています。
3本目のかわね路号は、田野口駅の南側の、道路橋からとしました。
この場所では逆光、あるいは日陰になってしまい、なかなかうまく描写できません。
帰りの列車の撮影は、地名駅の手前から大井川の川原に降りて行きました。
秋の日はどんどん傾いてくるので、最初のこの1本を撮影しただけで引き上げました。
2016年に 写真集「SL現役の頃」 を自費出版し、SL時代の撮影フィルムの整理が完了しました。
引続き、SL無き後に撮影したものについても順次デジタル化を進めています。
同時に、相変わらず現在でも撮影に足を運んでいます。 といったところで
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現役の頃/その後/現在、を取り混ぜながら拙作をご紹介します。写真クリックで大画面もご覧下さい。
2019年1月30日水曜日
2019年1月28日月曜日
九月の秩父鉄道 2004.9.4
この頃、毎年遅めの夏休みの折に上信越線を訪れていましたが、この年はSL列車が運転されないので、それならばと秩父鉄道の C58363 を撮りに行きました。
背中を次々にクルマが通過する中で、上りのEC、そして下り貨物列車が通過しました。
この場所は撮影可能範囲が狭く、だれが撮っても同じようになってしまいます。
帰りの列車はお馴染みの浦山口駅と影森駅の間ですが、午後からは本格的な雨模様で、露出が全く上がらなくなりました。
2両目の屋根はグロベンだけの普通電車に続いて、ヘッドライトを煌々と光らせながら、C58363 がゆっくりと近づいて来ました。
降り続く雨の中を、秩父鉄道に続いて、JRのDCもやって来ました。
やがて C58363 の黒い姿が近づいて来ます。
雨なので、9月上旬というのに白煙をたなびかせていました。
最初のポイントは、波久礼駅と樋口駅の間の国道が線路をオーバークロスする場所です。
ここは良く紹介される場所ですが、一度も行ったことが無かったので、今回お初に参上しました。
背中を次々にクルマが通過する中で、上りのEC、そして下り貨物列車が通過しました。
この場所は撮影可能範囲が狭く、だれが撮っても同じようになってしまいます。
本命のパレオエクスプレスを撮影して追いかけますが、次第に天気が怪しくなってきました。
武州日野駅と白久駅の間に先回りして通過を待ちましたが、この場所も木が育って撮りにくくなってきていました。
帰りの列車はお馴染みの浦山口駅と影森駅の間ですが、午後からは本格的な雨模様で、露出が全く上がらなくなりました。
2両目の屋根はグロベンだけの普通電車に続いて、ヘッドライトを煌々と光らせながら、C58363 がゆっくりと近づいて来ました。
この先追いかけて、寄居駅の先の、八高線と並行する区間に向かいました。
国道に上がると、両線が並んでいるのが見下ろせます。
降り続く雨の中を、秩父鉄道に続いて、JRのDCもやって来ました。
やがて C58363 の黒い姿が近づいて来ます。
雨なので、9月上旬というのに白煙をたなびかせていました。
このあとは、いつものように長野県にて遅い夏季休暇を過ごしました。
2019年1月26日土曜日
道央の保存車両(その2) 2004.5.29~31
SLすずらん号 撮影の折に、近在の保存機を巡ったレポートの2回目です。
先ずは、留萌本線での撮影を終えてから訪れた、沼田町農業記念館に保存されている クラウス15 からです。
撮影初日は雨でしたので、扉を開けるだけの公開でした。
この クラウス15 は、晩年は恵比島駅から伸びる明治炭鉱で使用されていたもので、撮影時はこの場所で保存されていました。
晴れた翌日は、アントで庫外に押し出されていました。
現在では同じ沼田町の、ほろしん温泉できれいに保存されているようです。
続いて行ったのは、小樽交通記念館です。
土日にはアメリカ製のアイアンホース号が構内の線路を走っていますが、残念ながら平日には運転されていません。
ここでの有名な保存機は、7106 静號 です。
メインホールに展示されていますが、内部は薄暗く、今様のデジタル機では無いので、手持ち撮影は困難でした。
屋外にも多くの車両が保存されています。
国鉄蒸機は2両展示されていますが、この日は雨だったせいもあり、現役の頃よく撮影した C5550 の姿はみすぼらしく感じました。
次は、国鉄万字線の朝日駅跡に保存されている B201 です。
梅小路に保存されている B2010 は有名ですが、小樽築港機関区にいたこの機関車は、この場所でひっそりと過ごしていました。
最後は、大夕張鉄道の南大夕張駅跡の保存車両です。
地図を頼りに探したのですが場所が分からず、地元の方に教えられて到着できました。
ここには機関車は無く、客車とラッセル車が保存されています。
この キ1 は旋回窓が目玉のようで、鉄仮面の様相をしています。
北海道内には多くの保存機が点在していて、このあとも機会があるごとに各地を巡りました。
先ずは、留萌本線での撮影を終えてから訪れた、沼田町農業記念館に保存されている クラウス15 からです。
撮影初日は雨でしたので、扉を開けるだけの公開でした。
この クラウス15 は、晩年は恵比島駅から伸びる明治炭鉱で使用されていたもので、撮影時はこの場所で保存されていました。
晴れた翌日は、アントで庫外に押し出されていました。
現在では同じ沼田町の、ほろしん温泉できれいに保存されているようです。
続いて行ったのは、小樽交通記念館です。
土日にはアメリカ製のアイアンホース号が構内の線路を走っていますが、残念ながら平日には運転されていません。
ここでの有名な保存機は、7106 静號 です。
メインホールに展示されていますが、内部は薄暗く、今様のデジタル機では無いので、手持ち撮影は困難でした。
屋外にも多くの車両が保存されています。
国鉄蒸機は2両展示されていますが、この日は雨だったせいもあり、現役の頃よく撮影した C5550 の姿はみすぼらしく感じました。
次は、国鉄万字線の朝日駅跡に保存されている B201 です。
梅小路に保存されている B2010 は有名ですが、小樽築港機関区にいたこの機関車は、この場所でひっそりと過ごしていました。
最後は、大夕張鉄道の南大夕張駅跡の保存車両です。
地図を頼りに探したのですが場所が分からず、地元の方に教えられて到着できました。
ここには機関車は無く、客車とラッセル車が保存されています。
この キ1 は旋回窓が目玉のようで、鉄仮面の様相をしています。
北海道内には多くの保存機が点在していて、このあとも機会があるごとに各地を巡りました。
2019年1月24日木曜日
SLすずらん号(その2) 2004.5.30
SLすずらん号 撮影の2日目です。
最初のポイントは昨日と同じで、恵比島駅から勾配に向かう区間ですが、昨日と違って本日は晴れ渡っています。
この区間は晴れれば逆光になる場所で、背中に陽光を浴びながら、C11171 が近づいて来ました。
そして気温が上がった分だけ、煙の上がり具合は昨日より少なくなります。
撮影後は、やはり昨日と同じ場所に向かいました。
今日は晴れているので海がきれいに見えますが、迫力は昨日の方が上です。
この先は追いかけずに、好天なので、昼食と共に周辺観光に出かけました。
そして帰りの列車の撮影ですが、峠下駅と恵比島駅の間の山越え区間は良い場所が無かったので、峠下駅の構内のはずれでお茶を濁しました。
やはりバック運転を正面から撮るのは、面白くありません。
最後も昨日と同じような場所ですが、水田に映る姿を流し撮りで捉えてみました。
SLすずらん号 の運転は土日のみなので、翌日はまた保存機巡りを行いました。
最初のポイントは昨日と同じで、恵比島駅から勾配に向かう区間ですが、昨日と違って本日は晴れ渡っています。
この区間は晴れれば逆光になる場所で、背中に陽光を浴びながら、C11171 が近づいて来ました。
そして気温が上がった分だけ、煙の上がり具合は昨日より少なくなります。
撮影後は、やはり昨日と同じ場所に向かいました。
今日は晴れているので海がきれいに見えますが、迫力は昨日の方が上です。
この先は追いかけずに、好天なので、昼食と共に周辺観光に出かけました。
そして帰りの列車の撮影ですが、峠下駅と恵比島駅の間の山越え区間は良い場所が無かったので、峠下駅の構内のはずれでお茶を濁しました。
やはりバック運転を正面から撮るのは、面白くありません。
最後も昨日と同じような場所ですが、水田に映る姿を流し撮りで捉えてみました。
SLすずらん号 の運転は土日のみなので、翌日はまた保存機巡りを行いました。
2019年1月22日火曜日
SLすずらん号(その1) 2004.5.29
1998年放送の、NHKの朝ドラ「すずらん」の撮影に使われたのが留萌本線の恵比島駅で、その際に使用されたのが、真岡鐡道の C1266 なのは有名です。
その評判を受けて、C11171 牽引の SLすずらん号 が翌年の5月から運転が開始されましたが、運転開始時に比べて本数が少なくなったこの年になって、ようやく撮影に行けました。
この日は天気が悪く、恵比島駅の峠下駅方向に進んだ撮影ポイントは霧で覆われていて、白く霞んだ中から C11171 が次第に姿を現わしました。
近づくにつれ、黒い車体がはっきりと見えてきます。
ここから追いかけますが、増毛方向にショートカットするルートが無く、留萌市街から左折して、箸別駅の先の線路をオーバークロスする道の近くに駐車しました。
ここからは海がバックに入りますが、雨は上がったものの、まだ露出が上がらない中を、列車はあまり時間をおかずにやって来ました。
片付けてから増毛駅に向かいます。
この駅は線路が1本のみで、活況を呈していた昔をしのばせる、広い構内が残されていました。
帰りの列車は峠下駅と恵比島駅の間の勾配区間で狙うのが常道ですが、ここは山中で、引いて撮れる場所が見つかりません。
バック運転の姿を正面勝ちに撮影するのはあまり面白くありませんが、線路際での撮影となってしまいました。
撮影後はまた追いかけまして、石狩沼田駅の先、雨竜川の橋梁を渡った場所に行きました。
これくらい横から撮れれば、バック運転でもサマになります。
このあとは保存されている クラウス15 を見に行きましたが、それについてはまた改めて。
その評判を受けて、C11171 牽引の SLすずらん号 が翌年の5月から運転が開始されましたが、運転開始時に比べて本数が少なくなったこの年になって、ようやく撮影に行けました。
この日は天気が悪く、恵比島駅の峠下駅方向に進んだ撮影ポイントは霧で覆われていて、白く霞んだ中から C11171 が次第に姿を現わしました。
近づくにつれ、黒い車体がはっきりと見えてきます。
ここから追いかけますが、増毛方向にショートカットするルートが無く、留萌市街から左折して、箸別駅の先の線路をオーバークロスする道の近くに駐車しました。
ここからは海がバックに入りますが、雨は上がったものの、まだ露出が上がらない中を、列車はあまり時間をおかずにやって来ました。
片付けてから増毛駅に向かいます。
この駅は線路が1本のみで、活況を呈していた昔をしのばせる、広い構内が残されていました。
帰りの列車は峠下駅と恵比島駅の間の勾配区間で狙うのが常道ですが、ここは山中で、引いて撮れる場所が見つかりません。
バック運転の姿を正面勝ちに撮影するのはあまり面白くありませんが、線路際での撮影となってしまいました。
撮影後はまた追いかけまして、石狩沼田駅の先、雨竜川の橋梁を渡った場所に行きました。
これくらい横から撮れれば、バック運転でもサマになります。
このあとは保存されている クラウス15 を見に行きましたが、それについてはまた改めて。
2019年1月20日日曜日
道央の保存車両(その1) 2004.5.28
この年は、SLすずらん号の撮影に渡道しましたが、運転日の前日に千歳空港から北海道に入り、各地の保存機関車をめぐりました。
最初に向かったのは、札幌の 北海道開拓の村 です。
ここは明治・大正期の建築物を保存し、開拓当時の姿を伝えるところですが、鉄道関連の保存もあります。
先ずは、復元された木造機関庫です。
右側のDLは、上芦別営林署の酒井で、ロッグカーの奥に収まっているのが、大夕張営林署の野村プリモスです。
村内の道路には、馬車鉄道の軌道が敷設されています。
札幌馬車鉄道を復元した車両を運行して、観光客を輸送していました。
次に向かったのは、三笠鉄道記念館です。
ここでは2000年9月に S-304 の撮影をしましたが、今回は平日なので庫の中で、姿を拝めませんでした。
前回紹介しなかった、釧路の太平洋炭鉱のノッポのナロー電機もいます。
また館内には国鉄型SLが静態保存されていて、59609 の他、C122 が良い状態を保っていました。
この日の最後は、やはり2000年9月に訪問した、美唄鉄道の東明駅跡に向かいました。
現役時代にも気になっていた機関車ですが、この時も以前と変わらず保存状況は良く、まわりの草が少し伸びていた程度です。
行きがけの駄賃はこれまでとして、翌日からの本命の撮影に向かいました。
最初に向かったのは、札幌の 北海道開拓の村 です。
ここは明治・大正期の建築物を保存し、開拓当時の姿を伝えるところですが、鉄道関連の保存もあります。
先ずは、復元された木造機関庫です。
右側のDLは、上芦別営林署の酒井で、ロッグカーの奥に収まっているのが、大夕張営林署の野村プリモスです。
村内の道路には、馬車鉄道の軌道が敷設されています。
札幌馬車鉄道を復元した車両を運行して、観光客を輸送していました。
次に向かったのは、三笠鉄道記念館です。
ここでは2000年9月に S-304 の撮影をしましたが、今回は平日なので庫の中で、姿を拝めませんでした。
前回紹介しなかった、釧路の太平洋炭鉱のノッポのナロー電機もいます。
また館内には国鉄型SLが静態保存されていて、59609 の他、C122 が良い状態を保っていました。
この日の最後は、やはり2000年9月に訪問した、美唄鉄道の東明駅跡に向かいました。
現役時代にも気になっていた機関車ですが、この時も以前と変わらず保存状況は良く、まわりの草が少し伸びていた程度です。
行きがけの駄賃はこれまでとして、翌日からの本命の撮影に向かいました。