小樽築港機関区

小樽築港機関区

2021年5月30日日曜日

 グリーンピア二本松の B621014 1998.8.30

 悪天候に祟られ続けたこの年の夏休みですが、宿泊地であるグリーンピア二本松に着いても雨風が強く、高地に位置するこの施設のまわりは雲海で埋め尽くされていました。

 そんな中でも、ミニSLは律儀に運転されていたので、傘をさしながら、撮影を始めました。


 地元福島の協三工業製のこの機関車は、オイル炊きのニブロクで、竣工した昭和62年10月14日に因んで、ナンバーが付けられています。


 この短い編成の後ろですら、白い霧でかすんでしまっていました。


 高地ゆえか、この時期でもまだ紫陽花が咲いています。


 夏にしては気温が低いので、SLの息遣いが感じられますが、乗客の姿は見当たりませんでした。


 これにて今回の撮影はあきらめましたが、この2年後に再訪し、この時のリベンジを果たしています。

2021年5月28日金曜日

 雨上がりの 蒲原鉄道 五泉 1998.8.28

 この年は八月下旬に台風4号による豪雨が発生し、栃木県と福島県境では土砂崩れが発生して、大被害を受けました。

 その直後に夏休みを予定し、福島県の宿を予約していたのですが、東北自動車道が不通になってしまったので、関越道経由で、新潟県から福島県へと向かいました。

 すっかり時間がかかってしまったのですが、磐越西線沿いを走るので、途中休憩を兼ねて、五泉駅に立寄りました。

 蒲原鉄道の電車が間もなく到着するので、今泉駅方向に進み、到着を待ちます。


 ワンマンなので、運転士が乗客に到着のアナウンスする姿が見えました。

 五泉駅に到着すると、数人の乗客が降りてきて、丁度JRの列車も到着してきます。


 JRからの乗り換え客を乗せて、村松駅を目指して発車して行きました。


 今回はたまたま立ち寄っただけなので、これだけ撮って先を急いだのですが、蒲原鉄道は、この翌年の10月に廃止されてしまいました。

2021年5月26日水曜日

 ひと月後にまた訪れた 大井川鐡道 1998.6.27

 五月に二度出かけた大井川鐡道ですが、そのまた一か月後にも行ってしまいました。

 梅雨の時期なのに好天が期待できることと、この日はトラストトレインの運転が予定されていたからです。

 抜里駅の先の、大井川第一橋梁の手前の築堤に行ってみると、黄色いキスゲの花が咲いていたのでこれを取り込むことにします。


 やってきた電車には、行き先表示ではなく、ハイキング と書かれたヘッドマークが付けられていました。

 お昼頃になってようやくSLの登場ですが、本日の牽引機は C5644 です。


 キスゲを絡めて、二通りのアングルで撮りました。


 次はトラストトレインの撮影です。

 田野口駅と駿河徳山駅の間の、何度も通った線路際で待ちました。


 お決まりの客車三両編成ですが、トラストトレイン運行10周年 のヘッドマークが付けられ、いつもとは違った表情です。


 別のアングルからも、もう1カット撮影しました。


 帰りの列車は C56 のバック運転なので、少し変わったものをと、大井川第一橋梁の逆光側で撮ってみたのです。


 シルエットで抜けるところは良いのですが、真横からのアングルでは、C56 のテンダーが木立に沈んでしまいました。


 トラストトレインの帰りはまだしばらく後になるので、この日はこれでさっさと引き上げてしまったのですが、今思うと残念なことをしたと悔やんでいます。

2021年5月24日月曜日

 二週間後に再訪した 大井川鐡道 1998.5.23

 連休明けに行ったばかりなのに、その二週間後にも、飽きもせずに大井川鐡道に撮影に行きました。

 この日もSL列車は2本運転されますが、最初の1001レは、このころ気に入っていた抜里駅と笹間渡駅の間の山の斜面からです。


 京阪特急の普通電車のあとに、1001レがやって来ました。


 前回と異なり乗客が多いのか、C12 が7両の客車の先頭に立っています。


 編成が長すぎるので、大井川第一橋梁を渡り始めたところで、後ろの客車を隠して撮ってみました。


 この日の大井川は、雨のあとなのか、かなりの水量です。


 次は下泉駅と田野口駅の間の、線路とは大井川を挟んだ対岸に向かいました。

 101レは、C108 を先頭にやって来ましたが、この季節ではトップライトになってしまい、あまりきれいな描写にはなりません。


 赤い花を広角で取り込んでみたのですが、これもイマイチでした。


 帰りの列車の撮影は、朝の1001レと同じ場所ですが、午後は逆光になります。


 客車よりもずっと小さい C12 ですが、横から撮ることで強調できました。


 最後は、順光になる大井川第一橋梁の抜里駅側からとします。

 バック運転の C108 が近づいて来ました。


 列車後方の温泉施設の建物が、この時にはほぼ出来上がっていたようです。


 この鉄橋の周辺は、このあとも建物が建設され、どんどん変わって行きました。

2021年5月22日土曜日

 大井川鐡道の 特急はやぶさ 1998.5.9

 五月の連休の混雑が収まった9日に、正月以来となる大井川詣でをしました。

 この日運転されるSL列車は2本です。

 1本目の1001レは、抜里駅の家山駅寄りのトンネルの出口から、このトンネルに進入して来る列車を長玉で狙いました。

 トンネルの向こう側はカーブになっているので、直前まで列車を確認できず、通過の予定時間頃にはファインダーから目が離せません。


 緩い上り勾配を登って、C108 がトンネルに進入してきます。


 間もなくヘッドライトしか見えなくなりました。


 次は地名駅の先から大井川の川原に降りて行き、塩郷駅との間で撮れそうな場所を探しました。

 この日の101レの牽引機は C5644 です。


 C56 には、特急はやぶさ のヘッドマークが掲げられていました。


 大井川鐡道では、四月には 特急さくら のヘッドマークが取付けられ、その後もこのような姿で楽しませてくれます。

 帰りの列車の撮影は、大井川第一橋梁を見下ろす、小高い場所としました。

 抜里駅近くの茶畑を、白鷺号が通過して行きます。


 101レを C108 がバック運転で牽引して来ましたが、笹間渡駅側では駐車場の整備工事が始まっていました。


 この日は乗客が少ないようで、客車3両の補機無しと、丁度良い編成です。


 102レは、はやぶさ のヘッドマークをきちんと撮るべく、抜里駅の家山駅側の、茶畑の道路からにしました。


 扇風機をまわり込んで、C5644 が得意のバック運転で近づいて来ます。


 C56 のテンダーに付けられた はやぶさマーク は、テンダーの形状ゆえ、かなり下に付けられていました。

2021年5月20日木曜日

 青梅線の クモハ40 と 青梅鉄道公園 1998.5.4

 基本的にSLが趣味の対象なのですが、この日は珍しく旧型電車の撮影に行ってしまいました。

 JR東日本・八王子支社設立記念 と銘打って、クモハ40 の2連の特別列車が運転されるとのことで、5月の大型連休中で暇だったので、カメラ1台を持ちはせ参じたのです。

 撮影場所は東青梅駅と青梅駅の間ですが、鉄とは言えないような人まで大勢が沿線に繰り出していました。

 先に 201系 が来たので1枚撮ったのですが、私にとって単線区間での姿はそぐわない気がします。


 定刻にチョコレート色の電車がやって来たのですが、お邪魔虫が多くてまともに撮れませんでした。


 さらに後追いも、人並みでシャッターが切れません。

 折返しの青梅駅に行ってみると、程よい位置に停められているので、ホームから撮影出来ました。


 既に、立川行きのサボに架け替えられています。


 連結面を覗いてみました。


 同じ クモハ40 ですが、平妻と半流と異なっていて、塗色もわずかに差が有るようです。


 御嶽駅に行ってみると、側線に ホリデー快速おくたま のサボを付けた201系が停められていて、私にとっては珍しいので1枚撮っておきました。


 普通ならば帰りの列車の撮影に向かうのでしょうが、電車よりSLとばかりに、青梅鉄道公園に足を向けました。

 ここは3年前に訪れて、かなり荒廃していてがっかりしたのですが、全てのSLがきれいに化粧直しされていました。


 C51 も C11 も、きれい過ぎてのっぺりしています。


 E10 もきれい、きれい、でした。


 その上、植栽も整理されていたので、前位側からも撮影できます。


 B6 もきれい。


 古典機もすっかりお化粧直しされていました。


 このあとしばらくしてから、C515 は鉄博へ、クモハ40 は1両が同じく鉄博へ、もう1両がここ青梅鉄道公園へ、それぞれ移されるとは思いませんでした。