小樽築港機関区

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2025年5月15日木曜日

 9mm 電動転車台 の組立(その2) ~2025.5.13

  ターンテーブル組み立ての続きです。

 塗装を終えたので最終組み立てを行います。


 説明書にしたがって、桁をはめ込みビス4本で上下を固定します。


 ここで問題が起きました。

 説明書ではネジ M3×12 と記載されていますが、部品リストでは M3×15  となっていて同梱されていたのは15mmでした。

 15mmで組み立てますと表面に3mm飛び出してしまいました。

 これについてメーカーにメールで問い合わせましたが返答は全くありません。

 近くの店2軒で探しても12mmは無かったので、手持ちの口径の大きいナットが厚さ3mmだったのでこれを挟み込むことで収めました。


 動力ユニットを取り付け、操作パネルと接続して試運転です。

 ここでまたしてもトラブル発生。

 動力ユニットのカムと、このカムとかみ合うギザギザの円盤との距離がわずかに離れすぎているため、カムが食い込んで停止してしまいます。

 この隙間を減らすべく、動力ユニット取付穴を長円形に広げ、さらに取付板の方も動力ユニットと接する部分を削り取り調整しました。


 これにてようやく順調に回転するようになり、レイアウトに取り付ける前状態までの完成となりました。


 横から見ると、ナットが挟まっている様子が見えます。

 実はこのキットを組み立てるかなり前に、クラッシックストーリー 発売の 軽便用中型転車台 を途中まで製作していました。


 こちらは桁のデザインも違いますが、やはり9mmナロー用の製品です。


 裏側の駆動装置側ですが、まだ集電装置までは取り付けていません。


 側面から見ると、厚さがわかります。


 この両者を比較すると、厚さがコスミックが約50mm、クラッシックストーリー製が約30mmです。

 デザインが違うので単純には比較できませんが、コスミック製が回転台に給電すれば周りの線路に給電されるので極性に惑わされることが無いのが利点で、一方厚さが50mmあるので、小さなセクションに取り付けの場合はパネル全体の厚みへの影響が気になるところです。

 このブログで初めて模型の記事を載せてみましたが、いかがなものでしょうか。

2025年5月5日月曜日

 9mm 電動転車台 の組立(その1) 2025.3.16

  このブログで初めての模型の記事です。

 TMS996号の 製品の紹介 欄に掲載された コスミック製 のナロー9mm用の電動式転車台の記事を見て、転車台フェチの私は早速通販で手に入れました。

 今回はその製作記を2回にわたり書いてみます。

 製品の内容につきましてはTMS誌上に簡潔に記載されていますので、実際に組み立ててみた折に感じたことを。

 まずは外箱です。



 部品と共に入っていた組み立て説明書は、文章が2ページ、それに部品図2枚と組立図で構成されていました。

 説明書はかなり丁寧で理解しやすいのですが、組立図の方には文字での説明が全く無く、説明書と照らし合わせながらの確認が面倒でした。

 それでもパーツは正確に作られているので、修正せずに組み立てが進みました。

 ところがピットの立上り、側壁については、組み立てた後に帯紙を挿入すると簡単に一文が書かれていますが、これの位置決めは組立後では非常に困難なので、いったんバラして、設置位置を描いてからの作業としました。


 実はこの写真の黒線の位置では桁の上部の出っ張りに干渉することが組み立ててからわかり、取り外して再度作り直した次第です。

 次にキットでは塗装不要となっていますが、素材の色のままだと実感味が乏しいので、この時点でカラースプレーで塗装しました。


 塗装が終わったところで組み立てに入るのですが、少し作っては放り出し、今度は塗装が乾くのを待たなければならないので再びしばらく放置してしまったのです。

 以下、次回で一応の完成までを報告します。


2025年3月26日水曜日

 北陸まわりで関西へ(その4) 2024.12.12

  北陸まわりの関西旅行の最終日、往路と同じ行程ですが、立ち寄り先が違います。

 京都駅から敦賀行きのサンダーバード号を待っていると、数人の鉄がカメラを構えていました。

 何が来るのかと思っていたら登場したのはこんな列車で、何か珍しいのでしょうか。


 そして中線を スーパー白兎 の回送車が通過します。


 さらに新快速電車が入線してきました。


 そして、ようやく乗車する サンダーバード号 がやって来ます。


 終点の敦賀駅で北陸新幹線に乗り換えました。


 はくたか560号 ですが、乗車するのはわずかです。


 停車駅が多いので、目的地の糸魚川まで二時間近くかかりました。

 糸魚川での立ち寄り先は谷村美術館で、村野藤吾設計の変わった形状の建物です。


 館内から見る庭もきれいでした。


 糸魚川駅に戻りましたが、ここには ジオステーション ジオパル という施設があり、鉄道関連の展示やレイアウトが設置されています。

 また キハ52 の実車が置かれ、普段は先頭部の建物の扉が開かれていて撮影できるのですが、この日は閉じられていてダメでした。

 そして外側には、かつて東洋活性白土で使用されていた2号機が保存されています。


 アングルを変えて何枚か撮影しました。


 ついでに1970年8月に訪問した際の写真を再掲します。


 このあとは新幹線としなの鉄道を乗り継ぎ、夕方に信濃追分駅に帰着しました。


2025年3月16日日曜日

 北陸まわりで関西へ(その3) 2024.12.11

  この日は琵琶湖疎水の蹴上インクラインを見に行きます。

 京都駅から地下鉄を乗り継ぎ、東西線の蹴上駅で下車、地上に上がると目の前の坂道にはかつて線路が敷かれ、急勾配を電車が走っていたところでした。

 道路と反対側に振り返り、すぐのところがインクラインの上部に当たるところで、桜の時期には大変にぎわう場所ですが、閑散期でまだ早い時間とあって、観光客の姿もまばらです。

 このインクラインは、全長582m、勾配1/15で、ここ蹴上と南禅寺船溜まりを結ぶ船運のための設備でした。

 台車の上に船が載せられた状態で展示されています。


 はるか下の方に向かって、線路が続いていました。


 台車を勾配の下側から覗いてみます。


 この軌間は2540mmもあるそうで、レールの継ぎ目を確認してみました。


 勾配の途中には、柵に囲まれて反対側の台車が置かれています。


 柵の隙間から台枠と台車をのぞいてみました。


 そのまま下ってゆくとトンネルをくぐり、振り返ってみるとなかなか良い景色です。


 終点の南禅寺船溜まりは整備され、観光池になっていました。

 この近くに琵琶湖疎水記念館があり、疎水についての説明や模型があるほか、屋外には使用されていた機械類も展示されています。


 見学を終えた後は人並みに京都観光でして、そこには鉄分がありませんでした。


2025年3月5日水曜日

 北陸まわりで関西へ(その2) 2024.12.10

  京都に着いて二日目、この日は千里中央駅から万博記念公園駅に向かいました。

 京都駅から新快速で新大阪駅へ、地下鉄に乗り換えて北大阪急行線の千里中央駅に到着です。


 車両も駅ホームもすっかり新しくなっていました。


 ここでは親戚を訪ねるのが目的で、それを済ませてから大阪モノレールで万博記念公園駅に向かいます。


 お初の大阪モノレールに乗り、万博記念公園駅に到着、目的地にはペデストリアンデッキで向かうのですが、この通路はモノレールの撮影にもってこいで、早速撮影しました。


 派手な姿の彩都線の車両が高いところから近づいてきます。


 この辺りは1970年の万博が行われたときに何度か訪れていて、当時は地下鉄が仮設駅である万博中央駅まで伸びていました。


 この写真は折り返し用の引き上げ線で、右上には万博会場を周回するモノレールが写っています。

 今回ここを訪れたのは、公開されている太陽の塔の内部に入るためで、事前予約で時間指定の入場券を購入する必要がありました。

 鉄とは無関係ですが、太陽の塔の内部写真です。


 会場を後にして、駅に戻る途中でも撮影しました。


 この写真の左に写っている歩道橋を渡るのですが、高い位置まで防護ネットがあり、目一杯手を伸ばしての撮影なので、画面の確認ができません。


 再び駅近くの歩道橋から撮影しました。


 ここから二方向に分岐するので、列車本数がかなりあります。


 冬の斜光で、車両撮影にも最適でした。


 最後に太陽の塔も入れて、撮影終了です。


 これにて京都に戻るのですが、同じルートでは面白くないので南茨木駅に向かい阪急を利用しました。


 阪急の車両は相変わらずきれいです。

 高槻駅からJR線に乗り換え、京都を目指しました。


2025年2月25日火曜日

 北陸まわりで関西へ(その1) 2024.12.9

  毎年必ず関西方面へ旅行しているのですが、軽井沢在住で、北陸新幹線が敦賀まで伸びたこともあり、このルートで京都に向かうことにしました。

 信濃追分駅から軽井沢駅まで、しなの鉄道を使って二駅戻ります。


 北長野方面ではすでに雪の季節で、前面に雪をつけてやって来ました。

 軽井沢駅から あさま号 に乗り、長野駅で かがやき号 に乗り換えて、9時過ぎには富山駅に到着です。


 列車を見送っていると、上り線にも入線してきました。


 富山駅に降り立つのは何年振りか記憶も定かでありませんが、駅舎の1階を貫いて市内電車が走っています。


 物珍しいので、何枚か撮影しました。


 観光旅行なので、富山県美術館に向かいます。

 その屋上デッキからは雪をかぶった山々が望めるのですが、あいにくの天候であまりきれいには見えませんでした。


 徒歩で富山駅に戻る途中でも、路面電車を撮影します。


 富山駅のコンコースで一休みですが、座ったままで電車の撮影ができる絶好の怠け者向きのロケーションでした。


 ガラス窓の向こう側を走る姿も撮影できます。


 富山駅から環状線に乗り、富山市ガラス美術館に向かいました。


 環状線のみの区間では単線になっています。


 富山駅に戻るときには運転席の後ろに陣取り、対向車を撮影しました。


 次にやって来た電車は、警察がスポンサーなのでしょうか。


 ひと駅手前の電鉄富山駅で下車し、撮影しながら駅に向かいます。


 この区間は南富山駅方面の電車も来るので、待つこともなく次々とやって来ました。


 向こうの方を横切るのは富山大学前に向かう電車でしょうか。


 再び富山駅に戻ってきました。


 振り返っての撮影ですが、架線柱と桁が一体となったフレーム状の構造が、古い電車とは少々違和感があります。


 これにて富山駅を後にし、つるぎ号 の乗客になりました。


 敦賀駅での忙しい サンダーバード号 への乗り換えを無事に済ませ、京都駅にはラッシュアワーの前に到着です。