小樽築港機関区

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2022年3月31日木曜日

 中標津町の C11209 2012.10.30

 SLニセコ号の撮影後は道東を観光していましたが、途中で中標津町の丸山公園に立寄り、保存されている C11209 を見に行きました。

 北海道内で保存されている車両で、屋外展示されているものの多くは、冬季にはシート等で覆われ、春になるまで見ることができませんが、ここではまだ展示されていました。


 この C11209 は新製後長らく日高本線で使用されていたので、同線の特徴である二つ目になっています。


 この日は小雨模様の寒い日でしたが、その分光線が均一なので、黒いSLの撮影には好適でした。


 見回しているうちにだんだん底冷えがしてきたので、余り長居せずに観光に戻りました。


2022年3月29日火曜日

 復活SL C11の牽く ニセコ号(その2) 2012.10.28

 前日は一日中晴れ渡ったのですが、この日は朝から曇り空で、天気予報でも次第に崩れると報じられていました。

そこで手軽に撮ることとし、小沢駅と倶知安駅の間の国道に早めに向かったのですが、既に路肩には多くの車が停められていて、その最後尾のスペースに辛うじて駐車できました。

 国道から下に降りて、線路横の道を進んだ人も多いようですが、線路を見下ろす国道にも大勢の人が並んでいます。

 少し空いているところがあり、話してみると快く詰めてくれて、その方とは列車が通過するまでの2時間、撮影談義をして過ごしました。

 通過時間になると遠くから汽笛が聞こえ、カーブの向こうから C11 が白煙を上げながらまわり込んで来ました。


 バックの黄葉に白い煙が浮かび上がり、綺麗に見えます。


 後補機のDLも写り込まず、うまい具合に撮影できました。


 車に戻ったとたんに雨粒が落ちて来ましたが、すぐに追いかけを開始します。

 雨足がどんどん強くなり、風も吹いてきたので、今度も手軽な場所としてニセコ駅を見下ろす道路橋、ニセコ大橋から撮ることにしました。

 バックの羊蹄山も霞んでしまった中を、C11 が発車して来ました。


 煙も横に流れる程の風が吹き、橋の上では傘が役に立ちません。


 C11 はドレーンを切り続けながら、ニセコ駅を走り去りました。


 このあとは天候の回復が見込めないので、帰りの列車の撮影はあきらめて、これにて次の目的地に向かいました。


2022年3月27日日曜日

 復活SL C11の牽く ニセコ号(その1) 2012.10.27

 SLニセコ号 の運転は2000年から行われていましたが、ニセコ号といえば C62 が牽引するものと思い、C11 牽引でニセコ号を名乗るのは似つかわしくないと考えていました。

 そんな訳で再復活運転されていても足が遠のいていたのですが、この年の秋、ようやく出かける気になりました。

 最初に訪れたのは小樽駅のはずれですが、現役の頃とは景色がまるで変ってしまったのに驚きながら、場所を探して列車の通過を待ちました。


 逆光ですが、白煙が上がって後部補機を隠してくれました。


 すぐに追いかけて、何度も通った小沢駅と倶知安駅の間の、通称ワイスの踏切に向かいました。

 ここにも変化があり、道路が付替えられて踏切が無くなっていましたが、旧道が撮影地になっています。

 通過の時間が近づいても全く音が聞こえなかったのですが、カーブの向こうから C11 が不意に姿を現わしました。


 ファンの姿が見えたのでしょう、ドレーンを切り始めました。


 力行を始めたようで、煙も出始めました。


 お次はニセコ駅と昆布駅の間の道路橋からです。

 カーブの向こうから軽く煙を上げながらやって来ました。


 この場所は羊蹄山が見えるのですが、頭が雲の中です。


 蘭越駅で折り返してくるので、同じ場所で待ちました。

 この区間はDLを先頭にやって来ます。


 最後尾に C11 が付いていますが、ただ牽かれているだけです。


 まだ羊蹄山は、頭を隠していました。


 この次は比羅夫駅と倶知安駅の間ですが、バック運転ながら C11 が先頭に立ってきます。

 ここでは羊蹄山は良く見えたのですが、肝心の線路が日陰に入ってしまいました。


 最後は定番の、倶知安駅の先の北四踏切です。

 薄暗くなってきて、羊蹄山の上の方だけに日が当たっていました。


 こんな悪条件でもデジタルだと鮮明に描写でき、機材の進歩を実感します。


 もう暗くなってきたので、これ以上の追いかけはあきらめて、本日の宿へと向かいました。


2022年3月25日金曜日

 復活SL 雨に煙る SL碓氷号 2012.9.2

 この年は九月になってからの夏休みで、長野県内の各地を巡ったのですが、その初日に途中の信越線で運転される SL碓氷号 を撮影してから、長野県に向かうことにしました。

 ところがこの日は朝からの雨が降り続き、そのため撮影地はクルマから離れずに撮れる所にしようと、群馬八幡駅と安中駅の間に向かいました。

 今回はSLの前に通過する普通電車はパスして、通過の直前になって車外に飛び出し、手持ちでの撮影です。


 遠くの姿を望遠で撮っても、雨粒で鮮明には見えません。

 D51 の前を、驚いた鷺が飛び立ちました。


 気温は高いのに湿度も高いので、白煙が消えずに続いてくれます。


 勢い良く、眼前を通り過ぎて行きました。


 このあと、18号線を下って行くと、西松井田駅あたりで追い越してしまい、折角だからと駐車できる場所を探しました。

 停める場所が無いと思っていたら、丁度踏切があったのでこれを渡り、上り坂の途中に停めることができたのです。

 すぐにカメラを持って外に出ると、もう D51 は近くに迫っていました。


 望遠から標準にズームし、撮り続けます。


 最後は後ろ姿で、撮り納めとしました。


 依然として強い雨が降り続いていて、急いでクルマに駆け込みました。


2022年3月23日水曜日

 復活SL SLふくしま復興号 2012.7.26

 福島県の震災からの復興の一助として、SLふくしま復興号 が郡山駅と福島駅の区間で運転され、往路は C6120 が牽引することになりました。

 数日の練習運転が設定されたので、7月26日に仲間と撮影に向かうこととしました。

 この日私は、性能や価格にやっと納得できた EOS5DMkⅢ を持参し、初めての実戦使用に臨んだのです。

 最初の撮影地は、五百川駅と本宮駅の間の五百川駅を遠望する道路橋の上で、やって来る列車を1枚づつ撮って過ごしました。


 上りの普通電車に続いて、今度は下りです。


 トヨタの専用コンテナ列車が来ました。


 続いて来たのは、JRコンテナの高速貨物です。


 ようやく待ちかねた C6120 が、旧型客車を牽引して来ました。


 駅通過直後なので煙を期待したのですが、気温が高い事もありほとんどありません。


 変わりばえのしないカットを、数枚撮り続けました。


 このあとは追いかけて、煙の期待できる松川駅と金谷川駅の間に向かうことにします。

 ここには大勢の撮影者が集まり、通過の前になると、線路近くにまで人が立ちいってしまいました。


 期待通りの煙を吐いてくれたので、目障りな人たちには消えてもらいます。


 福島駅に到着後、東福島駅まで回送するので、松川の土手で待ち受けました。


 下回りに邪魔な柵がかかりますが、おまけの撮影としては上等です。


 帰りの列車では、C61 は転向できないので ED75 が牽引し、最後尾に後ろ向きで牽かれて行きます。

 なので真横から撮ることにして、南福島駅と金谷川駅の間の、高架の上り線を臨む場所に行きました。


 通過までは長い時間があり、夏の高温の下の日陰も無い場所で、ただただやって来る列車を順に撮り続けました。


 トヨタコンテナも通過します。


 画角も変えてみました。


 空のコキが連なると、単機回送のように見えます。


 今度は満載のコンテナでした。


 さすがは東北本線で、コンテナ貨物が次々とやって来ます。


 ようやくやって来ましたが、ED75 牽引の旧客列車も、この先見る機会があるのでしょうか。


 最後尾の C6120 が現われましたが、全く絵になりません。


 アップで撮ってみても、大差なしでした。


 帰途について車を走らせていると、途中で追い越せたようなので、杉田駅と本宮駅の間で停めて撮影します。


 真横から夕日を浴びて、下回りまで良く見えました。


 煙が無いのは残念ですが、車体を光らせながら通過して行きます。


 最後のカットは、C61 の足回りが隠れてしまいました。


 思いがけずに追加の撮影ができ、意気揚々と引き上げました。

 EOS5DMkⅢについても、V1と操作系が同じなので違和感なく撮影でき、良い画質に感心したのです。