この日は琵琶湖疎水の蹴上インクラインを見に行きます。
京都駅から地下鉄を乗り継ぎ、東西線の蹴上駅で下車、地上に上がると目の前の坂道にはかつて線路が敷かれ、急勾配を電車が走っていたところでした。
道路と反対側に振り返り、すぐのところがインクラインの上部に当たるところで、桜の時期には大変にぎわう場所ですが、閑散期でまだ早い時間とあって、観光客の姿もまばらです。
このインクラインは、全長582m、勾配1/15で、ここ蹴上と南禅寺船溜まりを結ぶ船運のための設備でした。
台車の上に船が載せられた状態で展示されています。
はるか下の方に向かって、線路が続いていました。
台車を勾配の下側から覗いてみます。
この軌間は2540mmもあるそうで、レールの継ぎ目を確認してみました。
勾配の途中には、柵に囲まれて反対側の台車が置かれています。
柵の隙間から台枠と台車をのぞいてみました。
そのまま下ってゆくとトンネルをくぐり、振り返ってみるとなかなか良い景色です。
終点の南禅寺船溜まりは整備され、観光池になっていました。
この近くに琵琶湖疎水記念館があり、疎水についての説明や模型があるほか、屋外には使用されていた機械類も展示されています。
見学を終えた後は人並みに京都観光でして、そこには鉄分がありませんでした。
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