小樽築港機関区

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2018年1月5日金曜日

改軌前の板谷峠-2 1973.8.24

 板谷峠の撮影2日目です。

 朝食をゆっくりと済ませてから撮影開始ですが、宿の前が線路です。
 手近なあたりからなので、板谷の町並みというか、裏側が写り込みます。


 上りの重連貨物を踏切で撮影後、線路沿いを板谷駅方向に歩いていると、EC急行が勾配を下って来ました。


 特急ばかり本数が多く、EC急行は今回お初です。


 一番本数の多い、特急つばさ がやって来ました。


 当初は補機無しでしたが、温度上昇による不具合が発生し、全てトレーラー扱いでEF71 に牽引されています。


 続いての貨物列車は、定数が大きいので、重連の牽引です。


 この列車は、前に ED78 が付いていますが、EF71 が前の場合が多く、また、EF71 の重連の場合もあるようです。


 板谷駅から本日のメインの撮影地である赤岩駅に移動しました。

 最初は列車交換の信号場として設置された赤岩駅ですが、周辺の集落から徒歩での利用者が数人いるだけで、道路は整備されていませんでした。

 松川の橋梁を渡って来た臨時の 特急つばさ は12系の客レで、当然 EF71 の牽引です。


 上り線の際で撮影していたら、後方から不意に、保線のトロッコが通過して行きました。


 下り線の高い橋を、重連の貨物列車が渡って来ます。


 後ろから、先程の 臨時つばさ の上り列車が下って来ました。


 俯瞰撮影をすべく、擁壁と急斜面を上ります。

 上り線をDC急行が近づいて来ます。
 後方には、スイッチバックの赤岩駅が見られます。


 今度は下り線の松川橋梁を 特急つばさ が渡って来ました。


 眼下を EF71 が通過しますが、キハ181 の運転士の姿も確認できます。


 後ろ姿を見送ると、長い編成が急勾配を上って行くのが良くわかります。


 赤岩駅に戻ると雨模様となりましたが、駅の階段から見下ろす本線を、特急やまばと が高速で駆け抜けて行きました。


 これで撮影を切り上げ、普通列車に揺られて福島駅に到着です。


 秘境駅ともいわれた赤岩駅でしたが、集落が無くなり乗降客が0になったので、今では全列車が不停車となってしまいました。


 いつもご覧頂きありがとうございます。 ↓正月の富士をめぐるローカル3線 1985.1.2より

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2 件のコメント:

風旅記 さんのコメント...

こんにちは。
いつの貴重なお写真を楽しく拝見させて頂いています。
板谷峠の鉄道の風景は、本当に魅力的です。遠いこともありそれに気付いたのは、新庄まで新幹線直通の列車が走るのが当たり前になってからでした。それでも今に残る、改軌前の遺構を見て往時を想像していました。
鉄道の難所はどこも魅力的に見えますが、板谷峠のスケールも人を魅了するものがあると思っています。列車の運行には大変な労力がかかっていた場所だと思いますが、できるならば、一回、改軌前の姿を自分で見てみたかったと今でも思っています。
駅のホームから目で見て分かるほどの勾配、気動車には過酷な線路だったろうと思います。キハ58系の臨時列車は機関車を付けずに走っているように見えますが、厳しい峠を走るのは大変だったことと思います。
今は、新幹線に直通する特急列車が静かに走り抜けますが、往時の、機関車が奮闘し、客車がスイッチバックで駅に入り、遠くに向かう優等列車を見送っていた時代、情感豊かな時代だったのだろうと思います。
風旅記: http://kazetabiki.blog41.fc2.com/

青葉台 さんのコメント...

風旅記さん、いつもご覧頂き有難うございます。
おっしゃる通り板谷峠は魅力的な場所で、この記事はまだSLが現役で残っていた時期ですが、
全廃後も何度か訪れています。
改軌されてからも見に行きましたが、電車は本線上に設置されたホームに停車するだけで、
趣味的には全くつまらなくなりました。
また、新幹線が通るようになり、立入りの規制が厳しく、昔のような写真が撮れなくなり残念です。