小樽築港機関区

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2019年7月6日土曜日

 足尾線の C12重連 1968.1.28

 足尾線には珍しい C12 が使われており、その上重連もあるらしいとのことで、友人と二人で渋谷の家から出かけました。

 この当時は東武鉄道には全く馴染みが無かったので、国鉄利用で高崎線から両毛線、そして足尾線と乗り継ぎ、重連区間である神土駅に着いたのは既に午後になっていました。

 このあたりは神戸(ごうど)という地名ですが、神戸(こうべ)駅と区別するため、神土駅となっていたようです。

 今はダムの底に眠る草木駅方向に、撮影場所を求めてどんどん歩いて行くと、間もなく上り貨物列車が C12 のバック運転でやって来ました。


 撮影後、横からのアングルを求めて川原へ降りると、今度は C12 が単機で下って来ました。


 次の下り貨物を重連で牽引するためです。

 しばらくすると逆光の中を、勢いよく煙を吹き上げながら C12重連 が近づいて来ました。


 先程単機で下って行ったのが、次位に連結されています。


 重連とはいえ速度が遅いので、何度もシャッターを切れます。


 初めて見る C12重連 は、大迫力でした。


 急いで神土駅に向かったのですが、あまりに遠くまで来ていたようで、途中で乗車すべきDCに追い抜かれてしまいました。

 次の列車まで長い時間を待っていると、夕闇が迫る中に、また下りの貨物列車が神土駅に到着しました。


 しばらく停車後、単機牽引で足尾駅も目指して発車して行きました。


 結局この日の帰宅は夜遅くなり、親からのお小言を神妙に聞く羽目になったのです。

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