小樽築港機関区

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2019年7月14日日曜日

 奥中山の D51三重連 1968.3.18

 全線電化を控えた東北本線の、有名撮影地である奥中山の大カーブに、D51三重連 を求めて、上野駅から夜行急行に乗り込みました。

 当然ながら二等の座席車で、あまり眠れないまま、乗換駅である沼宮内駅に降り立ちました。

 ここで各駅停車の客レに乗換えますが、煙突脇に補助デフを付けた C60 の牽引です。


 奥中山駅で下車し、国道を大カーブに向かって歩いていると、背後から勾配を下って来る貨物列車が見えました。


 なんと、しょっぱなから D51 の三重連です。


 大カーブに登り、最初にやって来たのは DD51重連 の牽引する 急行第4十和田 です。


 DD51重連 でも、最後尾には D51 が付いていました。


 次に来たのは、単に D51重連 の貨物列車です。


 前部重連に後補機付の貨物列車が多い中、注目の C60重連 の客レがやって来ました。


 今度の貨物も、重連に後補機付です。


 少し大カーブを進むと、後補機越しに前部の重連が画面に入ります。


 昔からよく撮られていた、上り線脇の擁壁に登ってみます。

 架線や架線柱が結構目障りなうえ、横風も強くなってきました。


 上り線側は順光での撮影ができますが、迫力はありません。


 再び線路面に降りて待っていると、遠くの方にようやく3本の煙が上がるのを確認できました。


 しかしながら、強い横風に煙が流され、前からの良いカットは撮れませんでした。

 そのあとには、変形の集煙装置を付けたD51と、半流のD51の組合せの重連が通過しました。


 飽きてきたので奥中山駅方向に線路端を歩いて場所を変えると、珍しく C61 が単機で客車を牽引して近づいて来ます。


 その先の線路を横切る水路橋に登ってみると、本日2回目の DD51 が登場、特急貨物北たから の通過です。


 反対側を振り返ると、D51重連 の上り貨物が、トンネルから飛び出してきました。


 このあと再び大カーブへと歩いていると、背後から D51+C60 の上り普通列車が勾配を下って行きました。


 大カーブでは下り列車はほぼ終日逆光になってしまいますが、そんな中、D51重連 がやって来ました。


 その後、日が傾いてきて、そろそろ引き上げる時間が近づいたころ、やって来た上り貨物は D51三重連 です。


 この日の下りの三重連は1本のみで、その上煙に巻かれてしまいましたが、大幹線を行く多くのSL列車を堪能できました。

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