前日は花輪線の駅をいくつか巡りましたが、この日は大更駅から松尾鉱山を結んでいた松尾工業鉄道の遺構に寄りながら、松尾鉱山の現状を見に行きました。
まず訪れたのは、途中にある 松尾工業鉄道 鹿野変電所 です。
木立の向こうにそれらしき建物が見つかりました。
クマザサや雑木に阻まれて近づけません。
遠くから残骸を確認しただけで、次の目的地である 八幡平市松尾鉱山資料館 に向かいました。
資料館には松尾鉱山の関係資料が展示されていましたが、テツとしては駐車場に保存されている機関車に目が向きます。
近づいて撮影しました。
ED251 です。
正面側からも。
廃線跡を辿ることはせず、松尾鉱山へ向かいました。
ここは1969年に倒産した硫黄鉱山で、閉山から長い年月が経過していたので近づけるのかもわからないまま山道を進みます。
そのうちに右手に廃墟が見えてきました。
職員用住宅で、多数並んでいます。
道路の先の方を見ると、窪地の先の山肌が一部表れているのが見えました。
そちらに向かって進んで行くと、道路脇にも廃墟があります。
その先には何かの基礎らしきものが。
今度は多分建物と思しきものがうずもれています。
さらに進むと急に開けて、赤い屋根のかわいらしい建物が現れました。
この鉱山の廃坑からは汚染水が流れ出していて、その処理を行うために作られた施設とのことです。
少し勾配を上ると、貯水池脇に出ました。
処理される前の廃液が、異様な色をしています。
この辺りからは最初に見た住宅群が遠望できました。
さらに左の方にも廃墟が見えます。
近づく道が無さそうで、望遠で撮ってみました。
ここには多くの建物群が残り、かつての繁栄ぶりが窺えるとともに、いまだに流出する廃水の処理が必要な現実を見ることができました。
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