小樽築港機関区

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2023年6月12日月曜日

2015年のアメリカ鉄旅(最終回)2015.9.12  by奥

 9/12(土)日本へ帰国の日の朝、朝の時間を利用してニューアークペン駅からPATHで1駅目のハリソン(Harrison)駅で北東回廊線の列車を撮影しました。PATHが線路工事で、単線運転になっていて、運転間間隔が間延びしており、小1時間撮れるはずが約20分程度の撮影時間になってしまい、アムトラックの列車は1本も撮れなかったのですが、NJトランジットの列車が4本通りました。


PATH線ハリソン駅ホームより、ニューヨーク方面からの列車

下り列車最後部(運転台付客車) 

 この駅は両側がPATHの線路で、中央にアムトラックとNJトランジットの列車が走行する複々線が通っています。光線的には反対側のホームが良いのですが、PATHが工事で単線運転の為、閉鎖中です。

ニューヨーク方面行き、平屋客車編成

同列車の最後部

ニューヨーク方面へ向かう2階建て客車の編成

ニューヨーク方面から客車を先頭に来た列車

同列車の最後部、進行方向(ニューアーク方)に開閉橋があり、対岸がニューアーク 

WTC行きのPATH電車

下りのニューアーク行きPATH電車(この電車でホテルへ戻りました)

さていよいよ空港行きです。NJトランジットでニューヨークペン駅へ行き、ロングアイランド(Long Island R.R.)鉄道に乗り換えてジャマイカ(Jamaica)駅へ出て、JFK空港線に乗り継いで、JFK空港より帰国の途に就きました。3線乗り継ぎで、合計$18.25-.かかります。距離は近いのに、東京から成田空港へ行くのと変わらない金額でした。

(参考)
主な費用
成田~シカゴ(オヘア)、ニューヨーク(JFK)~成田航空運賃 1人当たり¥146,330-(全日空、エコノミー、ネット予約)
シカゴホテル宿泊代(2泊)シングルルーム1室あたり¥60,370-(日本でネット予約)
アムトラック(シカゴ~ピッツバーグ~ニューアーク)ルーメット、ビジネスクラス利用 1人当たり¥25.389-(食堂車の夕食付)
ニューアークホテル宿泊代(4泊)シングル利用1室あたり¥88,822-(日本でネット予約)
アムトラック ニューアーク~ワシントンDC間 67列車コーチクラス 1人当たり$123.00-(現地購入、以下同様)
MARCカムデン線(ワシントンDC~ボルティモアカムデン)1人$8.00-
ボルティモア&オハイオ鉄道博物館 1人当たり入館料$18.00- 体験乗車$3.00
アムトラック ボルティモア~フィラデルフィア アセラ2166号 1人当たりビジネスクラス$94.00-
フィラデルフィア~ニューアーク NJトランジット 1人当たり
アトランティックシティーライン $4.25- リバーライン$1.50-(均一) 北東回廊線$11.50-
NJトランジット ハドソンベルゲンLRT 1人当たり$2.80(均一)
NJトランジット ニューアーク~ニュヨーク 1人当たり$5.00- 
ロングアイランド鉄道 ニューヨークペン駅~ジャマイカ駅 1人当たり$7.25-
JFK空港鉄道 ジャマイカ~JFK空港 1人当たり$6.00-(均一)               以上で鉄旅記を終わります。最後までご覧いただきありがとうございました。(完)

2023年6月3日土曜日

2015年のアメリカ鉄旅(第9回)2015.9.11  by奥

 14年目の9.11のニューヨーク 

9/11(金) 旅行も遂に実質最終日です。この日は前日のボルティモア行きの予備日と考えていたので事前の計画は特にありません。Nさんの希望でセントラルパーク経由メトロポリタン美術館へ行くことにしました。マンハッタンへの経路は一昨日に行ったホボーケンからフェリーでハドソン川を渡るルートにします。
朝、テレビのニュースを見ているとキャスターが昨日と異なりダークスーツを着て神妙に話をしている局と、普段と変わらない雰囲気でやってる局とに分かれています。前者は保守系、後者はリベラル系の放送局のようです。9.11の追悼式に副大統領が出席するとか言ってるようでした。

ニューアークの市内線でブロードストリート駅へ出る
ホボーケンへは勿論ペン駅からの列車もあるのですが、ニューアークにはNJトランジットの別路線にニューアークブロードストリート(Newark Broad St.)駅というのがあり、ペン駅との間にLRTが通っています。ペン駅~LRT~ブロードストリート駅~ホボーケン駅~フェリー~マンハッタンという経路で行くことにします。ペン駅のLRT乗り場は地下になっています。停留所4つ8分で終点のブロードストリート駅前です。(この他に途中で分岐するもっと長い路線有り)

ニューアークペン駅LRT乗り場(地下駅)

ニューアークブロードストリート駅

NJトランジット鉄道線の電車が発車

LRTブロードストリート駅前を発車

近畿車輌製の部分低床車

ホームへ上がると直ぐにホボーケン行きが来て乗車。ホボーケンまでは一駅、通勤客に混じってフェリー乗り場へ向かいます。フェリーの行き先はWTCとピア11の2系統がありました。WTCは一昨日行ったし、追悼式などでごった返しるだろうという事で何処だか分らぬがピア11行きに乗船します。

先発のWTC行きフェリー


ホボーケンフェリー乗り場

ハドソン川を下る

丁度乗船中にあの時刻になりました

ピア11に到着(背後はブルックリン橋)

船は対岸へ向かうというより、ハドソン川を下ります。渡し船というより、水上バスでしょうか。東京に例えると両国駅で降りると、隅田川に橋が架かって無くて、水上バスで都心に向かうという感じでしょう。 フェリーはマンハッタンの南側をぐるりと回り、イースト川側のブルックリン橋の近くに着岸しました。かのウォールストリートの近くのようなので取りあえずそちらへ向かいます。途中に消防分署があり、古め(?)の消防車が飾り付けられて駐車しています。近づくと署で9.11の追悼式が催されるようです。犠牲となった消防士の御霊に哀悼の意を表し、先へ向います。

飾り付けられたちょっと古そうな消防車



犠牲者追悼のディスプレイ

 ウォールストリート近くのスタバで朝食、通りがホコ天状態なのは、追悼式の警備の関係でしょうか?

ウォールストリート界隈、大星条旗は証券取引所

地下鉄に乗って、メトロポリタン美術館へ向かいます。乗車した地下鉄A線は複々線になっています。(内側急行、外側緩行線)話には聞いていましたが実際に乗って見るとやはり凄いです。3路線乗継(乗車駅で路線を確認しないで乗った為に乗り継ぎになった。近くの4号線の駅を探して乗れば1本で行けます。)で美術館に到着。巨匠の作品が沢山展示されています。東アジアの美術品のセクションが改装中で展示中止で、流出した日本美術コレクションが見れなかったのは残念でした。

メトロポリタン美術館前

美術館を辞して、路線バスで42丁目まで南下します。42丁目通りを東へ向かうとグランドセントラル駅があるので覗いてみます。

42丁目通りグランドセントラル駅とクライスラービル

グランドセントラル駅

グランドセントラル駅のコンコース
 
30年前に来たときは閑散としていたのですが、再開発でショッピングモール等が出来て大いににぎわっています。ホールの喧騒に比べてホームは静かです。


グランドセントラル駅プラットホーム

グランドセントラル駅から45丁目通りへ出て、タイムズスクエアの方向へ歩きます。途中にレッドカブースという模型屋さんがあるので立ち寄ります。

路上の模型屋さんの看板

店は地下にあり、店頭の看板の通り中古品が多かった。(何故かメルクリンが多かった)奥の方にはブラスモデルもありました。この店オリジナルのニューヨーク地下鉄の電車(HO)もあります。45丁目通りをさらに西へ歩くとタイムズスクエアです。
 
タイムズスクエア近くの劇場

道路工事中のタイムズスクエア

タイムズスクエアから7番街を南へ下がり、35丁目通りにある(ウォルサーズのリストにあった)もう1件の模型屋にも行ったのですが、移転したのか閉店したのか空室で原状回復工事中でした。さらに歩いて、ペンステーション(マディソンスクエアガーデン)の前を通り、ヘラルドスクエアの所にあるPATHの33丁目駅からニューアークへ帰りました。

マディソンスクエアガーデン(地下にニューヨークペン駅)

夜、ホテルでテレビのニュースを見てると9.11追悼式の次に、鬼怒川の氾濫のニュースが出てきてビックリしました。JOSO JAPANと字幕が出ても「それ何処?」だったのですが。
第9回おわり。次回最終回です。