北陸本線の敦賀駅から敦賀港駅まで、かつては大いに賑わった敦賀港線ですが、2009年3月末に貨物列車が廃止になり、長らく休止扱いされていました。
それが今年の4月1日付で正式廃線になってしまったのですが、その廃線跡を北陸を旅した折に訪れてみました。
国道8号線とクロスする手前あたりを見ると、当然錆びてはいるものの、線路はそのまま残されていました。
踏切には柵が設置され、取り外された警報機が転がされています。
駅構内入口には、分岐器が健在です。
この先の港側は、トラック輸送の基地として使われていて、立入りが制限されています。
金崎宮の境内に登ると、樹木越しに敦賀港駅が見下ろせました。
線路端の狭い場所には、かつて使われていた敦賀港駅ランプ小屋が保存されています。
内部には、前照灯ではなく、標識灯であった頃のランプが保存され、使い方も表示されていました。
このあたりには保存施設があり、赤レンガ倉庫の隣にはキハ283019が置かれています。
パノラミックウィンドーの綺麗な姿が保たれていました。
海側には、旧敦賀港駅舎があります。
内部は、敦賀鉄道資料館として、展示されています。
このあとは、帰り道に本町第三公園に寄り、C58212 が保存されているのを見ました。
敦賀港線を利用した観光誘致や、この C58212 を走らせようという話が出ているようですが、具体的な進展はなさそうです。
新幹線の工事がたけなわの敦賀駅に戻り、新快速に乗車しました。
写真の後ろには工事中のクレーンが見えますが、この湖西線廻りの新快速に乗車して、特急料金なしで、それほど時間が変わらずに京都駅に行けました。
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