改軌工事中の 奥羽本線 1990.4.29

　毎年恒例のゴールデンウィークの撮影旅行ですが、この年は山形新幹線開業に向けて、改軌工事が行われている奥羽本線に向かいました。

　毎度のことですが、前日に出発し、庭坂駅の先の大カーブに着いた時はまだ日の出前で、薄暗いなかで撮影を開始します。

　先ずは下りの つばさ３号 から。

　次は上りの客レですが、EL重連に客車２両なので、電機と客車の長さが同じくらいでアンバランスです。

　アウトカーブの土手に上がり、上りの つばさ８号 を撮りましたが、まだ暗いので、動体ブレが生じてしまいました。

　下りの客レを単機牽引でやって来ましたが、右側通行をしています。

　この時下り線は改軌工事中なので、バラストが少なくなっていました。

　ここで場所を変えて、板谷駅のスノーシェッドの先に行ったのですが、不意に強い雨が降り出し、見通しが悪くなってしまいました。

　そんな中を予定にない列車が、スノーシェッドから飛び出してきました。

　EF71 の次位には、50系とは異なる赤い客車が連結されています。

　豪雨の中を、オリエンタルサルーンが通過して行きましたが、このあたりは三線化の工事が上下線とも完成しているようです。

　雨が小降りになったところで、つばさ５号 の通過です。

　そのあとを追ってやってきたのは つばさ83号 ですが、見た目は定期列車と何ら変わりが有りません。

　上りの つばさ10号 の通過時には、すっかり晴れ上がっていました。

　引上げ線の写り込むところで、つばさ７号 を撮りましたが、やって来るのは485系ばかりです。

　ようやく下りの普通列車が到着し、本線脇の引上げ線に入線して行きました。

　後方からは上りの 臨時ざおう が勾配を下って来ます。

　６両の14系客車を従えた、客車列車らしい姿です。

　奥羽本線の撮影はここまでとして、次の撮影地を目指して移動を開始しました。