この年の7月には秋田・青森をまわり、青函トンネルを通って函館に行きましたが、今回は飛行機で旭川空港から道内の各地を巡り、函館に向かいました。
最初の目的は大雪山黒岳の観光で、早くも雪が降り出したので早々に下山してしまいました。
丸瀬布から道道305号線を走っていると、その途中に、道路上を長いトラス橋が横断しています。
これは住友金属鉱山鴻之舞の採石場の施設の一部で、残存する施設には近づけず、遺構であるトラス橋だけを撮って諦めました。
この先少し走ると、道路わきに目立つ建物があり、これは綺麗に整備された上藻別駅逓所です。
駅逓所は鉄道の駅では無く、街道の途中で休憩・宿泊や馬の交換などを行った施設で、道内でもいくつか残っているようです。
中に入ってみると、鴻之舞金山から紋別までの線路地図や、施設・車両の写真が展示されていました。
建物の裏手に回ると、何やら怪しげなものが置いてあります。
鉱山で使用されていたトロッコの類で、幌をかけてあるのは動力車のようでした。
既に陽が傾いていたので先を急ぎ、着いたのは渚滑線の終着駅だった北見滝ノ上駅です。
室内は綺麗に保存され、運賃表が掲げられていました。
渚滑線の最後に使われたと思われるパネルがありましたが、左のスペースには何があったのか、気になるところです。
別の壁にも運賃表と時刻表がありましたが、これは滝ノ下駅のもので、下り方面の列車も表示されていました。
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