小樽築港機関区

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2017年5月15日月曜日

名寄本線 天北峠 1970.3.25

 名寄本線は、石北本線の開通により網走方面へのメインラインから外れ、本線と称するには列車本数の少ない路線で、現在では廃線になってしまいました。

 その名寄本線には、名寄駅からオホーツク沿岸へ向かう途中の、上川郡と紋別郡の境界に天北峠があり、トンネルの無いサミットに向かって両方向から25‰の連続する峠越えがありました。

 快晴のこの日、上川郡下川町にある一ノ橋駅に降り立ち、峠方向へと歩を進めました。

 雪の積もった線路端を歩き、撮影場所を定めて待っていると、やがて一ノ橋駅に煙が立ち上り、貨物列車の発車する姿がはるか彼方に見られました。


 一面の白銀の中を煙を吹き上げながら、貨物列車がゆっくりと近づいてきます。



 荷が少ないためか、残念ながら9600単機での牽引です。


 この列車と、お隣の上興部駅で交換の上り貨物列車が山裾のSカーブを下ってきました。



 こちらは9600重連の牽引です。


 一ノ橋駅に着くと、補機を切り離し、その補機がすぐに折り返してバック運転でやって来ます。


 単機なのに勾配がきついせいか、盛大に煙を吐きながら通過して行きました。


 一ノ橋駅に戻り、DCの普通列車に乗車、峠の反対側、上興部駅に向かいます。

 上興部駅では次の上り貨物列車まであまり時間が無く、駅近くの地点に撮影場所を定めました。


 今度は後補機付です。


 勢いよく峠を目指して、加速して行きました。




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