小樽築港機関区

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2020年10月16日金曜日

 復活SL あそBOY 撮影記(その1) 1988.10.22

 北海道で C62 が復活を果たしたのに対し、JR九州では 58654 を復活させ、この年の8月末から あそBOY というネーミングで、ウエスタン調の観光列車として運行を開始しました。

 こちらの方も何としても撮りに行かねばと、10月に何とか都合を付けて、運行前日の金曜日に熊本入りしました。

 SLの前に、非電化の豊肥本線に 特急有明 が水前寺駅までDL牽引で乗入れている姿をぜひ見たいと、熊本駅と南熊本駅の間の白川の鉄橋の西岸に向かいました。

 特急の前にやって来る列車から撮影を始めましたが、朝日が強烈で、車体の側面が反射で飛んでしまいます。


 上り各停に続いて、急行火の山1号 が通過しました。


 次に目的の 特急有明10号 が来たのですが、なんとDLが後ろに付いた推進運転です。


 ハイパーサルーンと同色に塗られた DE10 と ヨ は、辛うじて収めることができました。


 ここからは あそBOY の撮影ですが、勾配区間である瀬田駅と立野駅の間の、国道脇からの撮影ポイントに向かいました。

 最初にやって来たのは、ジョイフルトレインの サルーンエクスプレス阿蘇 です。


 そして後方から、急行火の山2号 が勾配を下って行きました。


 遠くの方から黒煙を上げ続けていた 58654 が、ようやく姿を現わします。


 派手な塗装の客車はお似合いではありませんが、ゆっくりとした速度で近づいて来ました。


 手巻きでも数枚撮影でき、最後はアップでも撮影します。


 列車は立野駅で停車後、三段スイッチバックを通過するので楽に先回りでき、阿蘇大橋近くの駐車場にクルマを停めて、線路際に向かいました。

 しばらく待つと、ドラフト音と共に高々と煙を上げながら近づいてくる 58654 が見えます。


 ここでも速度が遅いので、何度もシャッターが切れます。


 ゆっくりと目の前を通過して行きました。


 このあともう一度追いかけようと車に向かったのですが、なんと鍵が有りません。

 差したままドアロックをしてしまい、JAFを呼んで開けてもらうまで数時間、結局この日はこれで撮影終了となってしまいました。

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