小樽築港機関区

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2023年2月11日土曜日

2014年シカゴの鉄道巡り(第4回)2014.9.10  by奥

シカゴの鉄道巡り2日目の続きです。

シカゴ産業科学博物館の見学を切り上げて、夕方のMETRA(イリノイ州シカゴの近郊の通勤列車を運行している組織、走行する路線は鉄道会社が保有)の列車に乗るためシカゴユニオンステーションへ向かいます。

博物館玄関にあるCTAの券売機でバス~地下鉄連絡きっぷ($2.50に手数料上乗せで$3.00 地下鉄の1Wayと同額、バスだけ乗車だと$2.00で現金乗車可)を購入。雨は博物館にいる間に上がっていました。

博物館から乗車のバス、往路と同じ系統です。

グリーンラインのガーフィールド駅で地下鉄に乗り換えます。

ループのクインシーウェルズ駅で下車して シカゴ川の開閉橋を渡り、シカゴユニオンステーションへ向かいます。シカゴ鉄道網の不思議な所はCTAの路線は普通鉄道のターミナル駅に全く接続していない事です。

数百メートル歩いてユニオンステーションに到着。シカゴのターミナル駅は廃止されたり、再開発されたりしてますが、ユニオンステーションの中央部は長距離旅客列車全盛時の建物が残されています。

ユニオンステーション中央部

ユニオン駅は北コンコース、南コンコースのセクションに分かれ夫々が頭端式の櫛型ホームになっていて間がホールになっており、その上に画像の建物が建っています。ホームは地下(掘割の上に建物がのっている)にあります。先ほど博物館で見た展示によると全盛期はさらにリバーサイドコンコースという南北スルーのホームがありシカゴ川の桟橋と直結してミシガン湖の汽船と連絡していたようです。

ここからMETRAのH.C.線(Heritage Corridor=遺産の廊下って意味わかりません)に乗車します。同線は運転本数が朝間上り3本、夕から夜間に下り3本の3往復しか運転がない路線です。(訪問当時) 乗り鉄の性としてはこういう路線に惹きつけられます。「乗り潰しは乗りにくい路線から乗れ。」でMETRA乗車はこの路線から始めます。なお、終点のジョリエット(Joliet)には同じくMETRAのR.I.線(Rock Island~路線を敷いた鉄道会社に因む)が来ておりこちらには上り列車があるのでシカゴへ戻れるのです。

METRAの路線図、時刻表などは同社のサイト(https://Metra.com)を参照してください。

ユニオンステーション南コンコースプラットホーム

デッキからの車内の見通しです

客車はKATOU.S.A.の製品でおなじみの2階建て客車(ギャラリーコーチ)です。H.C.線917レ(シカゴユニオン駅1650発ジョリエット着1755着)に乗車。運賃$6.75(此方の時間表示は12時間制でがここでは日本式に24時制で表記)画像は入線直後なので空いていますが発車時にはほぼ満席となりました。

ギャラリーコーチの2階席

お上りさん乗り鉄の我々は当然、2階席に座ります。列車はユニオンを提示に発車しました。

Amtrakのヤードの横を通りました。

客車の車窓は、色つきガラス窓のため景色が暗くなります。

AMTRAKの車両基地や開閉橋(常時上がってるようなので廃止線か休止線と思われる)の横を通り、シカゴ中心部を離れるとやがて朝乗車した地下鉄オレンジ線と並走する区間を走りました。この路線は分岐、平面交差、貨物ヤードなどが連続してありました。




併走するCTAオレンジ線電車 下には平面交差

平面交差でこちらの通過を待つのDL4重連

今回のシカゴ滞在で見た開閉橋と鉄道同士の平面交差は、これまでの人生で見た数を超える事は間違いないです。

途中駅はこんな感じの駅が多かったです。

終点ジョリエットには定時に到着しました。プラットホームのない線に到着しました。


後方に貨物列車が停車中です。


中間に連結された運転台付き客車。プラットホームの無い線ですがデッキの場所は踏切状になっています。

ジョリエット駅の駅舎です。左が乗車してきたHC線の客車。信号現示がYになってます。


客を降ろし引き上げる917レ 

左に見えている信号扱い所の先には直角に交わる平面交差があります。信号はG現示になりました。ホームを歩いていると後ろから鐘の音が聞こえて、先ほどの後方に停車していた貨物列車が近づいてきました。

貨物列車ジョリエット通過
平面交差を重々しい音を響かせて通過します。
交差するのがシカゴへもどるため乗車予定RI線の線路のようです。先ほど引き上げたHC線の列車が推進でRI線横の側線に入って行きます。

RI線列車が接近します。

RI線列車が接近、右は転線したHC線列車

平面交差手前で停車しました。すると…、

また、貨物列車の通過です。


自動車運搬車を連ねた貨物列車です


消滅したロードネームの貨車も混じっていました。

ようやく貨物列車が通り過ぎRI線列車ホームに入線します。

平面交差を渡りホーム進入のRI線407列車(折り返し226レになる)

RI線のホームは平面交差の向こう側へ移設する工事が行われているようでした。
折り返しのジョリエット1820発RI線226レシカゴ ラ・サールストリート(LaSalle St.)駅行きに乗車、発射後すぐに日が暮れました。(運賃$6.75)

なお、METRA車中より撮影の画像がありますが後日、別の列車で車掌さんより「車内で撮影禁止」と注意されました。ジョリエット駅ホームで撮影中は列車クルーが近くで見ていたのですがここでは何も言われませんでした。駅は車掌の管轄外という事なのか、METRAは列車の運行のみで、駅は鉄道会社の管轄という事なのか分かりませんがアメリカでの鉄道撮影には制約が伴います。ご注意ください。(2日目終わり、3日目へ続きます)























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