小樽築港機関区

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2019年2月27日水曜日

宇佐神宮の クラウス26 2006.3.6

 この年のまだ寒さが残る3月に、九州旅行のツアーに参加しました。

 鉄とは無縁の観光旅行ですが、その時に立寄った大分県の宇佐神宮の境内入口に、クラウス26号が保存されているのを見かけました。

 ツアコンに先導されての参拝ですが、早めに抜け出して、雨降る中、コンパクトカメラでの撮影です。


 この クラウス26 は、豊後高田駅と宇佐八幡駅を結ぶ大分交通参宮線で使用されていたものなので、ゆかりの地で保存されていることになります。


 国鉄からの払い下げで入線したのですが、1965年に営業廃止されてしまいました。


 一般的に保存機は屋根があればマシなのですが、ここではデザインされたガラス屋根が設置され、綺麗な姿を保っていました。


こちら側から見るようになっていますが、願わくば機関車の向きをさかさまにしてほしい所です。

2019年2月25日月曜日

SL冬の湿原号 2006(その4) 2006.2.19

 2006年の SL冬の湿原号 の撮影最終日です。

 この日も朝からよく晴れ渡っていたので、細岡駅と塘路駅の間の、通称新夢が丘に向かいました。

 他の展望台の撮影地は地図にもその名が出ていますが、この場所はファンの間での名称と思われ、夢が丘のさらに先の方まで線路脇を歩き、右側の小高い丘の上に登った地点で、細岡駅手前の踏切からはかなり距離があります。

 釧路湿原を見下ろす良いポイントですが、列車を撮影できるのは、わずかな区間だけです。

 まず最初には、かなり遠方から回り込んできた列車の姿が、長玉でごく小さくとらえられます。


 そして、蛇行する釧路川を臨む、撮影ポイントを通過します。


 ここでもセミ版準広角で、あたりの様子を記録しました。


 遠くまで歩いて疲れたので、帰りの撮影は、茅沼駅の発車にて怠けます。

 丹頂鶴がいたので、駅近くの横から C11207 とのツーショットを狙いました。


 列車が動き始めると、鶴も一緒に動き始めました。


 今回もセミ版で、あたりの状況を撮影します。


 ちょうど真横では、5羽の丹頂鶴が C11 と並んでくれました。


 車内からは、皆さん鶴の姿に注目しています。


 これにて2006年の SL冬の湿原号 の撮影を終了しました。

2019年2月23日土曜日

SL冬の湿原号 2006(その3) 2006.2.18

 SL冬の湿原号 撮影の3日目です。

 この日は細岡駅と塘路駅の間の、夢が丘展望台に登りました。

 この場所は以前にも訪れたのですが、線路側からのアプローチは斜面を直接登攀せずに、少し遠回りをすれば道があり、展望台として整備されています。

 細岡駅を通過した辺りから、列車の姿が遠望できます。


 踏切を越えて、こちらの足元の方へと回り込んできます。


 この日は西風が強く、煙が線路のこちら側に真横に流れてきます。


 非常に良い天気ですが、そのため完全逆光になり、車体は黒くつぶれてしまいました。


 例によって、セミ版の準広角で、全景を捉えました。


 この日は午後になっても晴天が続いていたので、リベンジとばかりに、昨日と同じコッタロ湿原展望台で、もう一度チャレンジしました。

 木立越しに列車が姿を現わしましたが、その向こうには、国道沿いの家々の並ぶ様子が、くっきりと見えました。


 木立を抜けて、C11207 がバック運転で通過して行きます。


 このあたりでは、もう煙を吐いてくれないのが残念です。


 後追いの場所になると、車体に太陽が反射して、輝いてくれました。


 このあとは春採の太平洋炭礦、現在の釧路コールマインを訪ねました。

 見に行ったのは本線ではなく、選炭場付近の610mm軌間の様子です。


 ここで使われていた車両は、以前訪問した三笠鉄道記念館に保存されています。


 興味深い場所ですが、立ち入り禁止なので、道路からだけの撮影でした。

2019年2月21日木曜日

SL冬の湿原号 2006(その2) 2006.2.17

 二日目の天気は昨日とはうって変わって、朝から青空が広がっていました。

 この年は C11207 が牽引していたので、出発準備の様子を、釧路運輸区に見に行きました。

 石炭の積込み中でしたが、トラックの荷台に乗せてきた石炭を、モッコに入れて吊上げての積込作業です。


 このあと向かったのは、昨日と同じ二本松のポイントですが、もう少し線路寄りの、多くのファンがよく狙う場所です。


 ここからは、塘路湖の近くを抜けて、左に回り込んでくるところも撮影できます。


 この年以降暖冬傾向が続き、いつも地肌が現れていて、白一色の写真がなかなか撮れません。


 快晴の下、良い光線を受けながら通過して行きます。


 ここでもセミ版の準広角で、広い範囲を撮影しました。


 帰りの列車の撮影は、天気が良いのでコッタロ湿原展望台に登りました。

 寒いのに大汗をかきながらやっと着いたのですが、通過時間が近づくにつれ、青空には雲が広がってしまいました。


 線路ははるか彼方ですが、見通しは良くききます。


 晴れていればもっとクリアに撮れたのだが、と思いながら、シャッターを切り続けました。


 急斜面に足を滑らしながらも、無事に地面まで到達できました。

2019年2月19日火曜日

SL冬の湿原号 2006(その1) 2006.2.16

 昨年に続いて、2006年も SL冬の湿原号 の撮影に、二月の釧路空港に降り立ちました。

 レンタカーで向かったのは二本松のポイントですが、この日の天候は曇りで、思わしくありませんでした。

 今回はこの辺りでは南側の、木々の間から線路を横がちに望む場所で、塘路駅の発車から踏切を過ぎるあたりの区間では、列車の姿は見えるのですが、撮影はできません。


 山裾をまわり込んできた姿を撮影しますが、今年は二つ目の C11207 の牽引です。


 昨年に比べて雪が少なく、一面の銀世界となっていないのが残念です。

 セミ版の準広角で、周りを含めたカットも撮影します。


 このあと、次第に天候が悪化し、薄暗くなってきたので、帰りの列車の撮影は線路端からの近接撮影とします。
 細岡駅と釧路湿原駅の間のカーブの、煙が期待できる場所にしました。


 期待通りの煙を出しながら、二つ目を光らせながらやって来ました。


 この場所まで来てしまうと追いかけはできないので、細岡展望台近くのビジターズラウンジに寄り、コーヒーを飲んでからゆっくりと宿に向かいました。

2019年2月17日日曜日

12月の 大井川鐵道(その2) 2005.12.17

 寸又峡温泉に宿泊して、翌日の大井川鐵道です。

 この日もSL列車は1本だけの運転なので、朝はゆっくりして、それでも列車が来るのは昼頃なので、井川線を見に行きました。

 本日も絶好の天気で、ダム湖の水面に太陽が反射している中を、下りの一番列車がやって来ました。


 3両編成の列車を2本併結していますが、これは次の接岨峡温泉駅から上りの1番列車として折り返す編成がつながっているからです。

 しばらくすると、その片割れが姿を見せました。


 大井川湖上駅を発車しましたが、ホームの長さに対して編成が短いので、まだ列車はホームにかかっています。


 あとを追いかけて、アプト区間でも撮影します。


 このあとは本線に向かいますが、大井川第一橋梁で、白煙と機関車のシルエットを狙うことにしました。


 気温が低いのと、ドレーンのサービスにより、うまいこと浮かび上がってくれました。


 この1本だけなのですぐに追いかけて、田野口駅と駿河徳山駅の間の対岸の、線路を見下ろす場所に向かいました。

 この日は C108 の牽引で、客車が昨日より増えているので、EL の補機が付いています。


 撮影後は帰りの列車を待たずに、これにて早々に引き上げました。

2019年2月15日金曜日

12月の 大井川鐵道(その1) 2005.12.16

 12月の大井川鉄道は、観光客の姿はほとんどなく、SL列車の運転も定期の かわね路号 の1往復のみになってしまいます。

 温泉旅館も閑散期になり、料金も安くなるので、撮影がてら寸又峡温泉で1泊し、ゆっくりしようと計画しました。

 その1往復だけのSL列車ですが、塩郷駅と下泉駅の間で、大井川をバックに茶畑を入れて撮ろうと目論みました。


 このあたりでは、普通は線路の大井川側から撮るのですが、この角度ではモロに逆光になってしまいます。


 冬場なので白煙が出てくれるので、何とか見られるものが撮れたようです。

 この1本だけなのですぐに追いかけて、大井川第二橋梁での撮影に間に合いました。


 閑散期なので、C11190 が、単機で3両の客車を牽引しています。


 このまま上流へと向かい、千頭駅に行きました。

 既に帰り支度が整っていましたが、C11190 は九州のカマの特徴の通風孔が、後ろ姿で良く目立ちます。


 上り列車の撮影は省略し、寸又峡温泉に向かいました。

 ここの温泉街入口の駐車場には、森林軌道の車両が保存されていますが、すっかり山影になってしまい、綺麗に撮れません。


 この日は早々に宿に入り、温泉を満喫することとしました。