小樽築港機関区

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2024年6月27日木曜日

ご挨拶(有楽町を行くEF5861牽引の「銀河」回送)

 ご挨拶 このブログの主宰者である青葉台さんからの依頼を受けて2022年10月から5編の海外乗り鉄の記事を掲載させていただいて来ましたが、ネタが尽きてしまいました。新型コロナ感染症(COVID-19)による行動制限は解除され、これまでの記事に登場した乗り鉄友人Nさんは積極的に海外訪問を再開しているのですが、私は燃油高による航空運賃の上昇、(欧米の)高インフレ、円安などを考えると海外へ行く気力が湧きません。そんな訳でこの投稿をもちまして私の記事は終了とさせていただきます。なお、このブログ自体は新しい記事のシリーズが始まると思いますので、引き続きの閲覧をお願いいたします。(奥山田三郎)

最後に、ネガカラ―プリントからのスキャンなので鮮明ではないのですが、私が有楽町で遭遇したEF5861が「銀河」回送に登板した時の画像をご覧ください。この朝のシーンはこれまで刊行物でもNETでも触れられていないと思います。

2006年2月28日早く家を出る所用があり、それならもっと早めに出て田町辺りでブルトレ「出雲」を撮ってから行こうと考えました。東京駅で山手線(京浜東北線かも)に乗り換え東海道線の方を見るとEF5861が待機しています。予定変更して有楽町で降りて、お決まりの東京方のホーム端に行きましたが同業者は小型ビデオカメラを持った方一名のみ、今見てきたEF5861の話をしましたがご存じ無いようでした。(知っていてもすっとぼける人もいるので何とも言えませんが)待っているとEF5861が銀河の回送列車を引いてきました。

この後、肝心の「出雲」は早めに来てしまい撮り損ねました。この日以降にEF58の登板があったのか知りませんが無ければ、回送列車ではありますがEF58一族最後の定期列車仕業であった事になります。

出雲は東京駅で回送待ちを撮りました。背景の400系+E4系も過去の情景です。(おわり)


2024年5月27日月曜日

イギリス乗り鉄&保存鉄道、鉄道博物館訪問記(第7回)

 英国乗り鉄旅7日目(9/11)実質的な最終日です、英国に先乗りしていたN君は昨日でパスを使い切ったので本日は地下鉄1日券でロンドン市内を巡るとの事。私は単独行でパスの消化を兼ねてまだ行っていないロンドンのターミナル駅と模型屋をなるべく地下鉄を使わずに巡ることにしました。

先ず宿泊しているホテルから一番近いターミナル駅であるマリンボン駅(Marylebone)へ歩いて行きます。駅の間近に来ても駅前らしくない佇まいです。


朝のマリンボン駅前。この駅も駅前広場はありません。周囲にはお店も見当たりません。


前面道路に車寄せのキャノピーが出ています。


2階建てバスが通れる高さがあります。駅舎の中に入ります。


朝のラッシュ時間帯なのでコンコースにはお客がいます。地下鉄へ乗り換えて目的地へ向かう人が多いのでしょう。


0900発のオックスフォード(Oxford) 行きに乗車します。


プラットホームです。この駅の路線は非電化で。架線もサードレールもありません。上屋内にエンジン音が響いてよい感じです。


 なかなかオックスフォード行きが発車するホームにたどり着きません。


 オックスフォード行きは、上屋が終わったホームの先端に停まってました。長い編成で通勤客を運んできて最後部の3輌ユニットを切り離して下りオックスフォード行きに充当する運用のようです。


隣のホームに上り列車が到着します。


発車時間するとしばらくの間地下鉄と並走しました。あちらは2路線が方向別の複々線になっていて大型車と小型車が並走してました。チューブ用の小型車の中間車を初めて横から見ました。



ジャンクション手前の信号機

マリンボン駅から出る路線ではオックスフォードは分岐する支線の終点になります。途中で本線から別れます。斜めの燈列の信号が分岐線用の信号機のようです。


オックスフォードは5日目に訪問したディドコットの先に位置し、その時に乗車したパディントン駅から来る路線の方が本線格のようです。本日乗車の列車は欠き取りホームに到着です。

 

 
こちらは本線のホーム、新幹線のひかり通過駅のようです。
オックスフォードは言わずと知れた大学の町です。意外にもディドコット方面から来る路線も非電化でした。ここから本線格の路線に乗り換えてレディング(Reading)まで行きます。

 
やってきた列車はボーンマス(Bournemouth)行きで、5日目にサウサンプトンまで乗車した列車と同系統です。したがってディドコットを通るはずです。




 ディドコットの博物館の横を通過しました。傍目に見ると博物館というより廃車置き場にしか見えません。ディドコットではホームの無い線を通りました。優等列車や貨物列車用のバイパス線のようです。


 
ディドコット通過後複々線になります。駅の方から来た日立号に抜かれてしまいました。


 レディングでロンドンウォータールー駅へ向かう路線に乗り換えです。レディングで鉄道といえばアメリカですが、英国の元祖レディングも4方から路線が集まる大ジャンクションです。古い駅舎は再開発でショッピングモールになっていて、隣に新しい橋上駅ができてました。


 こちらが現在のレディング駅舎。


 ウォータールーへ行く路線は南部地区の第3軌条の電車線です。


 競馬場で有名なアスコット(Ascot)を通りました。


 クラプハムジャンクション駅(Clapham Junction)で乗り換えます。この駅は3方からロンドンに向かう路線が集まって、またロンドン中心部へ向かって3方に分かれるという大きな駅です。



乗り換えの跨線橋から車両基地が見えました。ここから郊外方向のウィンブルドンまで行きます。この路線は5日目にポーツマスからウォータールーまで乗車した路線ですが今日は各駅停車に乗ります。


 乗車したのは多分古参と思われる電車で側面は普通なのですが、前面が幌とジャンパ線で厳めしい感じで好ましい顔です。


ウィンブルドン(Wimbledon)に着きました。今度はテニスの聖地です。この駅にはBR2路線の他に地下鉄とトラムの路線も接続しています。駅名標のOの字がテニス協会のマークです。背後の架線柱はトラムのものです。目的の模型屋さんの最寄り駅に行く路線に乗り変えです。

 
こちらの乗る電車が来る間にクラプハムジャンクションの方からは電車がじゃんじゃんやって来ます。この先で数系統に分岐するので本数が多いようです。


 古参らしき電車には非貫通型もいました。





乗車する路線の電車が来ましたが、昨日ピーターボローで見たのと同じ型の新しい電車が来ました。


トゥーティン(Tootinng)という駅で降ります。


 
トゥーティン駅のホームと表側です。


 駅前通りです


 丁度橋の下をウィンブルドン向かう電車が通りました屋根には折りたたんだパンタグラフが載ってます。


訪問した模型屋さん(Janes Trains)です。名前の通り鉄道模型主体のお店でした、量産品が多く、キット、パーツ類は少な目でした。(展示してないだけでカタログで品番を申告すれば在庫を調べてくれると思います)
駅に戻ってもう1件お店に行く予定ですが、この路線の電車の集電がどこで第3軌条から架線に切り替わるのか気になるのでしばらく乗りとおします。


 やがてテムズ川を渡りました。川の上は駅になってます。タワーブリッジが見えました。


 テムズ川を渡ると地下線になりセントパンクラス駅の地下ホームに着きました。この駅で架線に切り替わりました。例によって1等ラウンジで一休みして引き返します。先程のテムズ川の橋上の駅で分岐する系統に乗りロンドンブリッジ駅でチャリングクロス駅行きに乗り換え、ウォータールーで降ります。



 ウォータールー駅は5日目にポーツマスから戻って来た時に到着した駅ですが、今度到着したのは横にあるウォータールー東という通過式の駅でした。ここで降りて次のお店に行きます。


 乗り物書籍の老舗、Ian Allanの直営店です。模型も取り扱っています。
まだ時間があるのでBRのターミナル駅にあと2つ寄ってからホテルに戻ることにします。
まずはチャリングクロス駅(Charing Cross)です。


テムズ川を渡ってチャリングクロス駅へ進入する電車。



ウォータールーイースト駅からターミナル駅のチャリングクロス駅へ行きます。この駅はテムズ川を渡って直ぐの所にあるターミナル駅で東武の浅草駅をカーブさせずに真っすぐに駅を造ったような駅です。完全な電車駅で頭端部は駅舎の建物の中に入っていてます。
最後にビクトリア駅(Victoria)へ向かいます。
ここはかってはゴールデンアロー号の発着していたドーバー海峡方面へのターミナル駅でした。現代のユーロスターはセントパンクラス駅をターミナルにしています。


ビクトリア駅へ向かいます。線路が輻輳しています。


ビクトリア駅のホームに線路配置のディスプレイがありました。


コンコースです。帰宅ラッシュの時間帯なので混雑しています。


 外に出ます。駅前は一応広場になってますがそんなに広くありません。大きな交差点といったところで、おまけに工事中でした。


 何故か駅舎が2棟並んで建っています。
ここからは地下鉄でホテルへ戻りN君と合流しました。

明けて、最終日(9/12)はヒースロー空港へ行き帰りの便に搭乗するだけです。ヒースローエクスプレスに乗るためパディントン駅に行くと復刻塗装のBR版0系が停車していました。



 サイドに40というプレートが付いていたので登場40年記念の復刻塗装と思われます。連結器のカバーに書いてある番号が001になっているのでファーストナンバー車なのでしょうか。

 
着いた時と同じようにヒースローエクスプレスと日立号が並んでいました。

 
ヒースロー空港駅へ向かう途中に日立号の基地があります。



さらに途中に古い車輌が置いてある場所があり、廃車の留置と思ったのですが、訪問した保存鉄道や博物館と思うとこれらも保存車輌と施設なのかもしれません。
ヒースロー空港から成田へ戻りました。(おしまい)