小樽築港機関区

小樽築港機関区

2017年8月30日水曜日

陸羽西線 古口 1972.3.16

 今回の東北撮影旅行の最終日は、初日の八戸線以上に鉄道ファンには人気の無かった、陸羽西線を訪れました。

 新庄駅から日本海側の余目駅を結ぶローカル線で、牽引機はC58、見せ場の峠越えもない地味な路線ですが、それだけに一人でのんびりと撮影できました。

 古口駅に降り立ったのに深い理由は無く、列車交換ができ、新庄駅から程良いところに位置していたからです。

 雪道を高屋駅方向へと進み、手ごろな田圃の中に撮影場所を定めると、最初に上りの急行DCがやって来ました。



 古口駅で交換して、下りの貨物列車が発車してきます。



 順光に照らされて、白煙がきれいにたなびいています。



 去り行く姿に見とれながら、慌ててシャッターを切りました。



 今度は上りの貨物列車ですが、長めのレンズで、カーブしてくる姿を狙いました。





 最後は標準レンズのブローニー版で。



 古口駅を通り過ぎて津谷駅方向へ進むと、最上川を渡る鉄橋があります。

 上りの貨物列車の前に、普通DCが来ましたので、一応1枚。



 貨物列車は煙を吐かないので、樹を絡めてブローニー版で撮影しました。



 次の上り貨物列車は煙が期待できるので、川の反対側へ移動し、道路橋を避けながらアングルを定めていると、早々にやって来ました。



 期待通りに、勢いよく煙を吐きながら通過して行きます。



 C58が単機で牽引するローカル線ですが、思いのほか良いものが撮れました。


 いつもご覧頂きありがとうございます。 ↓湯前線・肥薩線・三角線 1971.7.24 より


↓応援のクリックをお願い致します↓
にほんブログ村:同様のブログ一覧表


2017年8月28日月曜日

8620の走る五能線 1972.3.15

 今ではすっかり観光路線になった五能線ですが、この頃は混合列車を牽引する8620が走る路線として有名でした。

 当時から全線通しで走る列車は少なく、撮影効率が甚だ悪い路線でしたが、東能代駅から沢目駅までの区間列車が通勤用として何本か設定されていたので、まずこれを撮影しに、鳥形駅で下車しました。

 雪に覆われた何もない場所ですが、最初は上りの客車列車からです。


 結構な両数を従えた通勤列車です。


 返しの列車は逆向き牽引です。


 雪がひどくなってきたので隠れていたら、ダイヤに無い下りの単機回送がやって来ました。


 吹雪いたかと思ったら今度は急に回復し、上りの客車列車が来る頃にはすっかり青空になっていました。


 綺麗に晴れ渡っています。


 朝の一仕事を終えて、深浦駅に向かいました。

 深浦駅では上りの混合列車まで時間が無いので、急いで広戸駅方向に進み、海岸の岩場にて待ち受けました。


 駅近くの下り勾配なので、転がるように通過して行きます。


 深浦駅に戻り、下りの混合列車の到着を撮影します。


 機関車を切り離して、入換を行います。


 深浦駅はすぐそばまで丘陵が迫り、ホームの北側のはずれにはターンテーブルが設置されています。


 発車時間が迫ったので、再び広戸駅方向に急ぎ、線路際の岩山から見下ろせる場所にてカメラを構えました。

 発車の汽笛の後、回り込むように列車が姿を現わしました。



 8620らしく、軽快に近づいて来ます。


 観光写真に使われる岩場を通過して行きました。


 この後、深浦駅にいても8620は来ないので、普通DCにて能代駅に向かいました。

 米代川を見下ろす高台で、夕方の貨物列車を待ちますが、その前に普通DCが通過します。


 だんだん暗くなり、貨物列車の通過の頃には露出が上がらず、動体ブレ気味になってしまいました。




 いつもご覧頂きありがとうございます。 ↓湯前線・肥薩線・三角線 1971.7.24 より

↓応援のクリックをお願い致します↓
にほんブログ村:同様のブログ一覧表


2017年8月26日土曜日

八戸線のC58 1972.3.14

 この頃になると本州の幹線筋にはSLの姿が見られなくなり、ローカル線巡りの撮影ばかりになってしまいました。

 夜行列車で八戸駅に着き、八戸線の始発列車に乗って6時過ぎに陸奥白浜駅に降り立ちました。
 海を入れた写真を撮れるかなと思って向かったわけで、八戸線の紹介記事は見たことがありませんでした。

 雪を踏みしめながら鮫駅方向へと歩き、撮影ポイントを定めました。


 強い横風を受けながら、C58牽引の下り貨物列車が通過して行きます。


 朝日を浴びた後姿がきれいです。


 列車が通り過ぎると、ようやく海辺であることが分かります。

 八戸線の列車は、鮫駅までの区間列車が多いので、陸奥湊駅まで戻り、小中野駅方向の鉄橋に向かいました。

 下り客車列車が来ましたが、後からの風にあおられ進行方向が分かりません。


 陸奥湊駅を客車列車が発車してきましたが、C58は逆向運転です。


 ウミネコが乱舞し、汽車と競走しているようです。


 この後、しばらく列車が無いので、ウミネコの島として知られる蕪島へ、暫し観光に訪れましたが、今とは違って寂しいところでした。

 鮫駅に戻り、駅構内のはずれで、上りの鮮魚輸送列車の発車を撮影します。


 広い構内に腕木信号機、右に写っているのは入換用のDLです。

 まだ昼過ぎですが、これで切り上げて、明日の撮影地へと移動しました。


 いつもご覧頂きありがとうございます。 ↓湯前線・肥薩線・三角線 1971.7.24 より

↓応援のクリックをお願い致します↓
にほんブログ村:同様のブログ一覧表


2017年8月24日木曜日

復活SL 2年目のC62ニセコ号 1989.7.7~8

 前年に続いて、この年もC62ニセコ号を撮影に渡道しました。

 運転日が基本的には土曜と日曜なので、2日間のみの撮影になりますが、今回は手違いで初日の上り列車に間に合わず、帰りの下り列車からの撮影のなりました。

 天気が良いので、定番の倶知安駅の北方、北四踏切にてカメラをセットしました。


 遠くのカーブを曲がり、羊蹄山をバックに近づいて来ます。


 定型写真を撮影後、皆さん揃って、追いかけを開始します。

 国道をそれて、蘭島駅の先、これまた定番の道路からの撮影です。


 この場所も盛大に煙を上げてくれます。


 本日はこれまでで、小樽の宿に向かいました。

 翌日は然別駅と銀山駅の間の白樺バックのポイントに行きましたが、さすがに先人が多く、何とか前の方に入れてもらいました。

 白樺の下のカーブから、C623が姿を現わしました。


 この日も好天で、車体が黒光りしています。


 そして、眼前を勢い良く走り去ります。


 今日の返しの撮影は、あまり人の来ないところとして、塩谷駅の先、小樽駅寄りのカーブで到着を待ちました。


 撮影者が他にいないためか、煙のサービスはありません。


 それでもC62の巨体の迫力は素晴らしく、また来年も来ようと思いながら帰りました。


 いつもご覧頂きありがとうございます。 ↓湯前線・肥薩線・三角線 1971.7.24 より

↓応援のクリックをお願い致します↓
にほんブログ村:同様のブログ一覧表


2017年8月22日火曜日

正月の富士をめぐるローカル3線 1985.1.2

 現役SLの記事の方は、1971年分が終わり年が改まるのですが、その後の方についても、新年を迎えての撮影記録です。

 正月と言えば定番の富士山、とばかりに、正月早々富士山をバックに撮影できるローカル線をめぐりました。

 最初に訪れたのは伊豆箱根鉄道大雄山線の、飯田岡駅と相模沼田駅の間です。


 朝日の中を旧型電車がやって来ましたが、肝心の富士山は頭が少し見えるだけで、もっと良い場所があったのかもしれません。


 新登場の車両には、西武レオのヘッドマークが付いていました。

 今度は、更に「賀正」の文字まで入っています。


 次は大きく撮れる富士山を求めて、定番の御殿場駅と足柄駅の間の撮影地に向かいました。

 案の定、富士の綺麗な冬姿が見られる中を、最初に来たのは各停115系でした。


 そして、165系も続きます。


 ようやく真打の登場で、小田急のロマンスカー SSE車 です。


 次の撮影地は西に向かい、身延線の西富士宮駅と沼久保駅の間に行きました。


 同じ日の撮影なのに、西側の斜面には雪が少ないです。

 最後はこれまた定番の、竪堀駅と入山瀬駅の間です。


 急行に続いて、身延カラーのローカルがやって来ました。


 早くも陽が傾き始めて、富士をめぐる撮影を切り上げました。


 いつもご覧頂きありがとうございます。
 バナー画像を交換しました。↓湯前線・肥薩線・三角線 1971.7.24 より

↓応援のクリックをお願い致します↓
にほんブログ村:同様のブログ一覧表