小樽築港機関区

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2021年1月30日土曜日

 復活SL 晩秋の秩父鉄道(その1) 1994.11.12

 大井川鐡道で3列車運転のSLを撮影した翌週、今度は秋深い秩父鉄道を訪れました。

 前回は三峰口駅まで深入りしたので、今回は寄居駅と波久礼駅の間と、近場で場所を探しましたが、開けた場所が見つからず、線路際からとなってしまいました。

 この線では、貨物列車が頻繁に運転されています。


 下り貨物が通過したと思ったら、今度は上りがやって来ました。


 いよいよ C58363 のお出ましですが、見通しが効かないので、音だけが頼りです。


 速い足取りで駆け抜けて行きました。


 この頃は、まだ皆野駅方向への140号線バイパスが無いので、追いかけても土日はクルマが多くて追いつけません。

 帰りの列車は、手堅く親鼻駅と上長瀞駅の間の荒川の鉄橋ですが、上長瀞駅側の岸から見上げる場所にしました。


 秋の傾いた陽を浴びて、車体が輝いています。


 最後尾にはELがつながっていましたが、パンタが下ろされているので回送なのでしょう。


 本日の撮影はこれまでで、明日も C58 を撮影します。

2021年1月28日木曜日

 SL3列車運転の 大井川鐡道 1994.11.3

 秋の行楽シーズンである文化の日、この日は大井川鐡道でSL列車が3本運転されるので、早朝に家を出て向かいました。

 雨模様の天候で、現地についても止まず、開けた場所である大井川第1橋梁に向かいました。

 雲が垂れ込め、薄暗い中を、最初のSL列車1001レが鉄橋を渡って来ました。


 C11312 が後補機のELを従えた、長い編成です。


 次の101レの撮影は、家山駅と抜里駅の間の二つのトンネルの間ですが、列車の通過の前に雨がやんで、明るくなってきました。

 今度は C5644 の牽引です。


 この区間は短いので、列車の最後尾はまだトンネルの中でした。


 3本目のSL列車は、最初のSL列車が早々に戻ってきて、下泉駅で行き違いとなります。

 なので、田野口駅近くの道路橋で、先に戻って来る1002レから撮影しました。


 ここは安易に両方向が撮れる場所ですが、今では工事により、田野口駅方向が変わってしまいました。


 お隣駅での交換なので、間もなく C11227 が白煙を吐きながら近づいて来ました。


 ここは晴れていれば逆光ですが、この日はうまい具合に曇天です。


 次の帰りの102レの撮影は、抜里駅の南側の斜面に登って行きました。

 ようやく太陽が顔を出すなか、先に普通電車がやって来ましたが、多客期のため4両編成です。


 夕日を浴びながら、バック運転の C5644 が近づいて来ました。


 画面を横切る道路には、普段は撮影者がいるのですが、この日は幸運にも誰もいません。


 準広角で撮ったものをみると、集落を含めた様子が分かります。


 既に陽が傾いていたので、1時間近くあとの最後のSL列車は待ちきれず、これにてお開きとしました。

2021年1月26日火曜日

 JR大宮工場 新旧つばめの出会う時 1994.10.9

 鉄道の日制定記念として、この日JR大宮工場で、「新旧つばめの出会う時」と銘打った催しが行われました。

 各地から 特急つばめ に由来する車両が集められるとのことで、電車を乗り継いで大宮駅に向かいました。

 遥か昔の国鉄大宮工場時代に訪れて以来ですが、所在地等、周辺環境を除いては、あまり変化はありませんでした。

 特急つばめ と言えば、まずは C62 で、梅小路から C622 がやってきていました。


 函館本線で何度か撮影しましたが、ヘッドマークを付けた姿は格別です。


 デフのツバメと、ヘッドマークのつばめが最高の組合せでした。


 次は、東海道本線の電化が途中までだったころ、流線形が時代の先端だった EF551 がいます。


 EF551 は上越線でも時々運転されているので、馴染みがあります。


 そしてもう1両、東海道本線の全線電化が完成した後、私も乗車した事のある青大将の 特急つばめ の牽引機の EF58 です。


 実際に運用されていた頃を、今でも思い出します。


 他にJR九州から、この当時の特急つばめ 787系も展示されていましたが、そちらは横目で見ただけです。

 おまけは構内にいた DD16 で、北斗星色に塗られているのが目を引きました。


 帰り道では、大宮工場製の D51187 が保存展示されているのでこれも1枚。


 この D51 は、今でも鉄博への道の途中で見かけられます。

2021年1月24日日曜日

 赤沢森林鉄道 1994.8.17

 この年の夏休みには、長野県上松町の国有赤沢自然休養林の中にある、赤沢森林鉄道に行ってみました。

 上松駅近くで国道から分岐した県道を辿って行くと、国有林の中に自然休養地として整備されていて、その一角にナローゲージの観光鉄道が敷設されています。

 現役時代には見たことのない、木曽森林の機関車が保存されているので、行きにくく、遠い場所ですが、時間をかけて訪問しました。

 この線は、元々小川森林鉄道赤沢支線として使用されていた跡地の一部に、長さ1.1km程度の線路を再敷設したとのことです。

 ここにはSL以外にも、木曽森林鉄道で使用されていた車両が保存されているので、先ずはそちらから。


 記念館内には、片側湘南顔のDL等が保存され、屋外には車掌車等が置かれていました。


 そして、森林鉄道のホーム前のヤードに目的の B1リアタンク機 がいました。


 夏のドピーカンの下なので、黒い車体が余計に黒くなってしまいました。


 後ろには移動用なのか、DLが連結されたままなので、少々撮影の邪魔です。


 機関車の周りを、ぐるりと一周撮影します。


 真横から見ると、このボールドウィンの特徴的な姿がよくわかります。


 ついでに、後ろの酒井も撮っておきました。


 このあとは、森林鉄道に乗って、終点まで乗り心地を楽しみます。


 折返しのための機関車付替えを見て、撮影ポイントを探しながら戻って行きました。


 林と沢の中を縫って走るので、撮れる場所は限られます。


 当然ながら、同業者はいませんでした。


 お盆休みで大混雑し、猛暑で汗だくになった記憶が残っています。

2021年1月22日金曜日

 SL運転18周年の 大井川鐡道 1994.7.9

 大井川鐡道では1976年からSLの運転を行っていて、この年の7月に、なんとも中途半端と思われますが、その18周年記念としての催しを行いました。

 特別列車を仕立てるわけではなく、定期のSL列車を重連運転とし、千頭駅ではSLの展示を行うというものです。

 折角の重連なのでオーソドックスに撮影でき、撮影後に千頭駅に向かうのに都合の良い崎平駅の手前の鉄橋に向かいました。


 まだ梅雨が明けない時期なので、天候はあまり宜しくありません。


 今となっては懐かしい、普通電車を撮影しながら時間を過ごしました。


 ようやく、待ちに待った重連の登場です。


 この頃は背後の邪魔物が無く、すっきりと撮影できました。


 C11227 と C12164 の重連です。


 すぐに千頭駅に向かい、入場券を求めて構内に入ると、転入してきた C108 に火が入れられていました。


 先程の列車を牽引して来たSLが、順番に転車台で方向転換をします。


 C12164 に続いて、C11227 もやって来ました。


 その後は3両並べての撮影会です。


雨足が強くなってきましたが、その割には明るくて幸いでした。


 帰りの列車の撮影は、重連を横から撮れる場所をと思い、大井川第1橋梁の川原に向かいます。


 C11 と C12 が背中合わせの重連で、薄暗くなった鉄橋を渡って行きました。


 天候には恵まれませんでしたが、楽しい一日を過ごせ、満足して家路につきました。