小樽築港機関区

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2021年6月29日火曜日

 復活SL SLふらの・びえい号(その2) 1999.6.12

 SLふらの・びえい号 の撮影2日目です。

 この日も晴天なのは良いのですが、6月の北海道では太陽高度が非常に高い上に、内陸部なので、気温が上がって暑くなり、SL撮影にはあまり良い条件ではありません。

 最初に向かったのは千代ヶ丘駅と北美瑛駅の間で、線路際に邪魔者があるものの、開けた場所でした。

 先ずは単行の普通列車が通過します。


 真っ青な空の下、彼方に C11171 の姿が見えて来ました。


 トップライトなので、SLの黒い車体は沈んでしまいます。


 この日も、煙は全く有りませんでした。


 DLに押されているからか、力行する様子が見られません。


 次は臨時駅の、ラベンダー畑駅のすぐ先に行きました。


 ここは停車駅なので、発車時はさすがに黒煙を上げてくれます。


 しばらくは力行を続けてくれました。


 帰りの撮影は、富良野の平野を見下ろす高台です。

 先行して、単行DCが通過しました。


 しばらくたつと、中富良野駅方向から、バック運転の C11 がラベンダー畑駅に進入してきます。


 短い停車後、黒煙を上げながら発車して来ました。


 沿線の道路には、多くの撮影者が見られます。


 ここでは、後追いではあるものの、順光下での撮影ができました。


 残雪の山々をバックに、遠くに走り去るまで、列車を見送れました。


 このあと昨日同様に追いかけて、やはり上富良野駅と美馬牛駅の間で、わずかに線路が見える場所を見つけました。


 残念ながら余りに間口が狭くて、辛うじて機関車のみを入れるのが精一杯でした。

2021年6月27日日曜日

 復活SL SLふらの・びえい号(その1) 1999.6.11

 北海道では、C623 が復活したものの運転休止になってしまいましたが、これに代わって、C11171 が復活し、再びSL列車の運転を再開しました。

 富良野線では観光客向けの臨時列車が運転されていましたが、そのうちの1往復に C11171 牽引の SLふらの・びえい号 が設定されたので、早速撮影に向かいました。

 朝の飛行機で旭川に着き、レンタカーで向かったのですが、旭川発の列車には間に合わず、富良野駅に直行しました。

 構内に C11171 が停まっていましたが、同機を見るのはこれが初めてです。


 取付ステーはあるのですが、ヘッドマークは付いていません。


 撮影場所ですが、富良野駅を発車したあとならば煙を吐くだろうと、学田駅との間の小高い丘にてカメラをセットしました。

 先程までの太陽が隠れてしまい、薄暗くなってしまった中を、DLがプッシュするトロッコ列車が通過して行きます。


 背景の残雪の山並みには日が当たっているのですが、列車は沈んでしまいました。


 しばらくすると、到着したトロッコ列車の先頭に C11 を連結して、汽笛一声、発車して来ました。


 予想に反して、全く煙はありません。


 その上、太陽は隠れたままなので、最悪の仕上がりでした。


 気を取り直して追いかけて行くと、上富良野駅と美馬牛駅の間で線路が見える場所を見つけました。


 ようやく線路にも半分日が当たってくれたのですが、ここでも全く煙は有りません。


 さらに追いかけて、今度は千代ヶ丘駅と西聖和駅の間の線路際です。


 光線状態、バックの雪山と条件は整ったのですが、ここでも無煙で通過して行きました。


 この日は旭川の街に投宿し、地図をにらんで明日の作戦を立てました。

2021年6月25日金曜日

 半年ぶりに訪れた 大井川鐡道 1999.5.29

 前年には5回も通った大井川鐡道ですが、今回半年ぶりに行ってみたのは、この日はSL列車が3本運転されるからです。

 通い慣れたところなので、先ずは近場の五和駅と神尾駅の間の、あまり人が来ないようなところから始めました。


 最初の1001レは、C108 の牽引です。


 次は少し先に進み、抜里駅を過ぎて、大井川第一橋梁への上り勾配の築堤です。


 C11227 が、期待通りの煙を上げながら近づいて来ました。


 この日は曇天で、逆光にはならないので、1005レは大井川第一橋梁のインカーブから撮ることにします。


 C5644 が、トラストトレインの客車3両を牽引して来ました。


 ちょうど良い長さの編成ですが、青い客車の汚れが気になります。


 この日はこれ以上大井川の上流には向かわず、同じ場所で間もなくやって来る1002レを待ちました。


 バック運転なので、横からと後追いでの撮影です。


 次の102レまではまだ時間があり、今回は日帰りなので、これにてそそくさと引き上げてしまいました。

2021年6月23日水曜日

 成田ゆめ牧場 に敷かれた 610mm 1999.5.3

 千葉県の民営観光牧場である成田ゆめ牧場には、軌間610mmの狭いゲージの線路が敷かれ、小さな機関車がトロッコを牽いて走っています。

 ここで活動しているのが 羅須地人鉄道協会 の皆さんで、かつては糸魚川の東洋活性白土の専用線で保存運転をされていましたが、同線が廃止されたのち、ようやくここに拠点を構えることができて、1996年から運転を開始されたとのことです。

 年に数日の休祭日にSLを運転しているのは知りつつも、横浜の拙宅から遠いので躊躇していましたが、この年の5月の連休に初めて訪問してみました。

 現地に到着すると、既に緑色に塗られた小さなSLが、乗客を乗せたトロッコを牽引して走っていました。


 台湾から帰国した、楠木製作所製のBタンクです。


 エンドレスの内側は、丁度菜の花の盛りで、黄色い花に埋もれるように走っていました。


 小型とはいえ、撮る角度によっては十分迫力があります。


 小型機は協三工業製のを何度か見ていますが、こちらは実際に働いていたものなので、やはり年季が入っています。


 ティンバートレッスルに向かう勾配では、黒煙を上げながらやって来ました。


 エンドレスの内側にはヤードや作業場が整備され、糸魚川にいたドゴービルも置かれています。


 SLを使用しないときの牽引機、酒井の TDL-752 が休んでいました。


 楠木3号機に代わって、面白い形の機関車が登場です。


 羅須地人鉄道協会の自作の、縦型ボイラー機、1号マフポッター という、オープンエアーの機関車です。


 マフポッターが、ヤードをかすめて通過して行きました。


 今回訪問してみて、自宅からは思ったほど時間がかからず、何より楽しい場所だったので、このあとも通うことになってしまいました。

2021年6月21日月曜日

 復活SL 真岡鐡道 の C11325 1999.4.3

 ウエスタン村の翌日は、距離的に近い真岡鐡道を、1年ぶりに訪れました。

 前年の10月に、現役に復帰した C11325 が走り始めて、C1266 に代わって主力機になっているとのことで、その雄姿が見られることを期待しました。

 下り列車の撮影場所は、線路際が良かろうと、多田羅駅と市塙駅の間で、春らしい花の咲いているところにしました。

 遠くの方から近づいて来るのが見えましたが、期待通りに C11 です。


 線路の横には菜の花が咲いていました。


 近づいたところには、桜の若木にピンクの花が。


 上り列車の撮影は、急勾配区間である茂木駅と天矢場駅の間です。

 いつもより線路の近くに場所を定めると、先行する普通DCが通過しました。


 やがて C11 が勾配を上って来ましたが、高い木立の影になり、遠くの方では殆んど陽が当たりません。


 木立を抜けると、正面に良い日差しを受けます。


 C12 よりも強力なためか、思ったよりも煙が少なく、それほど迫力がありませんでした。


 追いかけて行き、真岡駅と寺内駅の間で待ち受けたのですが、平坦線のため、全く煙を吐かず、面白くありません。


 最後のおまけに、折本駅とひぐち駅の間で、下館駅からの回送列車を撮影しました。


 やはり C12 の方が良いなあと思っていたら、C11325 は2019年のラストランのあと、東武鉄道に移ってしまい、真岡鐡道での撮影は、結局この1回のみになってしまいました。