小樽築港機関区

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2021年7月31日土曜日

 復活SL 初見参の SLばんえつ物語号 2000.9.2

 夏休みの東北旅行の最後に立寄ったのは、1999年4月から運転を開始した、C57180 牽引の SLばんえつ物語号 の走る磐越西線です。

 磐西線はSL現役の頃と、DD51 牽引の客車列車の撮影に何度か訪れたのですが、地図を頼りに最初に向かったのは、五十島駅と三川駅の間のトンネルからの飛び出しです。

 トンネルから出て来る列車の撮影は、近づいて来る姿が見えないので、通過時刻になると、ファインダーから目が離せません。


 暑い時期にもかかわらず、良い煙を上げながらやって来ました。


 標準レンズに持ち替えて、撮影を続けます。


 やまぐち号と違って、集煙装置が無く、C57 の美しい姿でした。


 磐越自動車道があるので楽に追い越せますが、次の撮影地は山都駅の先、有名な一ノ戸川橋梁を南側から臨む場所です。

 鉄橋からはかなり離れた場所で、他に撮影者はいませんでした。

 汽笛と共に鉄橋を渡ってきて、木立の陰から姿を現わします。


 黒い車体や煙がバックに沈んでしまい、遠景も霞んでしまうので、この場所は寒い時期に向いているようです。


 帰りの列車の撮影は、磐梯山をバックに撮れる場所を探し、会津若松駅と堂島駅の間の田園地帯にしたのですが、肝心の磐梯山が、次第に見えなくなってしまいました。


 煙も吐いてくれず、失敗作です。


 再び追いかけて、今度は野沢駅と上野尻駅の間です。

 そろそろうす暗くなりかけた頃、ようやく姿が見えて来ました。


 ここでもあまり煙を吐いてくれませんが、それなりの走行写真が撮れたと思っています。


 これにて家族旅行を兼ねた夏休みが終わり、自宅へと急ぎました。

2021年7月29日木曜日

 やながわ希望の森公園にもいた ミニSL 2000.8.31

 二本松の B621014 を見て、400系を撮りに寄り道した後、阿武隈急行のやながわ希望の森公園前駅近くにいる、やはり協三工業製のミニSL B62418 を訪れました。

 SL西口駅からSL東口駅まで、762mmゲージのわずか800mの路線ですが、両端駅にはターンテーブルが設置され、常に前向きで運転されています。

 運転開始時間が比較的遅いので、到着した時には、まだSLは西口駅に併設された庫の中にいました。



 横には客車庫があり、3両の小さな客車が収まっています。


 やがて、そろそろと動き出し、ターンテーブルに向かいました。


 機関士がボタンを押して、テーブルを回します。


 ホームの方向に向かい、その後、客車を連結しました。


 定刻になったので、駅から出てくるところを撮影します。


 上り勾配が続くので、夏なのに結構煙を吐いてくれました。


 SL東口駅で乗客を降ろし、先の方のターンテーブルで向きを変えます。


 上り列車の発車時刻になり、こちらに向かってきました。


 もう一度、勾配を上って来る下り列車を撮影します。


 東口駅に行くと、機廻し線を走って来ました。

 ポイント操作は、車掌さんの仕事です。


 上り列車は下り勾配ばかりですが、発車の時はそれなりに迫力があります。


 ドレーンを吐くところをアップで撮ると、なかなかのものでした。


 ほんの短い路線ですが、石炭炊きの本格的なSLで、十分楽しめます。

2021年7月27日火曜日

 ちょっと立寄った 板谷峠の山形新幹線 2000.8.31

 二本松からの移動中、山形新幹線の様子を見たくなり、寄り道をして、板谷駅の赤岩駅側に行ってみました。

 1990年に改軌工事中の様子を撮影して以来ですが、新幹線の開業は1992年なので既にかなり経過しています。

 以前のように線路端には立ち入れないので、踏切で通過を待ちました。

 400系を駅以外で撮影するのは初めてです。


 なんともお手軽な撮影でしたが、流線形の車体が、急勾配の急カーブを通過して行くのが、何とも奇妙に思えました。


 ほんの寄り道なので、そそくさと次の目的地へと向かいました。

2021年7月25日日曜日

 再訪 グリーンピア二本松 の B621014 2000.8.30-31

 福島県のグリーンピア二本松には2年前の丁度同じ日に訪問しましたが、その時は悪天候で、雨風の中での撮影となりました。

 そこで今回そのリベンジをと、夏休み旅行の途中の宿泊地としました。

 家族旅行なので観光地を巡り、ここに到着したのは午後になってからですが、早速撮影を開始しました。


 この日は雨は降っていませんが、曇り空で、周辺はうっすらともやっていて、あまり良い撮影条件ではありません。


 それでも沿線には花が咲き誇り、良く手入れされていました。


 短い勾配区間のSカーブに行ってみます。


 ここでは、わずかながらも、煙を上げてくれました。


 「あだたら」のヘッドマークも、以前の時と変わっていません。


 この角度から見ると、背後に盆地が見下ろせるのですが、もやってしまって何も見えませんでした。


 赤いサルビアの花も、盛りを迎えています。


 一泊して翌日になると、ようやくすっきりと晴れ渡ってくれました。


 朝食を済ませて、出発までの短い時間に撮影をします。


 ようやく、この施設が高地にあることを表現できるカットを撮影出来ました。


 いよいよ出発しなければならず、最後のワンカットです。


 結局、これが B621014 の最後の1枚になってしまいました。

2021年7月23日金曜日

 七月にも大井川鐡道で SL3列車運転 2000.7.15

 この年のSL撮影は、二月に釧路で3日間撮ったからでしょうか、前回3月の大井川に行っただけで半年が過ぎてしまいました。

 そろそろどこかに行かねばと思っていたところ、再び大井川鐡道でSL列車が3本運転されることを知り、出かけることにしました。

 今回、一度は行ってみたいと思っていたいわゆる福用のお立ち台ですが、狭い場所なので敬遠していましたが、早い時間に行けば場所が確保できるのではと乗り込みました。

 SL列車までは時間があり、やって来る普通電車を撮影しながら過ごします。


 下りの京阪特急、上りの近鉄特急が、それぞれ2両編成で通過して行きました。


 そして1001レの通過時間になりましたが、架線柱が両側にあるので、これを避けながらの撮影になります。


 夏の暑さの中、C11312 が陽炎のような煙を吐きながら、勾配を上って行きました。


 このあと3月には大井川第一橋梁までしか行きませんでしたが、今回は足を延ばして、青部駅と崎平駅の間の大井川第二橋梁を目指して行きます。

 鉄橋の下で待っていると、汽笛に続いて、101レを牽引して C11227 が姿を現わしました。


 力行運転で頑張ってくれているのですが、やはり夏場の煙はかすんでしまいます。


 轟音を立てながら、通過して行きました。


 SL列車3本目はトラストトレインで、同じ場所ですが、線路のレベルまで上がっての撮影です。

 鉄橋を渡ってきたところで横風を受けて、煙が流れてしまいました。


 同時にもう一台のカメラを、河原に三脚を立てて準備しておきました。

 こちらはカミさんがレリーズしました。


 非常に蒸し暑い日で、前回同様に帰りの列車の撮影はやる気をなくし、またしても、これにて早々に引き上げてしまいました。

2021年7月21日水曜日

 大井川第一橋梁で SL列車を3本 2000.3.25

 この年2回目のSL撮影は、通い慣れた大井川鐡道です。

 この日はトラストトレインを含めて、3本のSL列車が運転されるので出かけました。

 1本目の1001レの撮影は、このころお気に入りだった大井川第一橋梁を横から撮影出来る、国道から山に登って行く道の途中からです。

 先に橋梁を通過するのは、上りの南海電車でした。


 家山駅で交換して、1001レが抜里駅を通過してきます。


 この日は客車4両なので、C11 の単機牽引でした。


 列車は一度見えなくなってから、汽笛と共に鉄橋上に姿を現わします。


 川上からの風で、煙が車体を隠してしまいました。


 次第に雲が多くなってきたので、線路の北側に行っても逆光にはならなくなります。

 なので次は川原に降りて、笹間渡駅側から構えていると、先程の南海電車が再び現われました。


 しばらくたつとドラフト音が聞こえてきて、煙を盛大に吹き上げながら101レが近づいて来ます。


 C108 には、さくら のヘッドマークが付けられていました。


 標準に持ち替えて、撮影を続けます。


 1005レの トラストトレイン の時間になると、さらに暗くなってきました。


 天気が悪いのでこの角度から撮影出来ますが、仕上がりはやはり少々鈍くなります。


 このあとは小雨が降り始め、帰りの列車はバック運転であることから、これにて退散してしまいました。