小樽築港機関区

小樽築港機関区

2020年8月31日月曜日

 東北本線奥中山 最後の訪問-1 1986.5.10

 数年間盛岡での仕事があった関係で、ついでに東北本線の撮影に何度も出かけていましたが、この時は最後になるとは思わずに、いつものように朝一番の普通列車に盛岡駅から乗車し、奥中山駅を目指しました。

 特急ゆうづる を大カーブで撮影したいと毎度思っているのですが、いつも目的地に到着前に通過してしまうので、この日は一目散に国道を南下しました。

 それでも線路をアンダークロスする手前で、特急ゆうづる3号 の通過時間になってしまいました。


 国道を越えるあたりは日陰でしたが、こちらに近づくにつれて、朝日があたって来ます。


 目の前を ED75 がヘッドマークを付けて通過して行きました。


 このあとすぐに続行で 特急ゆうづる5号 が来るので、大急ぎで大カーブ横の擁壁に駆け上ると、カメラをセットする暇も無く姿が見えました。


 半逆光ながら、側面にも日が当たってくれています。


 走り去る姿を後追いで。


 最後尾の不細工な電源車も押さえておきました。


 ようやく念願のカットを撮影し、線路端に降りると、下りの普通列車が近づいて来ます。


 後ろから列車の気配がするので振り向くと、修学旅行の表示を出した急行型DCが接近してきました。


 次は下りの貨物列車で、定番の ED75重連 の牽引です。


 上りの普通列車は真正面から撮りましたが、何を牽引しているのか、全く分かりません。


 もう一度擁壁の上にあがり、特急はつかり4号 を後追いで撮影します。


 下り貨物がやって来ましたが、重連で牽くには荷が軽すぎるようです。


 下り貨物が続きますが、D51 の時代も、次々とやって来たことが思い出されました。


 下りの昼間特急の一番手、特急はつかり1号 が登場しましたが、前照灯が4灯タイプです。


 飽きてきたので擁壁を降り、場所を移動して撮影を続けましたが、残りは次回に掲載します。

2020年8月29日土曜日

 無煙化後の 足尾線 1986.4.27

 C12 が走っていた頃に何度か訪れた足尾線ですが、1970年に無煙化されてから足が遠のいていたので、この年に久しぶりに様子を見に行きました。

 足尾銅山は1973年に閉山されたのですが、その施設は精錬所として使われていて、貨物輸送が変わらずに行われていました。

 最初に向かったのは間藤駅から足尾本山駅に向かう途中の踏切で、現在でもその痕跡が残っている場所です。

 踏切近くの道路で、本山から下って来る上り貨物を待っていましたが、やって来たのは DE11 の単機です。


 このあと同じカマが足尾駅から貨物を牽いて折り返してくるので、怪しげな道を通って先に進みました。


 列車の背後に、先程撮影した鉄橋と踏切が見えます。


 今度は本線の貨物列車があるので、原向駅を越えた沢入駅との間で、先ずは上り貨物から撮影します。

 先程来お目にかかっている DE1151 の牽引です。


 線路端は面白くないので、渡良瀬川の対岸に移動し、上りの普通DCから撮影しました。


 次は下り貨物で、重連の牽引です。


 無蓋車を連ねて、山に向かって上って行きました。


 再び足尾駅と足尾本山駅の間の区間貨物を撮影のために、間藤駅を見下ろす地点に行きました。

 下り貨物が、間藤駅のホームを通り過ぎて行きます。


 山影になり光線は良くないのですが、遠くに足尾のはげ山をバックにした上り貨物の姿が見えました。


 線路と山の間には本山小学校が残っていて、このあたりが栄えていたことが分かります。


 再び間藤駅側を見ると、折返しの上りDCが本線上のホームに停まっていますが、かつては分岐して、駅舎の前のホームが使われていたことが分かります。


 DCが行ってしまうと、足尾駅交換でまた下りの区間貨物がやって来ました。


 再び上りの本線貨物を撮るために、先程と同様に原向駅の先まで行き、山から下りてくるのを待ちます。


 C12 の頃とは違って、本線貨物は全て重連での運用のようです。


 足尾線の貨物輸送は1987年に廃止され、その2年後には足尾線そのものが無くなり、第三セクター化されてしまいました。

2020年8月27日木曜日

 南東北 1日旅-3 1986.3.21

 この日最後の撮影地は、東北本線の金谷川駅と南福島駅の間の、福島の市街を遠くに見下ろす場所で、東北本線は上下線が離れて増設され、その間を東北本線が割って入っている地点です。

 曇り空の下、最初に撮影したのは新幹線の200系で、何の気なしに撮ったのですが、今となっては、といったところです。


 その新幹線の左側の線路を、下りの普通電車が勾配を駆け下って行きました。


 この場所での狙い目は上り線で、普通電車がカーブを上って来ます。


 次の上り貨物は何故か露出が大アンダーになってしまい、折角後補機が付いているのに、と現像が上がったのを見て嘆きました。


 ようやく射し始めた夕日の中を、普通電車がやって来ました。


 おあとは短い編成の貨物列車です。


 黄色い日射しを浴びた姿を、何カットか捉えることができました。


 昨夜から走り回った撮影旅を切り上げて、この日のうちに帰ることができました。

2020年8月25日火曜日

 南東北 1日旅-2 1986.3.21

 東北本線の黒川橋梁の次に向かったのは、通い慣れた、仙山線の八ツ森駅と奥新川駅の間です。

 もうお彼岸というのに、このあたりではまだ一面の雪景色で、奥新川駅に通じる道も残雪で通行に注意が必要でした。

 雪景色の中を最初にやって来たのは下りの普通電車で、3両ユニットの新旧塗装がつながっています。


 次は下り貨物ですが、新川川の橋梁がこの時間では逆光になっていました。


 折角の ED78 の重連ですが、貨物が無く、重連回送といったところです。


 後ろの貨物が無いので、後追いで撮っても機関車の顔が拝めました。


 反対方向から上りの普通電車が来ましたが、455系新塗装の3連で、この塗装は雪景色には全く映えません。


 前年から客車列車が無くなり、DC急行も無くなって、仙山線の撮影も面白く無くなって来ました。


 ここでは3本撮影しただけで、本日3ヵ所目の撮影地へと移動を開始しました。

2020年8月23日日曜日

 南東北 1日旅-1 1986.3.21

 春分の日の前夜に出発し、1日で南東北の3ヵ所を巡る撮影旅を行いました。

 最初の目的地は、東北本線の豊原駅と白坂駅の間の黒川橋梁で、丁度栃木県と福島県の県境になります。

 上りの寝台特急を撮るのが目的ですが、この時期ではまだ日の出は遅く、薄暗い中を下りの普通電車が通過して行きました。


 次は上りの貨物列車ですが、画面が暗いので架線柱を避けて撮るのに苦労します。


 この場所からは、下り貨物は後追いになってしまいます。


 目的の 特急あけぼの6号 がやって来ました。


 引いて撮ると、編成全体が丁度鉄橋上に収まってくれます。


 次の上り普通電車ですが、橋梁の右の方では何やらメンテナンス工事をやっていました。


今度の下りの普通列車は583系の改造で、 塗装を特急時代とは変えたので、車体のずんぐりさが強調されています。


 下り貨物は、樹木の隙間から先頭の機関車を撮影できました。


 一旦隠れてから姿を現わしますが、はるか向こうには新幹線の高架橋が見えます。


 次が本命の 特急はくつる です。


 後ろ姿も、樹木の隙間から撮影出来ました。


 これで目的が終了し、本日2か所目の撮影地に向けて移動を開始しました。