小樽築港機関区

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2025年11月15日土曜日

 庭園鉄道建設記-7

  今回は線路の敷設に着手しました。

 庭園鉄道は屋外に線路を放置するので、線路の真鍮が変色してきますが、連結部のジョイントも次第に通電不良が生じる可能性があります。

 そこでジョイント部分にはレールに通電用のボンドをはんだ付けしておきますが、敷設してからの作業を減らすため、ある程度の長さを事前にユニットとして組んでおきました。


 分岐器が連続する部分をユニットとします。


 レールの外側の側面に、平行コードから取り出した電線をはんだ付けしました。


 枕木同士も樹脂製のパーツで連結します。

 直線レールも同様にユニットを製作しました。


 この頃に、引っ越しの際に友人宅に預けてあった車両、線路、その他のパーツを引き取りに行き、設置していた物置に収納しました。


 作業用の工具等と共に収まっており、これ以外の車両は一緒に引っ越したので、今は室内に保管してあります。

 棚に入りきらないトラス橋と駅は、倉庫の上に積みました。


 ユニットができたので、線路を敷設してみます。


 レベル調整用のスペーサーを必要部分に設置しました。


 この段階でのヤード部分です。


 線路の固定が終わったところに、砂利を撒いてみました。


 線路間には大きい砂利を撒き、その後隙間を少しずつ埋めて行きます。


 徐々に砂利の大きさを小さくしていきますが、まだスケール的には大きすぎ、より小さいものは敷設の区切りがついてからとしました。


 ここまで来ると、なんとなく雰囲気がわかるようになってきます。


 しばらくこの作業が続きますが、今回はここまでです。


2025年11月5日水曜日

 庭園鉄道建設記-6

  今度は東側の路盤工事に着手しました。

 まず、人工木材をカットしベース板を延長します。


 そして、掘削部分を確認しました。


 続いて掘削の開始です。


 ブロック1個分を掘り、敷砂利を突き固めました。

 ブロックを置き、レンガを積みます。


 高さのわかる方向から見ると、ほぼ人工木材のレベルと揃っています。


 掘削をすると芝をカットすることになるので、先に施工した東側の法面に貼り付けました。


 間も無く日が暮れて、きれいな夕焼けになりました。


 翌日も西側を続けて施工します。


 溝掘りをしまして、


 敷砂利を突き固めてブロックを並べました。

 レンガを積んで行きます。


 所定の勾配になっているか、角度計付きの水平器で確認しました。


 概ね計画通りの勾配になり、一安心です。


 ヤードから接続するカーブの工事がひと区切りついたので、次回は線路の方に着手します。


2025年10月25日土曜日

 庭園鉄道建設記-5

  ここからはヤードの先の曲線部分の路盤の工事に取り掛かります。

 定木を置いてみて、線路の位置を確認しながらスプレー塗料を使い地面にマーキンしました。


 定木を外すと路盤の位置が示されています。


 東側のカーブも描いてみました。


 こちら側は土やクローバーの上にスプレーしたので頼りなげです。


 先に東側から掘削を始めました。


 細長い溝掘りになります。


 路盤は凍結深度以下まで掘る必要があるので、その作業のために溝掘りスコップを購入しました。


 所定の深さまで掘ったら、砕石を入れます。


 砕石は事前に必要量を計算し、搬入しておきました。


 敷き込んだ砕石はタンパーを使って転圧し、所定の厚さとします。


 次に転圧した砕石の上に、路盤の基礎となるコンクリートブロックを置きました。


 ブロックの上に定木を置いてみて、ブロックの並べる角度を確認します。


 レベルを調整・確認して、周りを埋め戻しました。


ブロックの上には嵩上げのためレンガを積みます。


 この時点で水平器(角度が測れる)を使い、ある程度正確な勾配になっていることを確認しました。


 追加購入したレンガをさらに積み、レンガの周囲を埋めて行きます。


 法面が崩れないように、とりあえず砕石で押さえておきました。


 東側の施工はここまでとして、次回は西側に取り掛かります。


2025年10月15日水曜日

 庭園鉄道建設記-4

  前回までの作業のあと、駅とヤード部分の路盤づくりを続けます。

 反対側(東側)の作業が進みました。


 上の写真の左側2線が駅で、右側2線がヤードになります。

 反対側から見るとこうなりました。


 仕上がったときには車両の収納に使う物置が届いたので、テラスの上に据え付けます。


 当面は線路や線路敷設のための道具入れですね。

 この先は線路の路盤を作るのですが、曲線部分は半径1195mmのレーマンのR3を使用します。

 そのためには定木が必要なので、大工さんにベニヤ板で作成してもらいました。


 半円状のものが2枚です。

 組み合わせるときちんと正円になり、大工さんの腕は確かでした。


 これをヤードの端部に置いてみて、どんな様子か確認します。


 もう1枚を反対側に。


 何となくイメージができたところで、この先、いよいよ築堤の製作に入ります。


2025年10月5日日曜日

 庭園鉄道建設記-3

  駅とヤード部分に人工木材を並べて行きます。

 位置はメジャーで基準点からの水平距離で確認し、路盤のレベルについては水平器を使用して設置を始めました。


 人工木材が2枚連続する部分には、アルミアングルを使用して一体化を図ります。


 分岐器のカーブ部分等についてはアングルでの連結ができませんので、角度を測りながら位置決めをしました。


 この時点での全体の様子です。


 並べ終わったら、隙間を砕石で動かないように固定しました。


 この時は板の裏側には空洞が多くありますので、そこに砕石(細かいものを選別)を押し込むのに苦労しました。


 板の無い部分については直接砕石の上に線路が乗ることになるので、その部分はレベルに注意しながら敷き詰めていきます。


 反対側の分岐部方向はまだ手付かずです。


 簡単に記入しましたが、これだけの長さを水平を出しながら、さらに枕木方向のレベル出しをしながら並べるのに思った以上に苦労しました。

 この先も同じ作業が続きます。