二月の寒い日に、東京で友人に会うことになり出かけた時のことです。
この日は雪混じりの雨で、傘をさしながら信濃追分駅に向かいました。
駅舎の近くにしなの鉄道の職員がいて、駅の少し先の線路上には電車が止まっています。
職員に話を聞くと、架線が凍結していて運転再開の見通しが立たないとのこと、タクシーもいないので知り合いに頼んで軽井沢駅まで送ってもらいました。
軽井沢駅の新幹線ホームにもJRの職員がいて、架線の様子を見ているとのこと、そこに下り列車が入線してきました。
大きな音を伴い、パンタの摺板から赤い火花を上げながら通過して行きます。
このあと無事にやって来た次の列車に乗り、何とか東京にたどり着きました。
友人たちとの懇談を済ませ、この日の宿泊は、翌日の所要のため新横浜のプリンスホテルとしていたのです。
このホテルは新幹線の線路際に立つ円筒形の超高層ホテルで、今回はうまい具合に線路側の部屋になりました。
翌朝も曇り空でしたが、出発までの時間、眼下の新幹線を撮影します。
遠くは霞んでいますが、短い間隔で次々とやって来ました。
残念ながらガラスに反射して、室内が写り込んでしまいます。
もう少し天気が良ければと未練を残しながら、何枚か撮影してホテルをチェックアウトしました。
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