現役SLがなくなってからは、SLが線路上を煙を吐いて走るのならば、それが保存鉄道でもテーマパークでも出かけて行きました。
そんな中には、既に無くなってしまったものもあります。
栃木県のテーマパーク、ウエスタン村では2両のアメリカ製のSLが運転されていましたが、運営会社が倒産してパークは2006年に閉鎖されてしまいました。
当日撮影した順に紹介しますと、まず目についたのが出番前に庫の外で整備されていた バージニア6 です。
ポーター製のこのロコはいかにもアメリカンというスタイルで、米国の炭鉱で働いた後、向こうのテーマパークで余生を送っていたものを1994年に輸入、翌年からこちらで活躍し始めたようです。
先輩である ワイパウ4 が老朽化してきたので、追加購入されました。
本線で活躍する姿です。
本線といっても1周700mのエンドレスのみで、ターンテーブルもなく、同じ方向に歩くより少し早い程度の速度で運転されていました。
軌間は914㎜です。
もう1両の ワイパウ4 の方ですが、先ほどの庫の前に出されていました。
こちらはボールドウィン製のサドルタンク機で、いわゆる亀の子です。
ハワイの製糖会社で働いた後、米国本土で保存されていた1897年製の古典機で、1988年からここで使用されていましたが、老朽化のためボイラーやキャブを交換し、カウキャッチャーを取り付けたので、輸入当初とはイメージが異なってしまいました。
ウエスタン村は2006年の閉園後、そのまま放置状態が続き、だんだん荒廃が進んでいるようですが、この2両の現状についての情報は知りません。
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