小樽築港機関区

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2017年4月9日日曜日

ウエスタン村の消えたSL 1999.4.2

 今回は少し趣きの異なる写真を紹介します。

 現役SLがなくなってからは、SLが線路上を煙を吐いて走るのならば、それが保存鉄道でもテーマパークでも出かけて行きました。
 そんな中には、既に無くなってしまったものもあります。

 栃木県のテーマパーク、ウエスタン村では2両のアメリカ製のSLが運転されていましたが、運営会社が倒産してパークは2006年に閉鎖されてしまいました。

 当日撮影した順に紹介しますと、まず目についたのが出番前に庫の外で整備されていた バージニア6 です。




 ポーター製のこのロコはいかにもアメリカンというスタイルで、米国の炭鉱で働いた後、向こうのテーマパークで余生を送っていたものを1994年に輸入、翌年からこちらで活躍し始めたようです。
 先輩である ワイパウ4 が老朽化してきたので、追加購入されました。

 本線で活躍する姿です。



 本線といっても1周700mのエンドレスのみで、ターンテーブルもなく、同じ方向に歩くより少し早い程度の速度で運転されていました。
 軌間は914㎜です。



 もう1両の ワイパウ4 の方ですが、先ほどの庫の前に出されていました。
 こちらはボールドウィン製のサドルタンク機で、いわゆる亀の子です。



 ハワイの製糖会社で働いた後、米国本土で保存されていた1897年製の古典機で、1988年からここで使用されていましたが、老朽化のためボイラーやキャブを交換し、カウキャッチャーを取り付けたので、輸入当初とはイメージが異なってしまいました。



 ウエスタン村は2006年の閉園後、そのまま放置状態が続き、だんだん荒廃が進んでいるようですが、この2両の現状についての情報は知りません。



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2017年4月6日木曜日

布原信号所での3日間(3日目)そして木次線と芸備線 1969.8.21

 布原通いの3日目、信号所に降り立った我々に、「今日は三重連があるよ」といつもの係員から声をかけられホッとしたものでした。

 何本かを撮影後、三重連の時間が近づいたので鉄橋を渡り、カメラを構えました。

 線路のアウト側、順光側からの写真が有名かつ一般的なのですが、アウトカーブのため3両目の姿が見えにくいので、あえてインカーブの逆光側から3両のD51の姿を狙いました。

2492レ

 この後は連日のごとく河原へ降りての撮影です。

単494レ

492レ

 逆光、シルエットが好きですね。

 見上げると小山の上にお社が見えます。
 上ってみるとトンネルの出口や信号所を見下ろすことができ、下り勾配ですが、面白いアングルなのでここから撮影してみました。

921レ

 客車列車に続いて、逆向き重連後補機付の貨物列車が来ましたが、長すぎて、後補機はトンネル内に隠れてしまいました。


469レ

 今度はC58の逆向き後補機付です。

891レ

 丁度良い長さで、1枚に収まってくれました。

 3日目はこれで切り上げ、広島駅へと向かいました。

 芸備線で向かうと、途中の木次線の接続駅である備後落合駅で、木次線のC56牽引の貨物列車が撮影できます。

 乗り継ぎの都合から、駅近くで撮れる場所を探しました。


 備後落合駅では芸備線のC58が多数待機している姿が見られました。


 この次の列車で広島駅を目指し、明日は呉線を撮影する予定です。



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2017年4月4日火曜日

布原信号所での3日間(2日目) 1969.8.20

 この日も新見駅から、布原停車のDCでやって来ました(新見駅の時刻表の備考欄に「布原停車」と表示されています)。

 降りたとたんに、昨日と同じ係員から「本日も三重連はありません」と言われてしまいました。
 この方は優しい方で、信号所内で冷えた麦茶をご馳走してくれたり、前日の補機の運用等、色々と教えてくれたのです。

 気を取り直して、撮影開始です。

 下り列車が続くので、先ずは備中神代側に向かいました。

823レ

 幻の三重連を撮影すべく、鉄橋を渡りインカーブからの構図としました。

2492レ

 次に川に降りて、足を冷やしながらの撮影としました。

単494レ


492レ(2枚共)

 涼しいので、川から離れずにまた撮影。


922レ(2枚共)

 少しは場所を変えようと、頑張って国道に上がることにしました。

 国道への小道から布原信号所を入れての撮影ができます。

921レ

 汗をかきながら辿り着いた国道から見下ろすと、谷あいに川と線路と少しばかりの民家が見られ、箱庭のような景色が広がっています。

逆後補機重連の469レ

854D

逆後補機付の891レ

 再び下に降りて、おなじみの場所で撮影です。

882レ

822レ

 新見駅に戻るためDCを待っていると、単機回送がやって来ます。

単875レ

 これを最後に新見駅に戻りましたが、明日はどうなりますやら。



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2017年4月2日日曜日

布原信号所での3日間(1日目) 1969.8.19

 この年の夏休み、3日間続けて伯備線布原信号所へ通い、暑さの中D51三重連を求めて撮影を行いました。

 最初に訪れた時よりはこの場所も撮影地として知られるようになり、信号所では撮影者のための時刻表を配布してくれました。
 それでも3日間共、我々以外には殆んど鉄はいない状況で、その後のすさまじい三脚の林立する様は想像ができませんでした。

 今回はその1日目です。

 前日夕方に新見駅に着いたのですが、新見駅で入換中の変形機を撮影したので、先ずはそれから紹介します。

十字マークに門デフ、煙突には変な火の粉止め

 翌朝信号所の短いホームに降り立つと、係員が列車通過時刻表をくれたのですが、その時に「今日は三重連は無いよ」と言われ、いきなり出鼻をくじかれました。

 気を取り直して撮影場所を定めますと、下り貨物がトンネルから飛び出して来ました。

889レ

 そしてしばらくすると、本命の、本来ならば三重連が発車して来ました。

2492レ

 今度は河原に降りて、後追いでのカットを撮影。

492レ

 信号所を越えて、備中神代駅側の順光サイドで芸備線の貨物列車を捉えます。

891レ

 再びトンネル手前の線路の下から、後補機付の貨物列車を縦アングルで。


882レ

 今度は順光側から鉄橋を渡る姿を。

494レ

 暑いので、水辺で涼を取りながらの撮影でした。



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2017年4月1日土曜日

身延線の桜 1984.4.21

 季節柄、桜の写真をご覧いただきます。

 身延線で桜を入れて撮りたいと、4月の半ば過ぎに出かけました。
 丁度この頃満開であることを何かで見かけたので、あまり天候は優れなかったのですが、休日にクルマを走らせました。 

 朝の内はまだ小雨が残り、露出が上がらない中で何カットかを撮り、内船駅と甲斐大島駅の間の桜のポイントではようやく明るくなってきました。

4713M

 続いて塩之沢駅へ向かいましたが、この駅には多くの桜が植えられており、丁度満開の見頃を迎えていました。

714M

 続いて、見延カラーの各停が到着しました。


631M

 もう1本、今度は上りの各停です。


628M

 駅での撮影を切り上げ戻ることとし、再び内船駅と甲斐大島駅の間にて列車の通過を待ちました。

628M

 上りの各停に続き、下りの急行がやって来ました。

4715M

 撮影を終えて帰路につきましたが、途中で下り各停とすれ違うので、芝川駅と稲子駅の間で迎え撃ちます。

633M

 最後のカットには桜はありません。
 まさしく帰りがけの駄賃でした。



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