小樽築港機関区

小樽築港機関区

2017年3月18日土曜日

奥羽本線 矢立峠 1969.3.16

 大館機関区を辞して、奥羽本線の下り各駅停車の乗客となり、本日の宿に近い陣場駅に降り立ちました。

 矢立峠は25‰の勾配が連続する奥羽本線北部の難所でしたが、昭和45年に勾配緩和と複線化工事が別線建設の形で竣工し、切替えられてしまいました。
 旧線は国道7号線と絡み合うように敷設されていて、現在でも各所にその遺構が残されています。

 陣場駅に到着したのが午後の遅めの時間なので、国道を歩いてまっしぐらに矢立温泉に向かいました。
 途中で上り貨物列車が転がって来たので、これを国道から安易に撮影します。

津軽湯の沢-陣場 2098レ

 本務機の次位には回送のC11が連結されていました。
 国道を行く車も少なく、歩くのに支障がありません。

 本日の宿、矢立温泉は線路の鉄橋の下にあり、見上げれば轟音を響かせながら貨物列車が通過して行きます。

陣場-津軽湯の沢 695レ本務機

同上後補機

 薄暗くなってきたのですが、折角宿の上に線路があるので、カメラ片手にお手軽に撮影に向かいました。

 急行きたぐに の通過です。
 優等列車なので、本務機はDF50が充当されています。

501レ急行きたぐに

 しかしながら後補機はD51が担当して、盛大に煙を上げて驀進してきました。

501レ後補機

 上りの寝台特急日本海 が来るので、トンネルからの飛び出しを狙って通過を待ちました。
 こちらはDD51の単機牽引です。


 いよいよ暗くなった中、普通客車列車を牽いてC61がやって来ましたが、もう露出が限界で、動体ブレも生じています。

833レ

 頭上を轟音を上げて通過する列車の音はこれ以上ない子守歌に聞こえ、温泉で冷えた体を温めて熟睡したのです。



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2017年3月16日木曜日

磐越西線 更科信号所 1983.5.3

 磐越西線はかなり変則的な路線で、会津若松駅で線路の向きが変わり、また郡山駅から喜多方駅までは電化されていて、使用車両が東と西で異なっています。

 電化は1967年とローカル線にしては比較的早い時期に行われたので、この区間をSLが現役で走っているのは残念ながら見ていません。

 ここではED77というマイナーな機関車が使用されており、鉄道的にも面白い線形をしているので、何度も撮影に訪れています。
  以前に少し紹介した中山宿駅も魅力的ですが、今回は更科信号所の周辺をご覧ください。

 更科信号所は翁島駅と磐梯町駅約10kmのほぼ中間の、会津盆地から翁島駅まで連続25‰の勾配の途中にあり、バックには磐梯山が特徴ある姿を見せています。

 まずは翁島駅からの途中で客車列車を撮影ですが、この線は各駅停車が客車列車なのでED77の姿を多く撮影できます。

更科(信)-翁島 1227レ

 更科信号所に到着し、貨物列車の交換を撮影します。

更科信号所

 貨物列車は重連牽引なので、貨物同士の交換では4両のED77が揃います。

 続いて信号所の近くでカメラを構えます。

磐梯町-更科(信)2204Mばんだい4号

 更科信号所は大きな築堤の上にあるので、少し離れると見上げるアングルになります。

更科信号所 下り貨

 さらにもう少し離れると、磐梯町駅方向から勾配を登って来る姿を捉えられます。

磐梯町-更科(信)1224レ

更科(信)-磐梯町 211D

 この辺りは線形が大きなS字を描いていて、少し位置を変えるだけで異なる風景を撮影できるので翁島駅側へ移動します。

更科(信)-翁島 1036Mあいづ

 ここでは磐梯山の姿を入れられます。

翁島-更科(信) 1229レ

 この近くには磐越自動車道ができたので少々様子が変わってしまいましたが、今でも似たようなアングルで撮れそうです。

更科(信)-翁島 214D

 更科信号所での撮影記録については、この後も訪れていますので、また改めてご紹介します。



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2017年3月14日火曜日

大館機関区 1969.3.16

 朝方の花輪線龍ヶ森駅での撮影後、向かったのは大館駅でした。

 奥羽本線の大館駅は花輪線の終着駅でもあり、またここからは小坂鉱山へ伸びる小坂精練小坂線(小坂鉄道)も接続していました。

 大館機関区は駅の北側にありますが、機関区はどこでも駅前の反対側の、言わば裏側に位置しています。

 ここには奥羽本線用の重装備のD51が多数配置されていましたが、C11や8620も在籍していました。

 先ず機関庫に向かうと、庫外に標準型のD51がいました。


 後ろの庫からは2両のD51が顔を出しています。


 大型の給炭装置の下にもD51がいます。


 続いて転車台の方へ。

 角デフ、角ドームのD51が方向転換中でした。


 続いて標準型も方向転換。


 ここのD51はテンダーにB型重油タンクを装備していますが、総じてきれいに磨き上げられています。

 入換中のC11もやって来ました。


 本線では下り貨物列車が後補機を従えて、勢いよく発車して行きました。



 こちらには標準型がロッドを下げて、良い光線の下で佇んでいます。


 今度は本線に上り貨物列車が到着しました。


 光線が悪いのですが、変な格好のD51がいました。


 角デフ、角ドームですが、デフの端部が直角です。

 この変形機を撮影して、大館機関区を後にしました。
 今夜の宿は矢立温泉です。




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2017年3月12日日曜日

花輪線 龍ヶ森駅 Part-2 1969.3.16

 昨日に引き続き、早朝の大更駅からDC列車に乗り、龍ヶ森駅で降り立ちました。

 やはり同様に、交換の後補機付の客車列車を見送ります。

ドレーンで本務機が雲隠れ:1922レ

この後補機が三重連の先頭に立つ

 昨日よりも天気が良くありません。

 三重連の時間が近づいたので岩手松尾駅側に下って行きます。
 今回はカーブの内側で土手の下から、見上げるアングルでの撮影としました。

前森山は煙でお隠れ:963レ



 先頭がパイプ煙突の上、煙の吹上があまりよろしくありません。

 上りの客車列車を撮影のため、昨日同様国道を赤坂田駅方向に歩き、花輪線のトンネルを越えましたが、こんどは道路から下に降りて線路際から狙いました。

彼方から姿を現した1926レ



 カラーでも撮ったのですが、モノクロとあまり差が無いようです。

形式入ナンバー、化粧煙突の美しい88620

 龍ヶ森駅での撮影をこれで切り上げ、花輪線のDC列車の乗客となり、終着の大館駅へと向かいました。



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2017年3月11日土曜日

花輪線 龍ヶ森駅 1969.3.15

 花輪線の龍ヶ森駅は8620形式の三重連が走ることで有名で、三重連以外にも重連や後補機付、更に後補機重連付まであり、楽しめる路線でした。

 龍ヶ森はかつては信号所でしたが1961年に駅に格上げされ、駅近くのスキー場への利用客のためのスキー臨も客車列車で運行されていました。
 また、駅構内にはオハ31系を利用したヒュッテもあり、賑わいをみせた時期もあったのです。

 宿泊地の大更駅から朝の下りDC列車に乗ると、龍ヶ森駅で逆向き後補機付の客車列車と交換します。

眩しい逆光の中、天気は良さそう:1922レ

 最初の撮影がいきなり1日1本の三重連になります。
 岩手松尾駅方面へ勾配を下り、アウトカーブに撮影ポジションを取りました。



963レ

 駅に戻り、上り客車列車を撮影するのに赤坂田駅方面へ国道を歩き、トンネルの上辺りでやって来るのを待ちます。

客レは軽いので、単機牽引:1926レ

 撮影後は駅に戻りひと休み。
 駅にはストーブが燃えていて、冷えた体を温めてくれます。

 次の上り貨物列車の時間が近づいたので、再び国道を歩きますが、先ほどよりもう少し先まで行ってみました。

 今度は逆向き後補機付です。

後ろからの風で煙が立ち上がった

962レ

 上り列車の補機は常に後ろ向きで連結されています。

 次の列車はDCですので、駅でヒュッテとなっているオハ31系と一緒にカラーで撮影。

青色ツートンが客車代用のヒュッテ

 蒸機列車の交換は龍ヶ森駅では無いので、駅で休みながら時間が来ると登って来る方向へ歩いて行けば良いので、ファンにとっては最高の駅です。

 次は前部重連なので、岩手松尾駅側の今度はインカーブで構えました。

この後はシャッタームラを起こした:965レ

 本日最高の好天でしたが、この後の連続撮影はシャッタームラが出てしまい残念な思いをしました。

 続いて下り貨物列車が来ましたが、珍しく単機牽引です。

単機なので編成は短かい

 この頃までは良く晴れて、前森山の姿が鮮明に描写できました。

 花輪線にも優等列車が運転されているので、一応カラーで記録しておきました。
 確か、急行よねしろ でしょう。


 この後は次第に天気が悪くなり、上り列車の撮影に駅上の国道をトンネルの向こう側まで歩くのが嫌になり、駅での撮影でお茶を濁していました。

折角の後補機重連ですが:966レ

 下り列車は駅からさほど歩かなくても撮影できるので、後補機重連の貨物列車を撮るべく、雪の降る中を出て行きました。

後補機が霞んでいる:967レ

 また上りの後補機重連貨物列車の時間になりましたが、ますます雪がひどくなり、ホームに出るのが精一杯です。

968レ

 これにて龍ヶ森駅を後にし昨日と同じ宿に向かいましたが、大更駅で下りの客車列車がやって来たので、今度は松尾鉱業鉄道の線路側から撮影。

1939レ

 明朝も龍ヶ森駅を目指します。


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