小樽築港機関区

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2019年10月13日日曜日

 再び山線での ニセコ の撮影 1990.3.30

 北海道でのSL撮影旅行も終わりに近づき、再び山線の C62重連ニセコ の撮影を試みました。

 山線は既に千歳線経由に主力の座を奪われており、本線という割には列車本数が少なく、撮影効率はよろしくありません。

 銀山駅で降り、然別駅方向に進み、撮影ポイントを探します。

 最初の被写体は、上りの普通列車を牽引する D51 で、良い煙を上げながら近づいて来ました。


 雪の壁に体を寄せての撮影です。


 次はいよいよ C62重連 ニセコ の登場なので、頃合いの山裾を登り、場所を定めて到着を待ちました。

 絶好の好天の下、遠くからドラフトの連続音が聞こえてきて、眼下に姿を現わしました。


 ところが何としたことか、前補機には D51 が付いていて、その上、煙で本務機の姿が隠れてしまいました。


 がっかりしながら銀山駅に引き上げますが、下りの客車列車が来るので、雪の壁をよじ登り、通過を待ちます。


 銀山駅から乗車する下り列車は、ナメクジが牽引してきました。


 長万部駅を発車する ニセコ を撮影するのですが、それまでの間、駅の周辺をうろついていると、DD51 を先頭にした貨物列車がやって来ました。


 特急北斗 も通過して行きます。


 4桁ナンバーの 9600 が入換する姿を撮影するうちに、急行ニセコ3号 の発車時間になりました。


 当然ながら先頭に立つのは D51 ですが、ドレーンを切り続けるので本務機が隠れて、まるで D51 牽引の普通列車のようです。


 後追いで撮って、ようやく C622 のツバメマークが写り、ニセコ であることが分かります。


 というわけで、この日は運に見放された一日でした。

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