小樽築港機関区

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2019年10月2日水曜日

 宗谷本線の 塩狩峠 越え 1970.3.28

 旭川の北に位置する塩狩峠は、宗谷本線で最も急勾配の連続する峠で、かなり早い時期に DD51 が補機として配属されていました。

 再び夜行列車で一夜明かして、旭川駅に到着すると、反対側のホームの向こう側に D51 の姿がありました。


 旭川駅から各停のDCに乗り、塩狩駅を目指します。

 この駅のすぐ南、蘭留駅側がサミットになっていてトンネルは無く、こちら側はカーブが続くので撮影ポイントを探して歩き始めました。

 ところが線路の両側にはラッセルした雪が積まれ、離れて撮ると足回りが隠れてしまいます。


 最初に来たのは上り貨物で、ナメクジが音も無く勾配を下って来ました。

 次は下り貨物なので、盛大な煙を期待したのですが、軽く白煙を上げながら、またしてもナメクジが近づいて来ます。


 当然ながら、最後尾では DD51 が轟音を上げながら押上げて行きます。


 C55 牽引の客車列車がカーブを回り込んできましたが、これまた大した迫力が有りません。


 この程度の荷ならば、DD51 が押すだけで十分で、C55 は殆んど軽く流す程度のように見えます。


 和寒駅から折り返して、DD51 が単機回送で引き返してきました。


 次の貨物列車はさすがに重いようで、本務機の D51 も頑張って煙を吹き上げて来ました。


 塩狩駅を44年後の2014年に再訪しましたが、自動化が進み、ご多分に漏れず無人駅になっていました。


 このあとは上りの C55 牽引の客レを撮影のため、和寒駅に移動します。

 峠に向かって歩きましたが、雪に阻まれて線路に近づけず、築堤の下から見上げての撮影となってしまいました。

  牽引機は C551 で、補機が付かないので力強く登って行きました。


 この日はこれで札幌駅に向かい、まだ時間があったので市内をうろつきました。


 たかが市電と、撮影場所の記録もせずに撮っています。


 本日は、ようやく布団の上で寝ることができました。

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