その煙がなくなり、ローカル単線へも興味が生じてきた1970年代の最後、その上12月という時期に訪問した身延線の記録です。
国道52号線を北上して行くと、十島駅の先で富士川第1発電所をバックにした撮影ポイントがあります。
冬晴れ、順光の中を旧型国電の各駅停車が通過して行きます。
626M |
富士川を渡り、線路端の道を北上、寄畑駅の先の線路を見下ろす脇道へと入って行きました。
狭い木々の隙間からの撮影で、ここからは列車の側面は逆光になりますが、バックに富士川の広い河原が大きく入ります。
最初に来たのは、旧国の下り列車です。
631M |
続いて上りの急行、富士川4号が通過。
714M富士川4号 |
次にやって来る貨物列車を迎え撃つべく、内船駅の先で撮影場所を探したのですが、開けたところが見つからず、線路端から何とか捉えたのがこの1枚です。
662レ |
いつも見慣れていたEF15ですが、私のアルバムには殆んど記録として残っていません。
内船駅での停車時間を利用して寄畑駅側へ先回りして、今度はまともなアングルで撮影できました。
662レ |
再び北上を続け、身延駅を通過、塩之沢駅を過ぎて波高島駅の手前の、富士川の支流を渡る鉄橋まで来ました。
道路からの安直な撮影ですが、今は道路線形が変わってしまったようです。
476M富士川6号 |
塩之沢駅方向へ戻り、撮影地を探します。
辛うじて引きの取れるところを見つけ、スタンバイしているとEF15の上り単機がやって来ました。
5680レ |
続いて上りの旧国のお出まし。
630M |
この後少し北上し、波高島駅と下部駅の間の川を絡められるポイントにて列車を待ちました。
冬の短い陽射しが傾いてきた中を、下りの旧国電車が通過して行きました。
633M |
この撮影の後、身延線を訪れた時には、既に旧型国電は廃止されていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿