小樽築港機関区

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2017年3月23日木曜日

羽越本線のC57とD51 1969.3.18

 新津駅から秋田駅まで結ぶ羽越本線は延長270km余りに及ぶ路線で、日本海側の主要幹線としてSL時代から多数の列車が設定されていました。

 海沿いを走る風光明媚な路線で笹川流れが特に有名でしたが、今回は府屋駅から勝木駅の間での撮影でした。

 しかしながら平坦な路線なので、客車列車はC57、貨物はD51という国鉄亜幹線輸送の見本のようで、被写体としては魅力に欠けていました。

 府屋駅に降り立ち、上りの貨物列車から撮影開始です。


 日本海からの風の中、ドレーンと煙で姿を隠しながら発車して行きました。

 勝木駅まで線路際と国道7号線を歩きながら撮影地を探して行くのですが、最初のトンネルを越えたところに小さな船着き場と岩山があり、先ずは国道を越えた小高いところにポジションを決めます。

 C57牽引の客車列車がトンネルから飛び出してきました。


 カラーでも撮ったのですが、次位に変なものをぶら下げています。


 海側に降りて、次々にやって来る列車を少しずつ場所を変えながら撮影します。



 さすがに幹線だけあって次々に長大編成の列車がやって来て、単線なのに列車密度は相当なものです。



 DD51牽引の荷物列車もやって来たので、一応記録しておきます。


 そして急行DCも一応撮影。


 この先は長いトンネルになるので、山越えをして勝木駅側に向かいます。
 この頃は国道7号線も現在とは違い、あまり撮影の邪魔にはなりませんでした。

 勝木駅方向からの下り貨物列車が、海からの横風を受けながらやって来ました。


 後方の鉾立岩は今でも健在のようです。

 線路のレベルまで降りて、やって来る列車の撮影をします。


 下り貨物列車は勝木駅を通過のためか、惰行運転でやって来ました。



 トンネルの左側に旧線のトンネルが見られますが、この後電化されたときに、再度山側に長大トンネルが建設されたので、この時使用されていたトンネルは短命だったようです。


 上のカットの撮影で手持ちのモノクロフィルムが尽きてしまい、あとはネガカラーのみとなってしまったのです。

 この線にもDD51が進出し始めた頃で、客車列車を牽引してきました。


 少し陽が傾いたので、やって来たC57と一緒に撮ってみました。


 これで4日間の撮影旅行を終え、帰京しました。




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