小樽築港機関区

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2022年7月2日土曜日

 生野銀山と明延鉱山(その2) 2018.4.23

  明延鉱山の車両を見た後、かつて鉱山と線路で結ばれていた神子畑選鉱場に向かいました。

 ここは観光施設として整備され、見学自由で駐車場も十分用意されています。

 施設よりも先に、道路側に保存されている車両の方に目が行きました。


 機関車、客車、貨車と、一通り揃えられています。


 上屋付きで、保存状態も非常に優れていました。


 山側に目を転じると、巨大な神子畑選鉱場の遺構が目につきます。


 この選鉱場と、先ほど見た明延鉱山の位置関係が、車両のそばに掲示されていました。


 選鉱場へは立ち入れませんが、見上げるだけでも大迫力です。


 選鉱場の一番明延鉱山寄りの位置に、急勾配のインクラインがありました。


 選鉱場の説明板が設置され、詳しく説明されているのですが、この説明板だけは経年劣化が進んでいます。


 手前の広場部分は綺麗に整備されているのですが、一部の線路が残されていて、トロッコのターンテーブルと思しき跡がありました。


 さらに別の場所には、4線軌条と分岐器が。


 インクラインの延長上にも、線路が残されています。


 インクラインの反対側には、円形の構造物が残されていました。


 円柱やその接合部等、昔の技術の高さを現わしています。


 上の方にも、面白そうなのが残されていますが、近寄ることができません。


近くから見ると荒廃が進んでいて、いつまでもつのか、心配です。


 この場所に来るまで、こんなに立派なものが残されているとは知らず、土木建築遺産としてもっと保存・活用されればよいのにと思いました。


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